2023年3月12日 (日)

新曲「G線上のアリア」(2023年再録音バージョン)のWeb配信を開始しました!!

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こんちわ!!

今回の北海道フォトは、ちっと笑えるヤツを...。

写真は前にもご紹介した、北海道は網走にある「博物館 網走監獄」の内部風景。ここでは、囚人の人形を使って当時の監獄の様子を忠実に再現してあります。モノによっては、ちょっとグロでコワかったりもするんですが...。(笑)

で、写真は独房の中を囚人とともに再現したもの。見ての通り、独房はとっても狭いです。いずれ、ともべもこのよーな姿に...w

(「十分に資格、あるだろっ!!」とか、言わないよーに...(笑))

ちなみに食堂では、当時の「囚人食」なるものが、定食として食べられるみたいです。(ともべはまだ、未食なんですが...)

...で、マクラ短いですが、本題。

新曲「G線上のアリア」(2023年再録音バージョン)の、Web配信を開始しました。下記のURLのページから配信しています。

http://www.sympho-rock.com/Monthly.htm

配信ページにも書いたんですが、昔配信していたのは2014年に「生まれて初めてCubaseを使ってみた」お試し録音の産物で、エレクトーン用にアレンジされた楽譜から、テキトーにメロディーとコードを重ねただけのシロモノでした。

「あ、Cubase、ケッコウ使えるじゃん!!」

とか、その時は思ったんだケド、それそのまんま、配信しちゃーいけません(笑)。なんてったって我が最愛の、プロコルハルムの「青い影」の原曲になった曲です。もっとちゃーんと作り直したかった...。

で、今回は「G線上のアリア」の原曲になった、バッハの「管弦楽組曲第3番ニ長調 第2曲 エール」のスコアに「一応は忠実に」作ってみました。「一応は」ってゆーのは、遊んじゃってブチ壊しちゃった部分、やったらあるので...w。

なので、「G線上のアリア」だと、バイオリンのG線のみを使って演奏する関係上、キーはCメジャーに移調されていますが、今回はバッハの原曲に忠実に、Dメジャーでいくことにしました。

(プリプロ作ったとき、Cubaseでトランスポーズして両方のキーで聴き比べしてみたんだよね。やっぱバイオリン・ソロでないならば、Dメジャーのほうがしっくりくると思いました)

あと、とーぜん、「青い影」の原曲なので、「それ風のハモンド・オルガン」も、どうしても欲しかった。なので1コーラスだけ入れてみました。

あとは今回、特に特筆すべきトピックは、ないです。中間部のシンセ・リードは、KORGのMONO/POLYを使用しました。(さっすがに40年前のアナログシンセは、制御がタイヘンで...MIDIがぶっ壊れているので、KORGのSQ-1を使用して、MIDI信号をCVとGATEに変換してコントロールしたんだけど、それでもえっらい不安定で...泣いた;)

サウンド・エフェクト部分は、これも最近ではともべの定番、Erica Synths Syntrxの、リングモジュレーターと、ノイズをベースに加工しました。

(興味のある方、Erica Synths Syntrx Ⅱ って改良モデル、今度出るらしーよ。ワリとオススメだよ...)

あとは最後に、どーせ言われるんだから自分で先に言っちゃうんだけれど、

「やっぱ、ともべ、結局は元に戻っちゃったのねん」 w

お願い、皆さん、どーかイジメないでね...(笑)

でわでわ。。。

 

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2023年2月12日 (日)

新曲「永遠(とわ)~ グラウンド・ビート・バージョン」のWeb配信を開始しました!!

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こんちわ!!

写真は今回、割と新しめなヤツが欲しかったので、昨年10月初旬に釧路旅行をしたときに初めて乗った「釧路湿原ノロッコ号」。

ともべ、10年以上毎年北海道旅行をしていて、実はノロッコ号に乗るのは初めてだった。釧網本線の短い区間、釧路と糠平の間を往復するんだけど、だいたいこの路線は釧路から知床斜里までいつも乗っちゃうので、あまりノロッコ号には乗る必然性は感じていなかったんだよね。

ただ、昨年の釧路旅行は実質釧路滞在2日間の超ショートで、他に話のネタもないので、乗ってみました。まあ、釧路観光の一部として乗るには、悪くないと思います。座席が窓側に向いた観光専用の車両だし、見どころの風景(お天気さえ良ければ、釧路湿原がけっこうイイ眺めです)では列車をスローダウンしたり、止まってもしてくれます。さらに、車内放送でテープじゃーないリアルな観光ガイドの音声が流れるので、なかなか旅情緒があります。ただ、何回もリピーターになりたいとは、あんま思わないケドね...あと、シーズンの指定席は混むので予約必須です。注意してね。

...で、本題。新曲「永遠(とわ)ー グラウンド・ビート・バージョン」のWeb配信を開始しました。下のURLのリンク先ページで配信しています。

http://www.sympho-rock.com/Monthly.htm

今回、ともべの試みとしては初!!立教大学の軽音楽サークル「オーバーオール・ミュージック」時代の大先輩、山田淳史さんとのコラボ企画でございます。

で、ちょっとご紹介させて頂くと、この山田先輩、ともべが大学1年生だったときに、4年生でおられた先輩です。パートは元々ドラムスだったのが、途中からキーボードに転向されました。大学卒業後もお仕事の傍らご自身のバンド「Tide Pool」で精力的にバンド活動を継続されていて、現在まだまだ現役のミュージシャンです。どのくらいスゴいお方かとゆーと、

「パット・メセニー・グループ「ファースト・サークル」中間部の、ライル・メイズの超絶技巧ピアノソロを完コピして、ライヴで生演奏してしまう」(爆)

