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2010年3月14日 (日)

驚愕!!エニドのライヴ・アット・ハマースミスのDVD!!

20100313_1 お待たせしましたっ!!エニドライヴ・アット・ハマースミスのDVDがようやく到着しました!!もーちょー興奮してて、マトモにブログを書けないぐらいなのですが、先週我が家にもはるばるUKから無事到着しました。もー通しで3回ぐらいは観ただろーか??とにかく驚愕の内容です!!

エニドの1979年3月2日のハマースミス・オデオンでのライヴが、約90分間に渡って収録されています。この時期の映像としては画質も良好で、あの謎につつまれたエニドのライヴ・パフォーマンスの全貌を、余すところなく伝える内容です。

20100313_2DVDケース裏のクレジットの一番下を見てビックリ!!写真②のよーに

「このDVDはYUTAKA TOMOBEのために特別に作成しました。」

の文字と、シリアル番号が...エニドって、レコード・レーベルはことごとく敵に廻すのだけれど、ひとりひとりのファンはとーっても大切にするんですねーって伝わってきます。

「もはや、家宝。」(笑)

20100313_3で、カンジンのDVDの内容なんだけれども、最初に断っておくと、長年謎に包まれていたエニドの「ライヴ・アット・ハーマースミス」でのパフォーマンス。レコードには

「ライヴ・レコーディングそのままで、スタジオでのオーヴァー・ダビングは一切していません。」

なーんてクレジットがあったけれど、

「ホントー??」

なんて思っていました。それが今回のDVDを見て、

「本当に全パートを生演奏で弾いているっ!!」(驚愕...)

というコトが判りました。正に驚くべきライヴ・パフォーマンスです。

収録曲目は下記の通りです。

1.ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン(イギリス国歌)

2.メイデイ・ギャリアード

3.ザ・ラスト・ジャッジメント

4.イン・ザ・リージョン・オヴ・ザ・サマー・スターズ

5.サマー・ホリデイ(デイヴ・ストーレイのドラム・ソロ)

6.ユーモレスク

7.コーティッジ

8.ファンド

9.ワイルド・シング(アンコール1)

10.ダムバスターズ・マーチ~希望と栄光の国(アンコール2)

20100313_4レコードの「ライヴ・アット・ハマースミス」と曲順が違うのだけれど、どうやらこのDVDの順番が実際の演奏順らしーです。レコードのほーわ、1st、2nd、3rdの順番に、曲順を再構成したものだったのでしょー。あと、実際のライヴからは「ファンド」のイントロでのフランシス・リカーリッシュによる詩の朗読と、「アルビオン・フェア」の演奏が「技術的な問題により」収録されていません。でもそれ以外は、MCも含めてコンサートがほぼ完全収録されています。

音のほーわ、たぶん演奏部分はレコードの「ライヴ・アット・ハマースミス」の音声部分を採用してある模様です。でも同日、同テイクの音源なので、映像とのズレはほとんど感じません。なので同音源にもない初お目見えの「サマー・ホリデイ」「ワイルド・シング」の2曲に関しては、音質が若干貧弱になっています。たぶんこちらが本来のビデオ音声なのでわないかと...思われます。

20100313_5...で、一番注目すべきは、例のキーボード・オーケストレーション。基本はロバート・ジョン・ゴドフリーウィリアム・ギルモアの二人で演奏されているのですが、決してコレは

「従来の「ツイン・キーボード」でわない!!」

です。ずらりと10台以上積み上げられたシンセ群を、4本の腕がそれぞれ独立したオーケストラ・パートとして演奏しているカンジ。シンセのチャンジも頻繁なら、音色の切り替えもひっきりなし。次にゴドフリーが弾くパートのために、ギルモアが横のシンセを操作したりとか...。4本の腕が縦横無尽に動き回ります。

1つのキーボードのひな壇に上・下で4本の腕が乗っかることも頻繁なら、1つのキーボードを3つの手が弾いたりとか...とにかく、あくまで

「2人のキーボード奏者」

でわなくて、

「独立した腕が4本」。

変幻自在にキーボード群の上を渡り歩きます。ともべ、もー30年以上もプログレを聴き続けているけれど、

「こーんな変なキーボード・プレイ・スタイル、見たことない...」(唖然...)

