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2008年1月14日 (月)

キャメルの紙ジャケCD発売!!

20080114_1 写真わ先月発売になった、キャメルの紙ジャケCD11枚。「ダスト&ドリームス」以降から「ア・ノッド・アンド・ア・ウィンク」までの「再結成キャメル」のスタジオ作品4枚と、「キャメル・オン・ザ・ロード」シリーズを含むライヴのアーカイヴもの7枚です。全作品がもともとCDでオリジナル発売されていたモノなので、紙ジャケ化わちょっと「???」なシロモノではありますが(笑)、2007年最新リマスターが施されているコトもあり、まずは素直に紙ジャケ化を喜びましょー!!

ともべ、昨年末にこのCDを入手して、年末年始を越えてこの1週間ぐらいわほっとんど「キャメル漬け」(笑)でした。CD11枚ぜーんぶ聴いたぞ。(とわいっても、もともとのCDもぜーんぶ持っていたので、再度「聴き直し」でわありますが...)この時期のキャメルも捨てたモンじゃないなー...って認識を新たにした次第です。なんてったって、アンディー・ラティマーの「究極の泣きのギター」があるんですからっ!!もーこのヒトわ天才ですネ。プログレ界ではピンク・フロイドのデイヴ・ギルモアと並んでの「2大、泣きのギタリスト」みたいに言われているよーなんですが、ギルモアのギターって、基本は「どブルース」(笑)。イージー・リスニング的な美しいメロディーを泣きのギターでってなると、もーアンディー・ラティマーが唯一の「孤高のギタリスト」なのですネ。大好きっ!!

20080114_2まずは、「ダスト&ドリームス」、「ハーバー・オヴ・ティアーズ」、「ラージャーズ」、「ア・ノッド・アンド・ア・ウィンク」のスタジオ4作品なのですが、作品的にはどれも優れているながら、この「再結成キャメル」の最大のウィーク・ポイントは「ポップなキャッチーさの欠如」にあると思いました。もともと、1970年代から80年代のキャメル全盛期のころは、プログレッシヴな音楽を志向するラティマー側と、ポップな売れ線志向をバンドに強要するDECCAレーベルとの間に限りない抗争と軋轢があったと日本語ライナーにもあります。でもこの両者の綱引きが結果的に「良いサウンド」を生み出していたように思います。

当時ラティマー自身はDECCAレーベルが強要するポップ路線を「忌み嫌っていた」ようですが、でもこれもある程度円熟した音楽を創造するためには大切な要素だと思いました。だからDECCAの圧力から完全に逃れて制作されたこの4作品は、極めて「ラディマーの私的音楽」の印象が強いです。つまり、制作者の心情に深く入り込み過ぎていて、「音楽的な客観性にはやや欠ける」印象があります。音楽的なレベルの高さはさることながら、やっぱ「ファン層を大きく拡大する」には、ちょっと難しい方向性の音楽だとは思いますね~...。(特にともべ個人的には、「ハーバー・オヴ・ティアーズ」のあのド暗さはど~もなぁ~...(笑))

20080114_3続いて、「再結成キャメル」時代のライヴ音源「ネヴァー・レット・ゴー」、「カミング・オヴ・エイジ」、「ザ・パリス・コレクション」の3作品。当時スタジオ盤の新作が出るたびにツアーを行い、そのライヴ音源を半ばブート対策でオフィシャル・リリースしたよーな形式のものです。これらはこの時期のキャメルが、ライヴ・パフォーマンスの上でいかに充実していたかを示す好作品になっています。ライヴでここまで「泣ける」ギターって、ラティマー以外にはゼッタイあり得ない。それぐらいもはや「名人芸」の領域に到達しています。さらに、どのアルバムもリズム・セクションが達人揃いで、超テクニカルなコトを楽々と演ってのけちゃうよーなカンジ。正に「ご立派っ!!」(笑)。