とゆー、もーほとんど信じられないよーな、スーパー・キーボーディストのお方でいらっしゃいます。

...で、そもそもことのキッカケは、昨年、サークルの先輩方のライヴ・イベントの打ち上げで、

「オレがベーシック・トラックを作るから、そこにともべが上モノのパートを乗っけて、コラボしよう!!」

と、山田さんに言って頂いたことが始まりです。

で、最初は山田さんにベーシック・トラックを作成して頂いて(こちらの環境はMac上のLOGIC)、このラフミックスをWAVファイルで連携して頂きました。(曲が、ともべが以前から配信していたオリジナル曲「永遠(とわ)」であったことは、山田さんのチョイスによるものです)

次に、このベーシック・トラックをともべのDAWに読み込んで(こちらの環境はWindows上のCubase)、それに合わせて8パートほど、シンセのパートを重ねました。

最終的にともべの8パートをトラックごとに分割されたWAVファイルで山田さんに連携して、山田さん側で全体の調整と最終ミックスダウンを行ったものです。

今回、お互いの環境がOSもDAWも異なっていて、「相手側の環境が良く判らない」ハードルがあったとはいえ、結果的にとても良い、面白い作品ができたと思っています。

山田さんに制作して頂いたベーシック・トラックは、いわゆる「グラウンド・ビート」(実はこの言葉、知らなかったので山田さんに教えてもらった...(笑))そこに様々なシーケンスパターン、リズムパート、パーカッション、ベース、メロディーラインなどが、音色やエフェクト、定位まで複雑に設定されて、細かく絡みこんでいます。一聴して、この凝りようだけでもまず驚異的なのですが、コード進行の見直し等も含めて、山田さんに曲全体をリアレンジして頂きました。

一方ともべが重ねたパートは、まあ「相変わらずのともべの世界」(笑)。1パートを除いて、ぜーんぶモノホンのアナログ・シンセです。(しかも手弾きで「微妙にタイミングずれてるっ!!」って、山田さんに怒られた...(笑))KORGのPOLYSIXとminiKORG 700FSを主に使いました。

で、結果は、曲が全く新しい曲に生まれ変わったと思っています。ともべのオリジナルよりはるかに「今風」で、リスナーの方のウケも良いみたい。原曲のイメージが「宇宙」や「天界」であったとすれば、山田さんのリアレンジはあくまで「都会」(アーバン)のイメージです。この両者がミックスされて、「従来、ともべ単独では絶対にできなかった、斬新で全く違った世界」が出来上がったと思っています。(配信ページの画像は、このイメージでチョイスしました)

今回のコラボは、昔であったならコラボはどこかの場所に集まって一緒にやるのが普通だったのが、現在のDAWとインターネットの環境であれば、「それぞれの自宅から、インターネット経由でファイルのやり取りをするだけで、コラボできちゃうよねーっ!!」ってまあ、他ではかなり以前からやられていたことを、自分たちでもトライアルしてみたものです。

最後に、今回、そもそものお声がけと協同作業をして頂いた山田淳史先輩に、心より感謝を申し上げます。(本当に、持つべきものは、良き先輩だと...これからもよろしくお願いします!!(涙;))

でわでわ...。

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2022年12月30日 (金)

配信音源のAACファイルを20曲、最新リミックス・バージョンに差し替えました!!

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こんちわ!!

2022年も、もうすぐ終わり。で、日没っぽい写真が欲しかったので、北海道旅行をしたときに宗谷本線の車窓から撮った、サロベツ原野からの利尻富士の日没写真をアップしてみました。もう「北の果て」稚内に向かう、旅情がいっぱい...。

...で、本日は告知だけをショートに...。

このところすっかりWebサイト、ブログとも更新が止まっておりましたが、実は「地下に潜伏して」(笑)黙々と作業を進めておりました。

11月中旬より順次、当ブログの親サイト「シンフォニックロック・ワールド」で配信している音源AACファイルを、最終的には20曲、新規リミックス・バージョンに差し替えました。

下記のインデックス・ページから配信している31曲のうちの、20曲が新しくなっています。

http://www.sympho-rock.com/Down_index.htm

同一のファイル名でファイルだけ、こっそり差し替えたので(笑)、外見からはどの曲が新しくなっているか??判らないです。どれが当たりか??とりあえず引いてみるとか...。(笑)

しっかし、年末までの約1ヶ月半で20曲のリミックスをやるのは、そーとーキツかったです。ただミックスを変えただけぢゃーなくて、その前段で必要に応じてパートの修正、ピッチ補正、差し替え、追加まで、色々やってます。さらにリミックスすれば当然リマスター作業が発生するワケで...何とか年内に終わらせたかったので、ほぼ「鳴りを潜めていた」(笑)次第...。

あと、バッハの「G線上のアリア」だけは、あれは2014年に初めてCubaseでPCレコーディングをしてみたトライアル・バージョンなので、完全に修復不能。一旦Webサイトから取っ払ったので、後日、いちから作り直します...。

それでは皆さん、良いお年をお迎えください!!

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2022年11月12日 (土)

新曲「ラ・ブーム ~ 愛のファンタジー」(映画音楽のカヴァー・バージョン)のWeb配信を開始しました!!

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先月の10月初旬に3年ぶりに釧路旅行へ行ってきたので、このときの「岸壁炉端」の写真をアップしてみました。

ココ、以前にも紹介したと思うんだけど、ともべ超お気に入りの場所なので、再度。ただ、今回は写真アップだけ。本題が長くなりそーなので。ちゃんちゃん。w

...で、本題。やったら時期が早いんですが、今年のクリスマス特別企画の新曲を、Web配信開始しました。新曲は、映画「ラ・ブーム」から、主題曲の「愛のファンタジー」のカヴァー・バージョンです。

下のURLのリンク先サイトで配信しています。

http://www.sympho-rock.com/Monthly.htm

なんでクリスマス企画がこんな早い時期になっちゃったかとゆーと、来週から年末まで、諸件でバタバタ忙しくなりそーなので、ドタバタに紛れて配信が頓挫するとやーなので、この早い時期にケリを付けてしまった次第。偶然にも5日間ぐらい、アイドルな時間が取れたこともあったしね。