これはもはや「キーボード」でわないのでしょー。たまたまオーケストラ・パートの音を出す楽器が鍵盤楽器だった...ただそれだけです。当時のエニドのライヴでのキーボード・スタイルが、いかに野心に満ち満ちたものであったか、

「シンセサイザーによる、ライヴでのオーケストレーション」

がいかに画期的なものであったか、良く判る内容です。

20100313_6ただこの二人の演奏、その動きが複雑なだけに、おそらく曲中での動作は事前にキメ細かくプログラミングされている気がしました。

「ここでゴドフリーがこのシンセに手を出している間に、ギルモアのあのシンセの音色チェンジをやって...」

とかネ。

そーんなキーボード・スタイルであるがゆえに、演奏技術は相当高度のモノを要求されると感じました。なんせ「独立した4本の手」ですから、両手がお互い脈略のないパート・旋律を担わなければならない場面も多く、同時にシンセや音色のチェンジもひっきりなしに行わなければならない...。

「右手がコードのバッキングなら、左手はベースね♪」(笑)

なーんて安易なスタイルとわ、次元が違うと感じました。

さらに言わせてもらえば、このキーボード奏者が2人にとどまらないコトが驚異的っ!!です。多くの場面ではオーボエ奏者のトニー・フレアがキーボードに加わって、

「トリブル・キーボード!!」

さらに「ファンド」のエンディング部分に至っては、ギターのスティーヴン・スチュアートまでがキーボードに加わって、

「キーボード奏者が4人!!」(爆)

正に「8本の腕」でシンセ・オーケストレーションを奏でています。圧巻...。

20100313_7シンセの機材的には、10台以上が要塞のごとくずらりと並べられているワケなんだけれども、見たカンジ、ミニ・ムーグが2台にアープ・ソリーナが2台。アープ・オデッセイフェンダー・ローズ。それ以外は見たコトもないよーなシンセが並んでいます。エニドの「例のストリングス」は主にソリーナで、「野太いブラス」はミニ・ムーグとアープ・オデッセイでそれぞれ弾かれているコトも、今回初めて判りました。

ステージのセッティング的には、キーボード群が向かって右手で、中央に2人のギターとベース、そしてドラムスは意外にも中央奥ではなくてステージ向かって左手にセッティングされています。この

「ドラムスを中央に持ってこない」

あたりわ、プロコル・ハルムのライヴ・セッティングを参考にしている可能性もありますね。

さらに話題が移って2人のギタリストなのですが、このDVD,たまたまフランシス・リカーリッシュが保存していたVHSテープのラフ・ミックス版(撮影は5台のマルチ・カメラで行われたのを、仮にミックスしたもの)が採用されています。だモンで、ミックスがやや粗くて、せっかくギターがリードを弾いているのに映像がギターに当たらない点もしばしばあり、やや不満でわあります。

「2人にギター・プレイの掛け合いを、もーちょっと見たかったのにー!!」(泣;)

でも今回の映像で良く判ったのわ、この時期のエニドって、フランシス・リカーリッシュスティーヴン・スチュアートのツイン・リード、双頭バンドのよーに思われがちなんだけれども、それわ実は違っていたとゆーコト。この2人の関係は対等ではないです。あくまでエニドのリード・ギタリストはリカーリッシュであり、それをサポートするサイド・ギタリストがスチュアートであったとゆー事実。だからステージ中央に、リカーリッシュがどんと構えてプレイしているし、一方スチュアートのほーわ、ギターだけではなくパーカッションやキーボードにと、マルチ・プレイヤーぶりを発揮してます。

20100313_8あと、このDVD、客席の様子も良く映っているのだけれども、

「客層が非常に良い」

のには驚きます。皆ちょっとロック・コンサートの客層ではないよーな、上品な身なりをしています。コレがまた、この時期のエニドを特徴付ける点で、あくまで英国の「国粋主義者」に支えられたバンドであったとゆーコト。

「イエスやジェネシスがアメリカへ行っても、イギリスにはジ・エニドがいる!!」

の言葉通り。

コンサート会場でも、客席にはためく多くの旗(おそらくイギリス国旗)や、アンコールの「希望と栄光の国」では、最後の写真のよーにステージにもイギリス国旗がはためく中を、エルガー「威風堂々(第2のイギリス国歌)」を会場全体で大合唱します。この熱狂ぶりは、もはやロック・コンサートとゆーよりは

「イギリス国粋主義者の大集会!!」(笑)

に近いです。当時は英国当局からも危険な団体としてマークされていたとゆーエニド、その思想的な側面も今回のDVDから伺い知るコトができます。

...と、ゆーワケで、エニドのライヴ・パフォーマンスの長年の謎を解くこのDVD、

「欲しくなったヒトわ、UKのエニドのサイトから今でも直接買えますよぉぉぉぉぉっ!!」

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