2016年4月24日 (日)

奇跡のエニド初来日公演レポート!!

20160423_1もはや生半可な期待というよりは、「奇跡」に近かった、エニドの初来日公演。4月21日(木)、22日(金)の両日、渋谷TSUTAYA O-EASTへ観にいってまいりました。

会場に着いてすぐ、グッズ売り場へGO!!初日のTシャツと布製ポスター、パンフを即GET!!やっぱ「この機会にしか買えないエニド・グッズ」わ、何が何でも欲しーノダ。(笑)

TSUTAYA O-EASTってハコは初めてだったんだけれど、キャパでクラブチッタの半分ちょいくらいだろーか??「お客さん、入るかなぁ~??」なんて思いきや、最後列1列ぐらいに空席が見えるぐらいで、軒並み大入りでした。

ともべ、今回は奮発して2日間とも限定のVIP席(2階のバルコニー席)だったんだけれども、ステージ全体が見渡せて、視界をさえぎるものもなく、非常に快適だった。「VIP席はスペシャル・グッズのプレゼントあり」とのことだったんだけれども、受付で渡されたのは、

20160423_3「エニド・ワイン」どした。(1本が初日、もう1本が2日目)。コレわコレでいーんですが...できれば「未発表ライヴ音源のCD」とか...直筆のサイン色紙とか...期待してたんですが...(笑)

ちなみに今回、初日は1stアルバム「In The Region Of The Summer Stars」からの曲を中心にした、2日目が2nd「Aerie Faerie Nonsense」からの曲を中心にしたセットリスト。いやがおうにも、期待が盛り上がります!!

コンサートの客層は、今やロック・コンサートともなれば「オヤジ中心」(笑)なのはどこでもだけれど、さらに今回は年齢層が高かった。見るからに「コアそうな」(笑)ファンとお見受けするヒトばかり。クラシック・ファンみたいなカンジのヒトも多かった。ともべ、プログレ・マニアの間でも「エニドが大好きですっ!!」って言うとたいていヘンなカオされるんだけれども(笑)、エニドのファン、けっこういるじゃーん。

7時ちょい過ぎに、コンサートがスタート!!メンバーがステージに登場して、期待の1曲目は1stから「The Last Judgement」でした。バックグラウンドのPCオケと、バンドの生演奏が一体化した瞬間の、ものすごい音圧感!!正に「日本で初めて聴く生のエニド」でした。

演奏が終わった瞬間、ものすごい拍手。それも2日間のコンサート全体を通して言えるコトなんだけれども、1曲1曲演奏した後の拍手がいつもまでも鳴り止まない。これは音楽の素晴らしさと同時に、1976年のデビュー以来、「ほとんど英国の外に出たことがない」伝説のバンドが、はるばる海を越えて日本に来てくれた、そのことに対する観客の感謝と祝福の念が大きかったように思う。

20160423_4コンサートの前半は、近作「INVICTA」より、「One & The Many」、「Who Created Me?」、「Witch Hunt」の3曲。近年加入したジョー・ペインのボーカルが素晴らしかった。個人的には「男声版、アニー・ハズラム」と呼びたい(笑)。ステージ上のパフォーマンスも堂に入ったもので、視覚的にも完全に「ステージの中心」の役割を担っていました。

で、5曲目は、「1st中心のセットリストなら、やっぱコレが一番聴きたかった!!」の、御大R.J.ゴドフリーのピアノ曲「The Lovers」です。今回、完全なピアノ・ソロでわなくて、2ndキーボーディストによる手弾きのストリングスとPCのバックグラウンド・オケも入った、「完全版」です。涙が出るような美しい出来でした。R.J.ゴドフリー氏、アルツハイマーの初期症状を発症されているとのことで、今回のジャパン・ツアーを最後にステージから引退されるとのこと。でも、ピアノの演奏を見ている限り、超テクニカルな演奏を見事に弾きこなしていました。「なーんだ、まだゼンゼン弾けるじゃーん。良かった。」