...で、今回何が書きたいかとゆーと、全くの「ひとりごと」(笑)ながら、今回取り上げた、映画「ラ・ブーム」の主題曲「愛のファンタジー」、ともべにとっては「いわくつきの」曲だったとゆー、単にまったく個人的な、オハナシ。

話はさかのぼって、確か2000年前後だと思う。朝のラジオのリクエスト番組(当時は、そーゆーのが、まだあった(笑))でたまたまこの曲がオンエアされていて、出社の身支度中のながら聴きで、

「なんて、イイ曲っ!!」

とか思った。慌ててラジオにかじりついて、最後に曲名を言ってくれるかと思いきや、言ってくれず...。ただ、その日のリクエスト特番が、何やら映画音楽の特集らしいことだけは、話の文脈から聞き取れた。

で、よくある映画音楽のコンピレーションCDの類を何種類も買って聴いてはみたものの、全くヒットせず...。

あるときは、当時の職場の社員食堂で、昼メシ喰ってたらたまたまBGM(たぶん有線放送)でこの曲が流れてきて(インストのアレンジ物でしたが...)、こともあろうに当時の社食の店長さんに、

「今の曲の曲名が知りたいから、お願いっ!!有線から今のチャンネルのプレイリスト、取り寄せてくらはいっ!!」

(ふつー、そこまで、やらない...w)

この店長さんも平素懇意にして頂いていた仲なものだから、後日、有線からプレイリストをFAXで送ってもらって、ともべにくれたのでした。

でも、このリストの中でさえ、どうやらヒットせず...。

その他、スマホのアプリでメロディー聴かせると曲名の候補を出してくれるヤツとか...色々やったけどぜんぜんダメ。もはや「迷宮入り」と化していたのでした。

ところが、この8月ぐらいだったか、たまたまTikTokをくるくる閲覧していたら、いきなりこの曲が流れてきた。

「これっ!!この曲っ!!」

とか思ってしっかり見たら、若かりし頃のソフィー・マルソーの動画と、「ラ・ブーム」のテキスト文字。これでググったら、映画「ラ・ブーム」のテーマ曲「愛のファンタジー」であることが、約20年ぐらいかけてようやく判明したのでした。ふぅー...w。

で、次。この曲を収録したCDは??とAmazonを探したら、わずかながら、ありました!!で、めでたく音源入手して、思う存分、この曲にハマりまくった次第...。

年末も近づいて、クリスマス用の曲は当初、別の曲を予定していたのだけれど(コレはコレで、ナイショ。w また来年ね。)、どーしてもこの「愛のファンタジー」が演りたくて、急遽、曲目を変更しました。

思えば、この映画の日本公開が1982年なので、丁度ともべが大学に入学した年。日本でも大ヒットしたというから、おそらくそれとは意識せずに、巷で良く耳にしていたのでせう。これが「この曲が妙に感情に引っかかった」理由だと、思います。

映画は、制作に先立って、今更ながらに見ました。自分の青年期と時代的にだいたいダブっているのと、当時のソフィー・マルソーがやったら可愛くて...

「いーかげん、このカンレキのいいヲヤヂが、完全に胸キュンっ!!」(笑)

まー、単に気持ちで「胸キュン」なだけだから、特に犯〇でわ...w

あと、この曲を作曲したウラジミール・コスマ氏、どうやらフランスの映画音楽界では大御所らしいです。この曲も、一見シンプルなようで、実は「メロディーが美しく聴こえるような」仕掛けが満載だったりします。さすが、一流の作曲家の作品は違うなと思いました...。

最後に、今回のカヴァー・バージョンを作成するの当たり、気を付けたのは、以下の2点です。

・ドリーミーな雰囲気の美しい曲なので、ともすると、ともへの趣味から、「シュワーン!!」とか「ピロピロピロっ!!」とかシンセのエフェクト音をいっぱい入れたくなる衝動を、極力抑えました。ぜったい

「エフェクト音、邪魔だよっ!!」

って言われちゃうの、目に見えているから...(笑)

・ドラムスのリズムパターンも、極力シンプルに。あくまで「メロディーの美しさを邪魔しない」ように、心がけました。

...ってなワケで、これで2022年、年内の新曲はラストになります。皆さん、良いクリスマスをお過ごしください。

でわでわ。。。

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2022年10月22日 (土)

新曲「野生の祭典~パート2」(ヴァンゲリスのカヴァー・バージョン)のWeb配信を開始しました!!

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こんちわ!! (^o^)

前回の投稿で「北海道へ行きたいよぉぉぉぉーっつ!!」て書いたら、この10月初旬にショートですが、釧路旅行へ行けました!!約3年ぶりの北海道です。

水曜日の夕刻に羽田ー>釧路に直行して、木、金曜日と終日釧路、土曜日の午前中には釧路ー>羽田に戻るとゆー、実質2日間の「トンボ返り旅行w」でしたが、それでもゆったりと初秋の北海道を満喫することができました。

久々にピリカ号(観光バス)にも乗れたし、一番行きたかった釧路の炉端焼きに3夜(2回が「岸壁炉端」、1回が「虎や」)も行くことができました。それに、JRのノロッコ号の乗車と、春採湖の六花亭と、釧路ラーメンは、今回が初モノ...。

写真は、とりあえず「世界3大夕日が美しい場所の1つ」と言われている、幣舞橋(ぬさまいばし)の夕景をアップしておきます。

...で、前置きが長くなりましたが、新曲のWeb配信を開始致しました!!

