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2008年5月10日 (土)

エイジアのニュー・アルバム!!

20080510_1 現在来日で全国を巡業中のエイジア。このタイミングでエイジア久々の(オリジナル・メンバーとしては正に25年ぶりの!!)スタジオ録音ニュー・アルバムをレビューしてみたいと思いまふ。タイトルわ「フェニックス」。(写真①)今まで通りのお約束で「A~A」でないのが、チトさびしい...。(笑)なーんか前評判も上々で、「これぞエイジアだっ!!」なーんて歓喜の声もチラホラと聞こえてきたりとか...「ホントかしら~ん??」と半信半疑で、ニュー・アルバムを手にしたともべなのでした。

アルバムを通しで一聴した感想わ、「似て非なるもの」を聴かされた、そーんな印象。「な~んか、違わなぁ~い??」なんてカンジ。ざっくりとした印象としてわ、エイジアのニュー・アルバムとゆーよりも、ジョン・ウェットンをソロ・アルバムに近い。ちょうど同じよーな体験をした記憶が、まざまざと甦ってきました。あれわ忘れもしない1989年の、アンダーソン・ブラッフォード・ウェイクマン・ハウ(以降A.B.W.H)のアルバムのリリース。名アルバム「危機」のメンバーが集結して、当時のYESに迫るサウンドを再現っ!!みたいな触れ込みだったこのA.B.W.H、音を聴いてみたらやっぱ「似て非なるもの」だった。確かに当時のメンバーはみんな集結しているのだけれど、サウンドのコンセプトが全く違っていた。今回のエイジアも、「確かに当時のメンバーなんだけどねぇ~...」みたいなカンジ。もー違和感アリアリ(笑)。

20080510_2...で、この「違和感」の原因が何であるのか??ちょっくら考えてみたい。まず全体のサウンド・イメージ。従来エイジア・サウンドといえば、とにかく「過剰まなでにかかりまくったリヴァーブ」(笑)が何よりの特徴だったワケで、それがこのニュー・アルバムにはない。カール・パーマーのドラムスもあくまでドライな音処理で、いかにも「大ホールで演ってますっ!!(笑)」みたいな印象わ皆無。これでわエイジア・サウンドらしくは聴こえないよネ。

さらに決定的なのが、スティーヴ・ハウのギター・プレイ。イエスにしても、エイジアにしても、その全盛期のサウンドを大きく決定付けているのは、実はハウが奏でるギターのラインなのだ。ちょうどリード・ボーカルに対する対旋律的なアプローチで、「主メロが鳴っていようがいまいが、終始メロディー・ラインを取り続ける(笑)」一見アンサンブル無視のアプローチが、実わ音楽に超宇宙的な空間を与えていた。それがハウもトシを取ったのか(どーでもいいけど、このヒトいまだに菜食主義者だよ、きっと...だってガリガリだもん...肉、喰えばいーのに...(笑))、アンサンブル重視のプレイで、ボーカルが鳴っているトコロではギターが一切、切り込んで来ない。でもこの「複合旋律」がなかったら、やっぱエイジアらしくわ聴こえない。

また今回のアルバム全体に言えるのだけれど、メンバー全員、随分と自己主張が弱くなってしまったよーな気がする。今回のニュー・アルバムとの比較で例えばデビュー・アルバムを聴いてみると、前述のハウはもとより、ジェフリー・ダウンズのキーボードにしても、カール・パーマーのドラムスにしても、その自己主張ぶりがスゴイ。そんな中でなんとかアンサンブルがバランスを保っている、この「緊張感と音楽的密度の濃さ」が、「プログレ+産業ロック」の魅力だったよーに思うのデス。それが今回のニュー・アルバムでは、あくまで「全員大人なアンサンブル重視」(笑)。これがイマイチ、「ジョン・ウェットンのソロ・アルバムみたいに聴こえちゃう」理由なんだよね...。

20080510_3な~んて随分とコキ下ろしたみたいで、怒られちゃいますが...(笑)、でもアルバム全体としてわ、決して悪くはないです。特にウレシイのが、エイジア・サウンドにインストゥルメンタル重視の傾向が回帰してきたこと。「パラレル・ワールズ~ヴォーテックス~トーヤ」のメドレーでは、ナカナカ美しいインスト・パートが繰り広げられています。(予断ですが、この曲のスライド・ギターって、「原始心母」そっくりネ(笑)) そんな意味でも「古きよきプログレ回帰を狙った」感はアリアリで、オールド・ファンとしては好印象が持てますネ。あと、「アイ・ウィル・リメンバー・ユー」のような、メロディーの美しい佳歌が含まれているコトも、魅力の1つです。

さらに写真③わ、今回のニュー・アルバム発売、来日公演を記念して紙ジャケ・リリースされた、オリジナル・エイジアのライヴCD「ライヴ・イン・バッファロー」です。どっちかとゆーと、ともべ的にはコッチのほーが最近のお気に入りだったりする。1982年5月3日のニューヨーク公演を収録してあるこのCD,もともとはヴォイス・プリントからオフィシャル・ブート的に発売されていて、今回のはそのリマスター・紙ジャケ盤です。ともべわ元のヴォイス・プリント盤を所有しているのですが、ちょっと聴き比べしてみたら、ほっとんど別モノと言っていいくらい音質が良くなっています。80年代のオリジナル・エイジアはブートは多数出廻っているものの、質の高いサウンド・ボード音源はほっとんど皆無の状態なので、当時のエイジアのライヴがこれだけの高音質で聴けるこのCDわ、非常に貴重な音源資料だといえますネ。

...ってなワケで、もうすぐ東京公演も始まる今回のエイジアの来日、ともべわ行きません(笑)。(だってぇ~...セット・リストが去年と変り映えしないんだも~ん...新譜からわ2曲だけなんだよぉ~...)ちなみに5月13日(火)の東京公演は、スペシャル・メニューでデビュー・アルバムの完全再現アリとか...でもこれって、去年も演ったじゃーん!!(曲順が違うだけで...)でもなんか、またしても「満員御礼っ!!」らしい、今回のエイジアなのですネ...。

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