さらに、3枚のライヴ・アルバムとも、前半が昔の名曲シリーズで、後半が当時の新作をライヴ再現する2部構成です。ともべ個人的には(まーキャメル・ファンならみんなそーだとわ思いますが...)、懐かしい名曲を演っている前半がお気に入り。しかも3枚とも、あの「リモート・ロマンス」からの超名曲「アイス」を演ってくれているっ!!この曲の時代時代のニュアンスの違いを聴き比べるのも、また興味の1つかも知れないデスね。ちなみにともべの印象では、時代を経るに従ってアンディーのギターの音色は「枯れた」色合いが増していき、さらに「泣き」の要素も強烈になっていく感じがしました。なんかもー「ギターを通じて悟りました(合掌)」ってなカンジ(笑)。「泣きのギターの名曲」を語るんであれば、ともべのバヤイ「哀愁のヨーロッパ」でも「パリの散歩道」でもなく、決定版は文句なしにこの「アイス」なのデスね。

20080114_4最後に、キャメルの1970年代から80年代のライヴ・アーカイヴ音源を収録した「キャメル・オン・ザ・ロード」シリーズの4枚。今回のリリースの中では、キャメル・ファンにとって文句なしに一番の目玉だろーと思います。なんてたって故ピーター・バーデンス時代の音源が2枚も入っているのですから。さらにビックリしたのは、キャメルがMCAからデビューする前の1972年の時点で、「レディー・ファンタジー」や「ホワイト・ライダー」といった名曲が完パケに完成されているコト。(ちなみに「ホワイト・ライダー」のイントロのギターは、ともべが好きなキャメルのギター・ソロの5本の指に入る...)あと今回のリリースでともべ的にナンバー・ワンなのは、「ゴッズ・オヴ・ライト」に収められている「スノーグース」のBBCライヴ音源。コレ聴いてるともー「現世に思い残すことわ何もなくなる」(笑)。それっくらい名演。(エンディングでのシンセがちょっと弱いケドね...)

あとわ、80年代のライヴが2枚。「ヌード」時代と「シングル・ファクター」時代のツアーの音源です。まーコッチは、悪くはないけれどもメンバーが「寄せ集め的」なので、いくらか散漫な印象もしますネ。「レディー・ファンタジー」も演っていないし...。(くどいよーですが、決して悪くはないです。念のため。)「レディー・ファンタジー」って言えば、今回のライヴ音源のCD全体で、この曲のニュアンスの違いを比較するのも面白いカモしれない。(まー、ファンわ無意識にしてるでしょーケド...)。でもやっぱ、バーデンス時代の演奏にトドメを差しちゃうのが、悲しいファン心理なんですけどネ。(笑)

...てなワケで、今回のキャメルの紙ジャケCD化、現在闘病生活中のアンディー・ラティマー(大の親日家らしいですっ!!)も、喜んでくれてると良いなーと思います。あとわいつもくどいよーですが、DECCA時代の「雨のシルエット」から「プレッシャー・ポイント」までを、早く紙ジャケ化してほしーっ!!!!

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コメント

ともちゃん、こんにちわ。
今日は偶然休日出勤で会社で作業しながらキャメルの「ブレスレス」「リモートロマンス」「ヌード」を聴いてまーす。久しぶりに聞いた「リモート・ロマンス」のヤン・シェルハースとキット・ワトキンスのシンセのかけ合いに萌えますな。
それにしてもPC社でも扱っていた再結成キャメルの紙ジャケとは・・・。発売は結晶店ですか?オンザロードシリーズの時に、来日中のアンディさんに79年日本公演の”キャラヴァン・キャメル”の音源はないんですか?って直で聞いた事を思い出しました。当時ライブの一部がFMで流れていたからあると思ったらアンディさんの手元にはないんだって。デイブ・シンクレアのファズオルガンが唸る「ネヴァー・レット・ゴー」また聴きたいなぁ。

投稿: かっしー | 2008年2月 3日 (日) 17時14分

かっしーさん、こんにちは!!
休日出勤ご苦労様です!!

「リモート・ロマンス」なぜか、ともべ家でもいまだ定番的にしょっちゅうCDかけてます。ポップになったとはいえ、キャメルの作品群の中ではグンを抜いて出来の良い名盤だと思ってます。
とくにかっしーさんやともべにとっては、このヘンのキャメルは正に「原体験」ですしね。

>>「ブレスレス」「リモートロマンス」
>>「ヌード」を聴いてまーす。

このヘンの紙ジャケ、PC社で何とかなんないっすか??(って、レーベルが違うから無理か...)