新曲は、今年5月に惜しくも他界されたシンセサイザーの巨匠、ヴァンゲリスの「野生の祭典 ー パート2」のカヴァー・バージョンです。

下のURLのページから配信しています。

http://www.sympho-rock.com/Monthly.htm

ヴァンゲリス、ともべにとっては故・冨田勲大先生と並んで、正に「シンセサイザーの神様」的な存在でした。心よりご冥福をお祈り申し上げます。かのエニドでさえ、リーダーのR.J.ゴドフリー氏が「ヴァンゲリスの存在がなければ、エニドの音楽界での居場所など、元よりなかった」と語っているのですから、その音楽界での存在の大きさが、伺い知れます。

ヴァンゲリスに関して語りだしちゃうと止まんなくなっちゃうので止めますが(笑)、唯一、以下のエピソードが一番強く印象に残っています。

学生時代にシンセサイザーの指導を受けていたお師匠様が、

「本当に良いメロディーというのは、複雑なメロディーなどではなくて、まるで童謡のようにシンプルなものなんだ」

と仰っていて、いまだにヴァンゲリスの音楽を聴くたびに、この言葉が思い出されます。

ヴァンゲリスの音楽のメロディー・ラインを鍵盤で弾いてみると判るんですが、本当に単純なメロディーです。それが極端に言えば「たった一音の音程の違い」だけで、ここまで「心を打つ」メロディーになってしまう。これは正に「ヴァンゲリス・マジック」としか言いようがありません。

一方、個人的な制作面では、今回、ともべとしては初めてなんじゃーないだろーか??ドラム・レスの比較的シンプルな曲でした。それでもトータル8分半という長尺モノで、さらに場面展開がケッコウ激しいので、Cubaseでもやっぱ50トラック以上は使っちゃいました。

一番特筆すべきは、この春に導入した「ミニコルグ 700FS」を、ようやく初めて「それらしく」使用できた点で、曲中で聴かれるシンセリードの音は、この700FSによるものです。

ただちょっとやっかいだったのは、この700FSの木管系リード音で「いちばんオイシイ音」に設定しちゃうと、例の喜多朗氏の「シルクロードのテーマ」に代表されるような、喜多朗氏のイメージが完全に定着してしまっています。これをレコーディングで使用しちゃうと、あたかも

「ヴァンゲリスに、喜多朗氏が乗り移ってしまったやうな」(大笑)

とっても妙な音楽になってしまうので、700FSのキャラクターを、逆にそこそこにまで抑える設定にするのに、けっこう苦労しました。

...あとは、配信ページの解説に書いている通り。ともべが学生時代に、シンセサイザーのソロ演奏で初めてチャレンジした曲で、個人的にも思い入れの深い曲です。

...ってなワケで、次は12月中旬ぐらいの配信開始を目途に、クリスマス・ソングの制作に着手します。次も、とっても有名な曲のカヴァー・バージョンなんだケド、

「でも、まだ、ひーみーつっ!!」(笑)

でわでわ。。。。

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2022年8月27日 (土)

新曲「風と共に去りぬ ~ タラのテーマ」のWeb配信を開始しました!!

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こんちわ!! (^O^)

あぁ...北海道へ、行きたいよぉぉぉっ!!北海道へ行きたいよぉぉぉっ!!北海道、行きたいっ!!...ってなワケで、知床五湖の写真だけアップしてみました。w

今回、北海道ネタのマクラはなし。本題、長くなりそーなので...。

ともべ、先日無事「カンレキ」を迎えました。「カンレキ」です、「カンレキ」っ!!もう「高齢者」のお仲間入りです。電車に乗ったら、席、譲ってくらはい(笑)。これからわ、堂々とシルバーシートに座っ...(以下、自粛w)

...で、カンレキを迎えてリスタートを切った音楽活動の、第1弾のWeb配信を開始しました。曲は有名な、

映画「風と共に去りぬ」から「タラのテーマ」

です。下のURLのページから、配信しています。

http://www.sympho-rock.com/Monthly.htm

この曲、「ともべの映画音楽アレンジ物シリーズ」では、いつかは取り上げるべき、「ぜったいに避けて通れない1曲」だったんだけれども、いかんせん原曲聴いてもそー簡単に手を出せる曲とは思えず、ようやくこのタイミングで手掛けることができました。

いかんせん作曲者のマックス・スタイナーは、かのグスタフ・マーラーのお弟子さんです。(そー言われればこの曲、なんかマーラーっぽいですよね??)。オーケストレーションが壮大かつ複雑なので、耳で音を採る、なんてまず不可能だと思いました。なので、オーケストラのスコアを探したら...ありましたっ!!ただし、フル・オーケストラ用のではなくて、日本の管楽器オーケストラ用に、アレンジされたスコアです。とりあえず「音が採れれば良い」と思ったので、このスコアを使用することにしました。

でも、ともべ、スコア読むのなんか、生まれて初めてです。よくテレビなんかでオーケストラの指揮者がスコア見ながら指揮してて、

「よく、あんなコト、できるよなぁ~...」

なーんて感心していたのですが、購入したスコアには「演奏したら、こうなります」のサンプルCDも付いていたので、頑張れば、何となくある程度は読め(る気になって...w)しまうものでした。ここで今回、お勉強1つ。

で、購入したスコアは管楽器用で、音部記号はト音記号とヘ音記号だけでした。

「なーんだ、楽勝じゃん!!」

とか思ってたら、大間違い。スコア通りに弾いてみたら、

「え”??なんか違うよ??」

とか思ってスコアをよくよく見てみたら、「B♭ トランペット」とか「E♭ クラリネット」とか、書いてある。ググって調べてみたら、管楽器の多くは、移調楽器だったんですね。だから実音は、ピアノなんかより低かったり、高かったりする。このトシになるまで、ゼンゼン知らんかった...。

(「オマエ、今までそんなコトも、知らんかったのか??」って、多方面からあざ嗤う幻聴が...(笑))

これが今回のお勉強、その2。

あと、今回一応ドラムス入りでアレンジするので、コード的なアプローチも必要だと思って、こちらはヤマハのオンライン楽譜販売「ぷりんと楽譜」で、楽譜を購入しました。ちょうどピアノ・ソロ用にアレンジされた楽譜で、コードの表記があるものが見付かったので...。

