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2021年9月20日 (月)

メロトロンが、我が家に帰ってきた!!

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敬老の日です。

敬老の日なので、年寄りくさい昔話な記事をアップしようと思います。(笑)

メロトロンが、約30年以上の歳月を経て、我が家に帰ってきました!!

(鍵盤楽器「メロトロン」を知らない世代の方は、自分でググッて調べてくらはい(笑))

写真が、いまどきのデジタル版メロトロン・クローン、「メモトロン」。これは鍵盤なしの、モジュール・バージョン。実は、現在、海外にデジタル・メロトロンを製造している会社は2社あって、1つはスウェーデンに本拠地を置く、本家「メロトロン社」。もう1つはベルリンに本拠地を置く、「マニキン・エレクトロニック社」。前者は商標権を大元から買い取っているので「メロトロン」だけど、後者はあくまでクローンなので、商標名は「メモトロン」。(ややこしいね...w)ともべが今回導入したのは、後者のほう。なぜかって??この両者は、製品のコンセプトが多少違うからです。

前者の「本家メロトロン」は、あくまでオリジナルのメロトロンの忠実な再現を目的としていて、良くも悪くも、

「テープ式メロトロンと、同じ音色」

です。悪さ加減(ヒスノイズとか、不安定さとか...)まで、真似てあるみたい。

「あたかも中でテープが廻っているようなサウンド」

が、キャッチフレーズ。もちろん、オリジナルのメロトロンに憧れる向きには、コッチのほうがベター。

後者のクローン「メモトロン」は、メロトロンをベースとしながらも、

「プレイバック・サンプラーとして、より良い音で鳴るように」

考えられています。なので、「音のリアルさ」で言えば、コッチに軍配が上がると思う。実際、海外のユーザがYouTubeにアップした「メロトロンとメモトロンの弾き比べ」みたいな動画も見たんだけど、例えば混声合唱(クワイア)なんかは、圧倒的に「メモトロン」のほうがリアルな音がする。ただ、ストリングスやブラス、フルートなんかの「いかにもメロトロンらしい音」も、もちろんライブラリには入っていて、例えばキング・クリムゾンが多用していたようなメロトロン・サウンドなんかも、ちゃんと出ます。

今回、ともべがこの「メモトロン」に食指が動いたのは、実は、

「混声合唱(クワイア)専用機が欲しかったから」

現在、混声合唱のサウンドはもっぱらE-MUの古いサンプラー「ESI-4000」のライブラリの音を使用していて、コレはコレで文句はないのだけれど、今後ハードがポシャッちゃったりしたら、代替がない。ソフトウェア版のクワイア音源も入れてはみたんだけど、今度コッチはリアル過ぎ。リードのメロを取るには良くても、コードで流すと明らかに、

「雰囲気が違う」

今回の「メモトロン」は、オリジナルのメロトロンで定番の8人コーラスから、ジェネシスが使用していた15人コーラス、果てはリック・ウェイクマンのカスタム・メイドだった、ビロトロン・コーラスまで色々入っていて、まさに「混声合唱(クワイア)の専用機」として、使用できるなーと感じました。

こんなことハッキリ書くと、怒られちゃうんだけれども、実はともべ、メロトロンの「あの」ストリングスのサウンド、あんま好きじゃーないです。(あくまで、個人的な好みです。誤解なきよう...)ストリングスだったら、アナログ・シンセ(例えば、ポリシックス)で作った音のほうが、圧倒的に好き。なので、1981年~1990年過ぎぐらいまで、モノホンのメロトロン400Sを所有していたんだけど、ストリングスはほっとんど使用しなかった。(所有していたメロトロン・テープのサウンドは、ストリングス、ブラス、混声合唱の3種類だった)

ただ、当時だと混声合唱のサウンドが出せるキーボードはメロトロン以外にはなくて(イーミュレーターやフェアライトCMIは、高すぎてもちろん論外。ローランドのボコーダープラスも、明らかに音が違うと思ってた)、選択の余地がなかった。使っていた証拠写真を探したんだけど、あんまアングルのイイのがなくて、あえてコチラ ↓

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1983年ぐらいの、ステージ写真。ともべの前の「白いハコ」が、メロトロン。このバンドは前年の1982年6月にファースト・ライヴを演っていて、その時の曲目は「クリムゾン・キングの宮殿」と「スノーグース」だった。(バンドの初ライヴにして、この選曲わ、いったい何だか???(大笑))ステージでメロトロンのストリングスを使用したのは、それが最初で最後だったと思う。それ以降は、1982年夏にコルグのポリシックスを入手してから、ストリングスはもっぱらそちらが大のお気に入りになってしまって、メロトロンは

「単なる混声合唱(クワイア)専用機」

と化してしまった。それも1985年の夏になってようやく「アマチュアでも手の届くサンプリング・キーボード」、エンソニック・ミラージュが発売されてからは、メロトロンの混声合唱は全てそちらに移植してしまったので、メロトロンを外部に持ち出すことは全くなくなってしまった。

...で、結局メロトロンは1990年過ぎぐらいに、16トラックのオープンリール・マシンを導入するための軍資金として、売っ払ってしまった。持っていても、今後のメインテナンスが不安だったしね。まだまだ完動品に近いぐらいに状態も良かったし、また当時、「メロトロンのリバイバル・ブーム」みたいなのもあって、けっこうイイ値段で売れたと記憶している。ただ今思えば、もっと写真、撮っておけば良かったなぁー...。

当のメロトロン、バンドで使用していたときのエピソードは尽きないんだけれど、一番困ったのは、

「ピッチが不安定なこと」

チューニング・メーターなんて、もちろん針が振れ過ぎちゃって、全く使えない。中でモーターがぐるぐる廻っていて、しかもコレ、時間が経つにつれて暖まるとモーターの調子が良くなって、回転がどんどんが速くなる。ステージ開始前に電源を入れたりなんかしたら、ステージ後半ぐらいにはピッチがえっらい上がってて、

「どひぇぇぇぇぇーっ!!」w

みたいなこと、何回かあった。ちなみに白い大きなハコで、中でモーターがぐるぐる廻っているので、バンドメンバーからはもっぱら

「電気洗濯機」(笑)

と、呼ばれてました...。w

...と、ゆーワケで、「世の中で最も嫌われるパターンの」(笑)、還暦間近な年寄りの昔話、お付き合いくださいまして、どうもありがとうございました...。またね。 w

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