6曲目は、同じく1stより「The Falling Tower」。今回のコンサートでは、英国ツアーでもあまり演奏される機会が多くない曲は、ちょっとアンサンブルに危なっかしいさが目立った。この曲も、PCオケとバンド・アンサンブルのコンビネーションで、やや統一感の不足を感じました。

7曲目は趣向を変えて、5thアルバムから「Something Wicked This Way Comes」。センチメンタルな哀愁感ただようこの名曲を、ジョー・ペインのボーカルでさらにグレード・アップして再現してくれました。

20160423_2...で、ここでギターにテクニカル・トラブルが発生!!トラブル復旧までの間、R.J.ゴドフリーが即興でピアノ・ソロを演奏してくれるとゆー、ファンには嬉しいハプニングがありました。ゴドフリー氏、ラフマニノフ風のピアノ曲を美しく演奏してくれて、最初は「演出かな??」なーんて思ったんだけれども、この後もう1回トラブルがあったので、やっぱ本当にギターの調子が悪かったのでせう。

コンサート後半は、「INVICTA」から「Leviticus」と、最新作「DUST」から「Trophy」、「1000 Stars」、「Heavy Hearts」の3曲。いずれも従来型のオーケストラたっぷりのエニドとゆーよりは、バンドとボーカル中心の「現在進行形のエニド」といった趣きでした。そして、コンサート本編のラストは、1stのタイトル曲「In The Region Of The Summer Stars」でした。この至極美しい演奏を聴きかながら、この英国から来た夢織人達は、もはやともべの「原点」なのだなぁ~、とつくづく感じました。正に、心にしみる「名演」。ジョー・ペインがウィンド・シンセのフレーズをトチる箇所もあったりして...でもそれが逆に「本当に吹いてるんだぁ~」みたいな証明になってたりして。(笑)

アンコールは2回演ってくれました。1曲目がバークレイ・ジェームス・ハーヴェストの名曲「Mocking Bird」。故ウォーリー・ウルステンホルムへのレクイエムのように響きます。2回目が新作「DUST」から「Someone Shall Rise」。終演後には、ゴドフリー氏が客席最前列のお客さん皆と握手していました。このときばかりは「VIP席より最前列が良かったよぉ~...」(笑)

1st中心の初日のセットリストの中では、演奏しなかった曲が何曲かあったんだけれども、その中でも「The Sun」は、ぜひ演って欲しかったと思ったぞ。

20160423_5日付は変わって、4月22日(金)の第2夜。この日は、2ndアルバムからの曲が中心です。先に結論から書いちゃうと、初日よりはこの2日目のほうが断然出来が良かった。と、ゆーもの初日はかなりメンバーに硬さが見られて、ギターのジェイソン・ダッカーのミストーンも多かったのだけれど、2日目は演奏全体がかなり安定していました。しかも、初日はセットリスト的に「INVICTA」、「DUST」からのバンド・アンサンブル主体の小曲が多かったのに対して、2日目はオーケストラたっぷりの大曲ばかりで占められていたからで、より「従来型のエニドらしい」壮大なコンサートでした。

お客さんの入りも、初日は空席が少し見えていたのが、この2日目はほぼ満席でした。やっぱ、1stより2ndのほーが、人気があるのかしらん??あと、この2日目はR.J.ゴドフリー氏のライヴ・ステージからの引退ラスト・コンサートとなるのも、感慨深いものがあります。

1曲目は意外にも、新作「DUST」から「Born In The Fire」でスタート。さらに続いて「Someone Shall Rise」。「2ndの曲はいつ??」とか思ってたら、ここからきました!!3曲続けて「Mayday Galliard」、「Ondine」、そして「Childe Roland」。「Mayday~」は今回最も聴きたかった曲の1つだったんだけれども、やっぱ先日の「The Falling Tower」と同じ、英国ツアーで演りなれていない曲は、ややアンサンブルに不安定さが目立ちました。「Ondine」はピアノとウィンド・シンセを中心にした、従来とはまた趣向の異なった再現。「Childe~」は昔からライヴでは定番なので、安定した演奏でした。