...で、今回は何より、プロプロの制作に十分に時間をかけました。スコア等から音を拾うとはいえ、このプロプロ制作の時点で音の響きを確認しながら最終的な音決めをするので。このプロセスが一番重要です。Cubaseを使い始めてはや9年目ぐらいになりますが、今回のプリプロ制作で初めてCubaseのテンポ設定なるものを忠実に利用しました。テンポの変更も「テンポ・トラック」を作成して、Cubase側でコントロールしました。

なぜそんなコトをしたかって言うと、最終的にこのCubaseのプロプロから、全体のスコアを再出力したかったからです。本チャンのレコーディングの際に、またオリジナルの移調楽器のスコア読むのは非常につらいので(笑)。ただ、通常のレコーディングの時みたいに「テンポ120決め打ちで」(つまり、Cubase側の小節設定とかは完全無視で)プリプロ作っちゃうと、

「象形文字のごとく、奇怪極まりない」(笑)

スコアが出力されてしまうのですが、Cubaseの小節設定を一応守れば

「それなりには、判読可能な」

スコアが取得できます。

これが今回のお勉強、その3。

...で、プロプロが完全に固まってから、本チャンのレコーディングに着手しました。今回、ドラムスの扱いにはかなり気を使いました。パーカッション的なアクセントは欲しかったんだけれども、ビート感はできるだけ出したくなかった...。でもこれだけの規模の大きい曲となると、たかだか4分半の曲なのに、Cubaseでも60トラックぐらい使いました。いやはや、昨今のDTM環境は、かつての「シンセ多重録音少年」(現在の「シンセ多重録音おやじ」w)にとっては、素晴らしいです...。

曲のテンポは、ご本人マックス・スタイナー指揮のオリジナル・サウンドトラックではかなりアップテンポなんだけれど、ここはともべの趣味で、とっても緩やかなテンポにしました。タメるところは思いっきりタメて...でもちょっと、やりすぎたかな??(笑)

あと、余談。

今回、この曲を手掛けるに当たって、事前に映画ももういちどちゃーんと観ておこうと思って、有料動画配信サイトを探してみたら...ありましたっ!!なんと、Amazon Primeの会員になっていると、この「風と共に去りぬ」みたいに版権の切れちゃっているような古い映画は、ほとんどぜんぶ、無料で観れちゃうんですねー。

「シメシメ...これで老後の楽しみが、また1つ増えた...」(笑)

改めて原作の映画をしっかり観て、言い出すとキリがなくなっちゃうので止めますが、素晴らしい作品だと思いました。

ってなワケで、再始動1発目がこの曲で、実は、次も、またその次も、曲は決まっています。でもまだ...

ひーみーつ!! (笑)

でわでわ。。。

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2022年6月15日 (水)

新曲「宇宙交響詩第2番<大惑星>」(2022年再録音バージョン)のWeb配信を開始しました!!

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こんちわ!! (^o^)

写真わ北海道観光では有名な、釧路の和商市場。「勝手丼」に乗せる、お刺身の売り場です。

この和商市場の勝手丼、ご存じの通り最初にどんぶりご飯だけを買って(フツーのご飯の他、すし飯も選べるよ!!)、次にお刺身売り場へ行って、

「コレと、コレと...コレっ!!」

とか言って、好きなお刺身を乗っけてもらって食べる。釧路の名物です。

...で、とっても美味しいのですが、こんなコトここで書くと怒られちゃうんだけれど、

「わりと観光客向けの名物グルメ」

です。

なので、お刺身選ぶときに、たいがい食べたいものを色々乗っけたりすると、えっらい高く付きます。

で、ともべオススメの食べ方は、お刺身は割とリーズナブルなネタをそこそこに乗っけて、あと和商市場なので、勝手丼以外にもお持ち帰り用の筋子やイクラなど、美味しい海産物をいっぱい売っています。そっちからデカネタを買ってドカッと乗っけると、割とリーズナブルに頂けちゃいます。(ちなみにともべはたいがい、別の売り場で筋子2ハラぐらい買ってドカッと乗っける。...でもそーゆーコトやるから、このアラカンに至っては血圧値が...(以下、激しく省略)(笑))

釧路の勝手丼、とっても有名なので、一度は試してみるといいでしょう。

...で、ここからが本題。

新曲の「宇宙交響詩第2番<大惑星>」の2022年再録音バージョンのWeb配信を開始しました!!

下のURLから配信しています。

http://www.sympho-rock.com/Monthly.htm

思えば2020年2月(だったか??)に始まった、ともべの「全曲リメイク・プロジェクト」(ぐどいよーだけど、「プロジェクト」って言っても、ともべ一人だってば(笑))。約2年半かかって遂に最後のゴールテープを切ることができました。ここでこれまでの創作活動に一旦区切りを付けて、その他モロモロ色々な区切りもあり(ここでわ、ぜーんぶ省略w)、これから心機一転、リスタートを切りたいと思っています。

 

で、そもそも今回リメイクした「宇宙交響詩第2番<大惑星>」を2007年に制作した動機は至って単純で、

「エニドみたいな音楽を作ってみたい」(笑)

でした。なので曲の構成的にも、ともべとエニドとの運命的な出会いとなった超名曲「ユーモレスク」の構成を踏襲しています。

(ヲヤヂの昔話で恐縮ですが(笑)、1982年の大学1年生の夏休みに、初めての北海道旅行で札幌の輸入レコードショップでエニドの3rd「タッチ・ミー」を買って帰った。東京の自宅に戻って1曲目「ユーモレスク」に針を落としたときの衝撃たるや...「自分が音楽に求めていたものは、全てがここにあるっ!!」(大笑)って、本気で思った。w)

ちなみにこの「ユーモレスク」の楽曲構成、大元はおそらくエルガーの「威風堂々」あたりだと思います。なのでやっぱ「エニドは限りなく英国のバンド」なのですね。

...で、今回リメイクするに当たって、ポイントにしたのは以下の6点です。

・2007年制作のオリジナル・バージョン。音楽のテーマ(メロディー)的にはなかなかいいカンジだと(...自分では思っている(笑))のですが、いかんせん宇宙交響詩としては前作の「第1番<魂の闇より光へ>」が色んなコトを考えて作り込み過ぎたせいもあって、比較すると「音楽的な中身がない」(笑)感が否めませんでした。この点、何とかしたかった。