>>発売は結晶店ですか?

い~え、ユニオンさんでわなくて、WHDさんです。
そーいえばご指摘のとおり、もともとはPC社からのリリースでしたよネ。

>>79年日本公演の”キャラヴァン・キャメ
>>ル”の音源はないんですか?

以前ブートでは出回っていたよーな記憶がありますが...ともべのCDコレクションを確認したら、持ってなかったです。代わりにワトキンス、シェルハース時代の来日公演の完全収録盤が出てきました。でも確か、音はあんま良くなかったよーに記憶しています。

ちなみに今月わ、バークレイ・ジェームス・ハーヴェストのEMI時代4枚の紙ジャケが出ますね。

でわでわ。。。

投稿: ともべ | 2008年2月 3日 (日) 23時04分

ともちゃん こんばんは。レスありがとうございます。そうか再結成キャメル紙ジャケはWHDですか。あの会社は松崎さんってVJ時代の先輩が絡んでいるのですが、今の映像の仕事先の部長さんも関係者だったことが最近わかりました。今度ポーキュパインツリーの話をしましょうなんて言われてます。。。ポーキュパインツリー聴いてないのですがダークな音楽好きからは評判いいですね。

先週はキャメルブームな私でしたが今週は日本のアイドルグループ、Perfumeにはまっています。周りの後輩からは今頃遅いですよと言われています。前から音はかっこいいなと思っていたのですが先週のCX「ショーパン」にPerfume本人たちが出ているのを見て、あまりのかわいくなさぶりに、かえって好きになってしまいました。とくにのっちが好きです。

動画投稿サイトに彼女たちのライブ映像がいっぱいありますが、踊りと口パクが可愛いです。その昔、細野晴臣氏がテクノアイドルを作ろうとして失敗したことがありましたが20数年後に、いつのまにか、そしてとても自然に実現したのだなぁって思います。彼女たちを見るとAKBとかアイドリングとか古典的なアイドルはもう時代遅れだなぁって感じたりします。

長文ごめん。久しぶりにJ-POPでいいなって思ったので。ではでは。

投稿: かっしー | 2008年2月10日 (日) 00時06分

かっしーさん、こんちわ!!
さらに長文のコメント、どーもありがとです!!

そう、キャメルはWHDさんです。昨今のエニドの紙ジャケもWHDさんでしたし、プログレ系ではケッコウいい仕事をされています。
松崎さんも絡んでいらっしゃったのデスね。ともべが良く行くガーデンシェッドさんとか、ユニオンのプログレ館さんなんかも、関係が深いらしーですね。(なんでも元ユニオンの社員さんが立ち上げた会社だとか...)

ポーキュパインツリーは、ともべもほっとんど聴いたコトがないのデスが、元ジャパンのメンバーが結成したバンドですよね??
かのロバート・フリップがライヴにゲスト参加したりなど、なんとなく音楽性が見えるようなエピソードもありますね。
海外では彼らのアルバムが何かの賞を取っていたハズですが??

で、Perfumeなのですが、さっそくググってYou Tubeの動画をいくつか見てみました。(「チョコレイト・ディスコ」とか...)
とってもキュートで可愛いのですが、サウンドの作りはモロ80年代のテクノですネ。シンセによるベースのサウンドが1つのキーになっているかと思いました。昔「高橋幸宏のソロがいい!!」って言っていた、かっしーさんの好みを垣間見る思いがしました(笑)。

>>その昔、細野晴臣氏がテクノアイドルを
>>作ろうとして失敗したことがありました

コレって、「COSMOS」ですか??(笑)
確かYAMAHAが強烈にプッシュしていたよーな...。

>>久しぶりにJ-POPでいいなって思ったので

ともべ的には、最近のJ-POPでいいなって思うモノ、あんまないですねー。どーも最近のJ-POPの「独特なカラー」に着いていけなくて...。ともべわZARDまでで止まってます(笑)

でわでわ。。。

投稿: ともべ | 2008年2月10日 (日) 23時34分

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