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2008年6月29日 (日)

アラン・ホールズワースの紙ジャケCD発売!!

20080629_1 先日の6月25日に、エレクトリック・ギター界の「神」、アラン・ホールズワースの紙ジャケCDが無事に発売になりました。今回リリースになったのわ、「I.O.U.」から「フラット・タイア」までの合計10枚。ともべ家にも、さっそく「新宿レコード」さんから届きました。

...で、今回のホールズワースのソロ作品、時代や作品傾向的に分類すると、ほぼ4つの時代に分かれると思います。

①ソロ活動初期(写真①)

・「I.O.U.」

・「メタル・ファティーグ」

1976年の「ベルベット・ダークネス」を除いて、真の初リーダー作となった「I.O.U」と続く「メタル・ファティーグ」の2作品。それまで「ギターお抱えた渡り鳥」(笑)だったホールズワースが、初めて自己のソロとしての音楽性を確立した作品群です。まだ「シンタックス」は導入されておらず、アランはエレキ・ギター1本のみ。全ソロ・キャリア中、最もロックっぽく、またプログレ寄りなのものこの時期です。

ともべ的にもアランのソロ作品わ、実はこの時期が一番好みです。ただ同時期の作品として「ロード・ゲームズ」と「I.O.U.ライヴ」があって、どちらも今回の紙ジャケ化からは外されているのがちょっと残念です。おそらく権利等の関係かと思われますが、特に「I.O.U.ライヴ」は、当時の日本公演の模様を収録した(M.C.で「おおきにっ!!」とか言ってる...(笑))名盤です。まあ、インディーズ的なレーベルから発売されていたので仕方がないのカモ知れませんが、全編ドラムがチャド・ワッカーマンで熱いプレイが繰り広げられる、ともべの愛聴盤です。

20080629_2②シンタックス導入時代(写真②)

・「アタヴァクロン」

・「サンド」

・「フラット・タイア」

当時の最新鋭であったギター・シンセ「シンタックス」を導入して、新たな世界を開拓した時代です。ちなみに「アタヴァクロン」と「サンド」は1980年代の作品。「フラット・タイア」はその後のキャリアを経て、2002年に再びシンタックスに回帰した、現在までの最新作です。

この時期のホールズワースって、まあ好き嫌いが分かれるトコロでしょーね...。ギター・シンセ「シンタックス」のサウンドはあくまで「音的にはシンセ」なので、アラン独特のスケールやハーモナイズによってギターであることを判別できる点を除けば、「ほっとんど全部の音がシンセ」。この音構成にわ、やっぱりちょっと不満。ギタリストとしてのホールズワースを聴きたいファンにとっては、特にそーだと思う。まあ、上記3作品の楽曲の中でも、ほどほどにエレキ・ギターとシンタックスのサウンドがブレンドされている曲はまだ良いのですが、「ぜーんぶシンタックス」(笑)だと、ちょっと閉口しちゃいますよネ。

20080629_3③ギターとシンタックス併用時代(写真③)

・「シークレッツ」

・「ウォーデンクリフ・タワー」

・「ハード・ハット・エリア」

1980年代のシンタックス偏重時代への反省か、1990年代に再びエレキ・ギターに回帰して、ガッチリとしたバンド・サウンドでプログレッシヴかつ充実した演奏を聴かせる時代。全くのともべの私見ではあるけれど、これがアラン・ホールズワースの音楽の「完成期」だと思っています。ある意味、頂点を極めている作品群です。エレキ・ギターとシンタックスは上手に使い分けられ、主にシンタックスによるバッキングの上にエレキ・ギターによるリードが乗る手法が取られています。正に円熟の極み...。

20080629_4④ジャズへの回帰時代

・「ナン・トゥ・スーン」

・「ザ・シックスティーン・メン・オヴ・テイン」

③でホールズワースが頂点を極めてしまった証拠として、ここでは彼の原点であるジャズに回帰しています。一旦頂点に達してしまったアーティストが次に演るのは、決まって「自己のルーツに還ること」とゆーのも、古今東西世の常識です(笑)。で、ここでの作品群は、特にリズム・セクションの総入れ替えをして、とにかくリズム・アプローチがジャズっぽいです。ある種「最もロックっぽい」初期の作品とは対極を成す作品なのですが、それでもギターが相変わらず「例の調子」(笑)なので、どー転んでもフツーのジャズにわなり得ない(笑)トコロが面白いです。

...で、ここまで見てきたアラン・ホールズワースのソロ作品、ともべ的にわ、「熱くて、クール」な音楽性が大好きなのです。ジャズ・ロックを主体としたリズム・セクションわあくまで「熱く」、でもアランのギターのスケールやハーモニーはどこまでも「クール」なのデスね。ちなみに余談をいくつか...

・ホールズワース・バンドのベースはジミー・ジョンソンがほぼパーマネント的に務めていますが、ドラムは主にゲイリー・ハズバンドとチャド・ワッカーマンが入れ替えで演っています。ともべの好み的には、チャド・ワッカーマンの両手両足バラバラに動くよーな、変幻自在のドラミングのほーが好みです。たぶんプログレ・ファンわみんなそーだと思うケド...。このヒトのドラミング・スタイル、チック・コリア・エレクトリック・バンドのデイヴ・ウィックルなんかにも似ていると思いませんか??

・いまさら言うまでもないホールズワースの「早奏き」。ともべわブラッフォード時代のBBCライヴのDVDを所有しているのデスが、見てみてビックリっ!!右手はほっとんど「ピッキングしていない」(爆)です。左手で猛烈な速さでスケールを押さえるだけで音が出ちゃっています。やっぱ「神」!!(笑)

...てなワケで、このところ「ホールズワース漬け」(笑)だったワケですが、さすがに「ちょっと飽きた」(笑)。やっぱこのヒト、基本的なカラーは一色なのでせう。「音楽を通じて表現したい世界がそんなに多岐には渡っていない」そんな印象を受けました。だから今回の作品群も時代ごとの変化こそあれ、「基本的にはどれも同じ印象」。これらのソロ作品ももちろん良いのですが、どちらかとゆーとアランが今まで在籍してきたバンド、テンペストとかソフト・マシーンとか、ゴング、UKなど、他人の音楽性・カラーの中に入ってこそ、その異色な存在感が数倍にも際立つような、そんなアーティストであると感じました。

このところ毎年来日してくれているアラン・ホールズワース。ともべも1回わ生で観てみたいなぁ~...。

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コメント

懐かしいです~。

投稿: 山中ネコ | 2008年6月29日 (日) 05時23分

山中ネコさん、こんにちは!!

ともべ的にも今回の再発で「I.O.U.」あたりは改めて聴きなおしてみて、えらい懐かしかったです。新規リマスターの良い音質で、新たな発見もいっぱいありました。
やっぱこのヒトわ「ギターの超人」ですネ。(笑)

でわでわ。。。

投稿: ともべ | 2008年6月29日 (日) 21時27分

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