・構成的には、

 Aメロ ー> Bメロ ー> Aメロの再現 ー> Bメロの再現

だったのですが、オリジナルの「Bメロ ー> Aメロの再現」の部分が、あまりにも唐突。とゆーか、ハッキリ言って安直。ここの間に、ブリッジ的なパートが欲しかった。なので、新たに作っちゃいました。(笑)実はこの部分、過去に制作した未発表の曲から、そのまま流用しただけなんだケドね...。なのでこの挿入の分だけ、トータルタイムが長くなっています。

・さらに上記の新規ブリッジ部分、リードの音にどのシンセを使うか??さんざん迷った挙句、この春にようやく導入できたコルグ社復刻の miniKORG 700FS を、初めてレコーディングで使用してみました。このシンセ、設定の異なるリング・モジュレーターを3種類も持っているので、本来金属的な音色は得意です。でもあんまやり過ぎると音程感を損ねるので、そこそこの設定にしました。このシンセ、あんまロジカルなカンジはしないのだけれど、色々いじっていると思わぬイイ音がいっぱい出てきます。やっぱユニークな名機だと思いました。

・全体的には、やはり場面ごとのメリハリを大切にしました。同じメロディーが2回繰り返されるならば2回目は1オクターブ上を加える、同じテーマの提示部と再現部とではテンポや構成楽器を変える、等、配慮しました。あと、曲最後のBメロ再現部のラスト1回は、半音キーを上げています。このあたり、オリジナル・バージョンは16トラックマシーンでのレコーディングだったので、どうしても全体が平坦にならざるを得ませんでした。やはり昨今のDAWの「トラック数は、スペック上無制限」の恩恵が、本当に大きいです。

・しかしながら、やはり9分半の長尺モノとなると、さすがのCubaseでも1プロジェクトだとPCのリソース上耐えられないと思い、今回も前半、後半でプロジェクトを分けました。各プロジェクト、それぞれ約40トラックぐらい使っています。各々のプロジェクトをオーディオ・ミックスダウンまで行い、結果のWAVファイルをWaveLabを使用して1つのWAVファイルにまとめました。

・また例によってオリジナル・バージョンのドタバタとうるさい悪趣味なドラム・パート。ぜーんぶ、書き換えました。(笑) 今回、ある程度のドタバタ感は許容しながら、前回よりは圧倒的に音数を減らし、また「緩急を付ける」ことに留意しました。

今回リメイクするに当たって気を付けたのは、こんなトコロでしょーか??これで一旦、自分の音楽活動に一区切り付けて、心機一転、新たな創作活動を開始したいと思います。実はリスタートするときの1曲目は、ずっと前々から決めていたノダ...とっても有名な映画音楽のアレンジ物とだけ...でもまだ、ナイショっ!!(笑)

...ってなワケで、これからしばし、リスタートの準備期間に入るカモ知れませんが、これからもよろしくねっ!!

(^o^)

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2022年4月17日 (日)

新曲「宇宙交響詩第1番<魂の闇より光へ>」2022年再録音バージョンのWeb配信を開始しました!!

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こんちわ!! (^o^)

写真は、北海道は稚内にある「宗谷丘陵」。ちょうど宗谷岬のある半島の中央にある丘陵です。(Tシャツが某「タ〇カス」なのわ、ご愛敬...w)

ココ、稚内を訪れるんだったら、ぜひコースに入れたい丘陵です。氷河期地形として北海道遺産に登録されていて、デコボコが激しい青い大地が広がった、見事な景観をしています。

「あぁ...空は青く、大地は広いよぉー...w」

そーんな気分にさせてくれます。

風力発電の風車もたくさん廻っていて、また放牧も行われています。ココで育った「宗谷黒牛」は、結構ブランドなんだとか...。ともべも冷凍モノをお土産で買ってきて頂きましたが、とっても「柔らかい」美味しいお肉でしたね。

ココは稚内の観光バスのルートには必ず入っているし、自動車が通れるんだから、もちレンタカーでもOK。さらに稚内公認の「フットパス・コース」として、遊歩道も付いています。(さすがに腰痛持ちのアラカンおやぢとしてわ、徒歩はカンベンなんですが...w)

...で、本題。

新曲「宇宙交響詩第1番<魂の闇より光へ>」の、2022年再録音バージョンのWeb配信を開始しました。下のURLのページで配信しています。

http://www.sympho-rock.com/Monthly.htm

「全曲リメイク・プロジェクト」も、残すところ2曲の大作曲だけとなり、その1発目です。いやー、手間がかかったコト...。

なんせまず、「元となるオリジナルの譜面が、見付からなかった」

なので、原曲を耳コピするしかありませんでした。ただ、これが逆に功を奏して、原曲の気に入らないところを、ぜんーぶ変更しちゃいました。特に大きかったのが、

・主題のメロディー(メジャーキーの部分)、どー聴いても冗長すぎ。余計な部分は短くカットしました。さらに、2回目ではメロのストリングスに1オクターブ上を入れるなど、「全体にノッペリとして平坦な」印象を拭いました。

・Bメロのマイナー部分、後半を変更しました。(たまたま弾き間違えたら、コッチのほーが良かっただけなんだけど...w)、結果、何故か??転調しちゃってます。(笑)

・全体的にオリジナル・バージョンでは、拍子の頭が判りづらく、ゆえにメロディーがとても把握しづらかったと思っています。この点を改善して、拍子の頭とコード進行を、明確に伝えるようにしました。

・オリジナル・バージョンを制作した2000年時点ではシンセの機材群がまだあまり充実していませんでした。現在はモジュラーシンセをはじめシンセ群を充実させたので、その分、エフェクト系の音作りも凝ったことができたと思っています。

全体的には、今回はさすがに1つのCubaseプロジェクトではトラック数が多すぎてPC資源が負荷に堪えられないため、曲を前半と後半に分割しました。それでも、トラック数は前半のプロジェクトで約30トラック、後半では約45トラックです。やはり後半のほうが手間がかかりました。

前半と後半でそれぞれミックスダウンしたWAVファイルを、WaveLabを使用して1つのファイルに編集しました。これでまた1つ、ワザが増えたかな??(笑)

....ってなワケで、リニューアルされた「宇宙交響詩第1番」。この後すぐに「宇宙交響詩第2番<大惑星>」のリメイク作業に着手して、この「全曲リメイク」を終了、新たなスタートを切りたいと思っています。

でわでわ。。。

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2022年2月23日 (水)

コルグのポリシックスが、遂に3代(台)目になっちゃった!!

