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2009年7月27日 (月)

ラッシュの紙ジャケが発売になりました!!

20090726_1 写真わ先般リリースされた、ラッシュの紙ジャケCD12枚。今回リリースされたのわ、1st「閃光のラッシュ」から14th「ホールド・ユア・ファイアー」までの合計12枚です。なぜか今回のラインアップからは、2枚のライヴ・アルバムは抜け落ちています。ちょっと残念...。

そもそも今回の紙ジャケ、ホントーわ

「大人買い」(笑)

するつもりはなかった。もともとプラケのCDでも「パーマネント・ウェイブズ」1枚しか持っていなかったので、学生時代にはケッコウ聴いてはいたんだけれども、それほどコダワリはなかった。ただたまたま立ち寄ったCDショップで並んでいるのを見かけて、とりあえず「最高傑作」と言われている「西暦2112」「パーマネント・ウェィブズ」「ムービング・ピクチャー」の3枚のみを購入してみました。で、改めて聴きなおしてみると、

これがエラい良かったっ!!

そこで慌ててHMVのオンライン・ショップに残り9枚をオーダーした次第です。ラッシュを全体を聴く、イイ機会だと思ったしネ。

ただ、今回このブログでラッシュの音楽に関してあれこれ言うのは、ちょっと気が引ける気がします。と、ゆーのもある種、熱狂的なファン層(ほとんど「ラッシュ信者」に近い...)を持っているバンドだけに、ともべの浅薄な解釈では、適切な内容が書けないからです。今回初めて12枚まとめて聴いたので、まだまだ

「ラッシュ初心者」(笑)

ですから...。

20090726_2ただ12枚ぜーんぶ聴いた感想としては、ラッシュっていうとプログレ的な要素が強いイメージがあったのだけれど、ちょっと

「プログレの耳だけで聴くにはちょっとツラい...」

イメージを持ちました。例えば、ドリームシアターなんかがメタル・ファンには「プログレ」と認知されていても、純然たるプログレ・ファンの耳には

「ゼッタイにプログレには聞こえない」

のと、同じよーな感じカモ知れないデス。ラッシュの音楽に関しても、複雑な変拍子や大作志向の曲構成、哲学的な歌詞など、プログレ的要素は満載ながら、どーしても「純然たるプログレ」にわ聴こえない。

1つには、彼らが「ギター・トリオ」であるとゆーコトが、一番大きいと思います。一般的にプログレってゆーと、

花形は「キーボード」

ですから...。ともべも一応シンセ奏者なので、どっちかとゆーとキーボードがメインのプログレばっか聴いていて、だからラッシュみたいなストレートなギター・トリオの音楽って、ちょっと解釈に困る...。実際、彼らの音楽ってプログレばっかぢゃーなくって、レッド・ツェッペリンの影響も多大ですから...。ストレートなシンプルさとプログレ的な複雑さが混在しているバンドなので、聴いていてちょっと「音楽的な立ち位置」が明確に把握できなくなるのデスね。(あくまで「ともべの耳には...」と、ゆーハナシです。念のため...)

ただ、そーいったある種の「抵抗感」わあるにせよ、ラッシュの音楽を今回非常に魅力的に思ったのも、また事実です。特にニール・パートの超テクニカルかつタイトなトラミング。このドラムのリズムに身を委ねているたけで最高に気持ちが良いのだから、ある種

「中毒性のある」(笑)

音楽です。あと、彼らの音楽の「ストーリー性」。基本「ロック・オペラ」なので、それを他のプログレバンドだったらシンフォニックなキーボードたっぷりに表現してしまうところを、最低限のシンセ音だけで、シンプルにギター・トリオで表現してしまうトコロが、やっぱ彼らのスゴさでしょー。

20090726_3あと興味深いのは、ラッシュの音楽を理解するためには、歌詞の理解が必須であると言われている点です。ファンが歌詞の理解を前提に音楽を聴いているバンドって、あんま無いと思う。実際、日本国内のみならず、世界中に

「ラッシュの歌詞だけを専門的に研究している」

ファンも大勢いるらしく、ロック界では珍しい例だと思います。(これがボブ・ディランとかだったら、まだワカルんだけれどもネ...)

歌詞の意味が非常に哲学的かつ深遠なのわ、他のプログレ・バンドも同じです。でも「歌詞の理解を前提に音楽が聴かれている」のわ、せいぜいピンク・フロイドぐらいぢゃーないでしょーか??例えば、イエスジョン・アンダーソンの歌詞を、意味を理解した上で音楽を聴いているイエス・ファンを、

ともべわ知りません(笑)。

ジェネシス「幻惑のブロードウェイ」わ、過去様々な観点から歌詞の解釈が行われたよーですが、あのピーター・ガブリエルの超難解な叙事詩を、「内容を理解して聴いている」ファンわ、全く不理解なともべも含めコッチもごくまれでしょー。

プログレ・ファン(特に日本の...)の一般的なスタンスわ、

「ハナから理解できないものわ、とりあえず完全に無視して、純粋に音楽だけを楽しむ」(笑)

だと思うのです。だから一般的にプログレの歌詞がいかに意味深長なものであっても、あまりそこには深く言及されない。まあ、

「ワケの判らなさの度合いにもよる」(笑)

のでしょーが、だからラッシュの音楽の歌詞を重視した聴かれ方が、より一層ユニークだと思うのデス。

最後に、ラッシュの音楽的な変遷を少し。デビュー・アルバムの「閃光のラッシュ」では、まだまだ彼らが信奉するレッド・ツェッペリンの影響が大です。でもすでにここから、後のプログレ的な要素もチラホラ...。2ndの「夜間飛行」でドラムスがニール・パートに交代し、黄金のラインナップが完成します。ここから4th「西暦2112」までで、ラッシュの音楽は完成期を迎えます。

ライヴ盤を1枚はさんで、6th「フェアウェル・トゥ・キングス」から9th「ムービング・ピクチャーズ」までは正に絶頂期っ!!充実した内容と、圧倒的な完成度を誇っています。さらに2枚目をライヴ盤をはさんで、11th「シグナルズ」から14th「ホールド・ユア・ファイアー」までは、よりシンプルかつ現代的になった、方向転換期です。やや、当時全盛を極めていた「産業ロック」からの影響もいくらか見て取れます。

...ってなワケで、今回のラッシュの紙ジャケCD。リマスタリングが10年以上前と古い点と、でもジャケットはオリジナルのカナダ盤を忠実に再現しているなど、ファンの間では賛否両論なよーです。でも、ともべ的には今後この深遠なバンドを深く研究していく上で、格好のリリースだと思っています。

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