20220223_1

こんちわ!! (^o^)

現在制作中の新曲「宇宙交響詩第1番~魂の闇より光へ」のリメイク版が、まだかなーり手が掛かりそうなので、中継ぎ的にブログの記事を1発アップすることにしまつた。

実は我が家のコルグ・ポリシックス、先日なにげに3代目(3台目)に突入しました。今まで使用していたのは、Five Gさんで1990年代に購入した、MIDI改造された2台目。その前は、1982年に大学1年生のときに購入した、これがオリジナルの1台目。

2台目のMIDI改造されたポリシックス、確か2009年ぐらいに1度、Five Gさんにメインテナンスをお願いしたと記憶している。それ以来ずっと使い続けてきたんだけれど、ここにきてまたアチコチ調子が悪くなってきていた。Five Gさんに頼めばまた調整してもらえるんだケド、納期が相当かかりそうで、

「どーしよーかなー??」

って思ってた。そこへたまたまYahoo!!ショッピングでMIDI改造された出物を見付けたので、しばらく考えた挙句、

(...と、ゆーか、ずっと気になっていたもんだから、いつもPCの画面に勝手に出て来やがる(笑)。

「お願い!!私を買って!!」

みたいな...w)、 最後には遂にポチってしまいまつた。

(蛇足ながら、ミュージシャンが楽器を買ってしまった時の言い訳として、「楽器が、「お願い!!私を買って!!」と自分に向かって言っていた」、とゆーのは、だいたい常套句で...(笑))

ブツが届いてみたら、コンディションも非常に良くて、しかもコイツのMIDI改造、英文のマニュアルが付いてきたんだけど、表紙に「KORG U.S.A.」って書いてあった。コルグ社純正のMIDI改造じゃん!!

このポリシックスに関して語りだすと、もー止まんなくなっちゃうんどけれど、そこはカナーリはしょって...(笑)

とにかくともべ、自分が所有している他のシンセサイザーだったら、全部手放したって一応自分の音楽は作れると思っているんだけれど、このポリシックスだけは、なくなったら自分の音楽、ゼッタイ作れない。それくらいの惚れ込みよう。

「世界一、ストリングスが美しいシンセサイザー」

だと思ってます。だからこの際、今後のことも考えて、代替機が欲しかったのだ。これだったら、この3台目を使用しながら、2台目をFive Gさんにメインテナンス出して、仮に納期が相当かかったしても創作活動は止まらないしね。

あとこのポリシックス、コルグ社から「レガシー・コレクション3」として、すでにバージョン3のソフトシンセ版も出ているのだけれど、あれ、プリプロなんか作るときはとっても重宝する。ただ、本チャンのレコーディングで使用するには

「ちょっと...」

なカンジはやっぱある。例えば、ポリシックスで一番有名な、例のストリングス・サウンド。あれ、モノホンのポリシックスだと、アンサンブル回路をほぼオフに近い最小にしてアタックを若干ゆっくり目にしてやると、ブラス系のサウンドになる。ちょうどRCA時代のヴァンゲリスが良く使用していたみたいな、例のホルン系のブラス音。これもまた、ポリシックスならではの最強サウンド。

...で、同じコトをソフトシンセ版のポリシックスでやると、

「え”??なにコレ??」(笑)

みたくなっちゃう。やっぱ、モノホンのアナログのオシレータの音って、特にむき出しで聴いちゃうと、デジタルでは絶対マネできないと思いますね。

あと蛇足ながら、上述したアンサンブル回路、ポリシックス販売当時から

「あのアンサンブル回路だけ、取り外して単体で販売してくんないかなぁー??」

みたいなミュージシャンの要望は、やっぱあったらしい。それくらい、他に類を見ない美しいエフェクトのかかり方がする。

あと、最後に、ヲヤヂらしく、鬱陶しい昔話を1つ。(笑)

ともべがこのポリシックスを最初に買ったのは、ちょうど1982年の大学1年生の夏休み。フツーに「お金のない大学生」だったモンだから、夏休みに新聞配達のバイトをせっせとやって、ためたお金で8月末頃だったか??バンドの仲間と2人で池袋の楽器店で購入した。

...ここで、運命とゆーのは、時にお茶目なイタズラをする。(笑)

この時、我々貧乏学生でも手が届くポリフォニック・シンセサイザーの選択肢は、このコルグのポリシックスが唯一だった。だから当然のごとく、ポリシックスを買って帰った。ただ、この1か月後ぐらいに、ローランドから対抗馬のJUNO-6が発売されてしまった。コッチは完全デジタル制御で、DCO、DCF、DCA。しかも、値段が1万円ぐらい安かったと記憶している。当時、シンセに関しては何にも知らないともべだったから、もし購入のタイミングが1か月遅れていたら、

「やっぱ、これからはデジタルだよねぇー!!」w

なーんて言いながら、JUNO-6買っちゃってた可能性は高い。もしそーなっていたら、今に至るまで、自分の音楽は絶対あり得なかったと思う。ご存じの通り、JUNO-6は明らかにポップ系の音楽に向いている、ブライトで軽い音。もちろん、そんなの好き嫌いの問題でしかないんだけど、あのポリシックスの

「重厚で、奥が深くて、しかも美しい」

ストリングスはおろか、およそプログレ系の音楽にはJUNO-6は絶対向かない。もしあっち買ってたら、早々に音楽なんか辞めちゃってたかも知れないですね。

(まあ、その方がヒトとしてはマトモな人生になっ...(以下、自粛w)) 

この僅か1か月のタイミング差が、

「完全に、その後の道を踏み外させてしまった」(笑)

まあ、大学1年生の夏休みは、このポリシックスとの出会い、エニドとの出会い、北海道との出会いと、まあ盛りだくさんで、ここで人生ほとんど決まっちゃったよーな気がする...(くどいようですが、鬱陶しいヲヤヂの独り言だと思って聞いてくらはい...(笑))

...ってなワケですんません、「ポリシックスが大好きっ!!」ってゆーだけの、お話でした。ちなみに昨今、同じコルグ社から復刻されたmini KORG 700FSもちゃーんと予約を入れてあるんだけど、この世界的な半導体不足で納期が相当先になるみたい。コッチも、無事納品されるといーなー...。

じゃーね!!

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2022年1月16日 (日)

新曲「さようなら碧い地球」(2022年再録音バージョン)のWeb配信を開始しました!!

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こんちわ!! (^o^)

写真は、北海道の阿寒湖畔、アイヌコタンにあるアイヌ料理店「番屋」(ともべ、阿寒湖での昼メシは、ココと決めている...)で食べた「シカ肉ステーキ定食」。

「お肉、大盛りにしてねっ!!」

って頼んだら、こーなった(笑)。昨今では、東京あたりでもジビエ料理の専門店がいっぱいあるんだけど、東京では1回でも食べたコト、ないっすねぇ~...。もともとは、

「シカ肉は、北海道旅行のときだけ食べられる、スペシャルな楽しみ」

だったノダ。

昨今のジビエ・ブーム、

「食害のあるシカなんかを駆除して、そのお肉を有効活用しましょう!!」

がひとつにはあるみたいなんだけれど、なんかちょっと可笑しいと思っています。そもそもシカのお肉って、とっても美味しいです。豚、牛、鶏ともまた違って、脂身が少なくてあっさりしているようで、色が濃イイお肉の味がとっても濃厚。野性味に溢れたそのお味は、

「とっても美味しいので、ぜひ食べましょう!!」

のほーが、まず正解だと思うんですが。あと鮮度等の理由があって、例えば東京のスーパーなんかでは扱えなかったりするのが、チト悲しい...。

さらに、北海道で実物を見たヒトは判ると思うんですが、生きてる野生のエゾジカは、とっても可愛いです。特につぶらな瞳が...もータマんないっ!!なので、

「え”ーっ!!あの可愛いシカちゃんを、お肉にして食べちゃうのぉ~!!」

は、実は気持ち的にかなりあります。(笑)

...で、本題。

新曲「さようなら碧い地球」(2022年再録音バージョン)の、Web配信を開始しました。下のURLから配信しています。

http://www.sympho-rock.com/Monthly.htm

現在の状況下でのこの曲の配信開始に関しては、リンク先のページに書いた文章を参照してください。

ともべの「全曲リメイク・プロジェクト」、小曲としては、いよいよ本作が最後になりました。なぜ、この曲が一番最後になったか??とゆーと、

「オリジナルの音源が、それなりに気に入っていたから」

です。オリジナル版は、まだオープンリールの16トラック・マシンで録音されていて、特に1コーラス目のシンセリードの後、ドラムが入ったあたりからのシンセ・ストリングスの響きは

「アナログ録音ならでは、だなー...」

ってずっと思っていました。なので、今回のリメイクのポイントも必然的に

「あの響きを、Cubaseの録音でどう再現するか??」

にかかっていました。結果的には、なかなか上手くいったと思っています。

あと、今までのリメイクでは、だいたいオリジナル版でドタバタとうるさかったドラムスのパターンは、シンプルなパターンに修正しちゃっていました。ただ本作の後半部分のドラミングに関しては、このドタバタ感がそれなりの必然性があると判断したので、

「まあ、このままでよし」

としました。ただ一部、やかましさがおびただしい箇所のみ、多少シンプルなパターンに変えています。

この曲は全体的にシンセのエフェクト音が多いんですが、イントロ部分のノイズ系のみErica Synths SYNTRAXで、それ以外は全てARP Odysseyを使用しています。事前に音のイメージが明確になっている効果音に関しては、ARP Odysseyのほーが、扱いやすいですね。

この曲、ともべのオリジナル曲では唯一、フェードアウトなんですが、これは元々オリジナル版を制作する際に、

「どーしても、エンディングのパターンを決められなかったから」(笑)

です。結果的に、

「宇宙船が地球から遠ざかっていく光景は、フェードアウトするのがイメージ的に合っている」

と思われたので、今回もこれを踏襲しています。

あとは、全体的にCubaseのトラック数の多さを最大限に活用した改善を図ったのみで、大きな変更は実施していません。

「この曲は、まーだいたいこれでいいや」

と、思っています。

これで、ともべの「全作リメイク・プロジェクト」も、残すところあと2曲。これから最後で最大の難関、

・宇宙交響詩第1番「魂の闇より光へ」

・宇宙交響詩第2番「大惑星」

の2曲の大作をリメイクして、この2年以上?に渡ったプロジェクト(だから、所詮ともべ1人だってば...w)を完結したいと思っています。まあ、残り2曲は難物なので、どう考えても2021年度内の完了は無理ですね。2022年春過ぎの完了になるでしょう。そこから、全く新しい創作活動をスタートさせたいと思っています。ちょうど、

「カンレキを迎えるあたりで再始動かな??」(笑)

...ってなワケで、イメージも新たになった「さようなら碧い地球」、みんな聴いてねぇぇぇぇぇっ!! (^o^)

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