ここでまた。ステージ中盤で趣きを変えて中期の曲。名盤「The Spell」から「Summer」を演奏してくれました。ジョー・ペインがMCで「次の曲は、アルバム「Spell」から...」と言った瞬間の観客の反応が素晴らしかった。やっぱみんな、あのアルバム好きなのねぇ~ん(笑)。このウォルト・ディズニーのテーマ曲のような曲想の名曲を、夢見るような形で再現してくれました。ともべ、もーウットリ...(笑)

20160423_6この後がまた意外な選曲で、アルバム「JOURNEY’S END」からクライマックスの「Malacandra」と「Shiva」のメドレーでした。ものすごく長大で壮大な2曲。ボーカルも入るけれど、壮大なオーケストレーションもたっぷりで、特にデイヴ・ストーレイの生ドラムとニック・ウィレスの生ティンパニ、そしてPCのオーケストレーションが一体となった瞬間の音圧感は、すさまじいものがありました。「これぞ、正にエニド」それと、ドラムスのデイヴ・ストーレイは近年のスタジオ作では割とシンプルにドラムを叩いているので、トシを取って腕が落ちたかと思いきやさにあらず、ただでさえ複雑な楽曲を、超テクニカルなプレイで盛り上げていました。往年のエニドのリズムそのまんま!!

さらに、「PCのバックグラウンド・オケを使用しているんじゃー、完全な生のライヴじゃーないじゃーん」とかゆーヤカラがいるカモ知れないんだけれど、それわ違うって思いました。こんだけ複雑な楽曲を、PCのオケに寸分違わず演奏するということは、もはや「名人芸」です。完全な生演奏と違って、途中でズレたりしたら収拾が付かないんだぜぇーっ!!

コンサート本編の最後は、ジョー・ペインのMCで、「これから、今夜のメイン・イベントです...」に導入されて、待ってました!!大作組曲「Fand」の完全再現!!もー、言葉が出ない...素晴らしい!!「あの、ギターのアルペジオ」が始まった瞬間の、感慨深さ...。第一楽章は、近年の改訂版をベースにしたロング・バージョンで、第2楽章はオリジナルに近いショート・バージョンで、完璧に再現してくれました。圧倒的な音圧感!!よもや、この曲が日本で、しかも正真正銘のエニドの生演奏で聴ける日が来るとは...ウルウル...。第2楽章のクライマックスでは、ホント今までの自分の長い人生が、走馬灯のように駆け巡ってしまいましたよ。合掌...。

アンコールは本日も2回。「Something Wicked This Way Comes」と「1000 Stars」でした。エニド側も日本のファンのためにセットリストを良く考えてくれたのか、「ファンは、1日目も2日目もどっちも来る」と見抜いていたのか、2日間で重複する曲は3曲のみでした。しっかし、こんだけロックの「規定の文法」からは完全に外れるロックを演奏するバンドなのに、こんなに日本のファンがいるなんて...ケッコウ驚き。アンサンブル的には、ロックバンドに常時「生のティンパニが入る」とゆー時点で、そもそも異質だし、またその生ティンパニが、ライヴ演奏上の重要なポイントとなっていました。正真正銘の「ロック・オーケストラ」。

ただ、今回のコンサートでたった1つ残念だったのは、ファンだったらみんな同じ思いだったろーケド、やっぱエニドのコンサートのフィナーレは、「Dambusters March/Land Of Hope And Glory」で盛り上げて欲しかったぞ。(笑)期待していたのにぃ~...。

エニドのメンバー御一行は、翌日4月23日(土)に日本観光を楽しまれた後、英国への帰国の途に付かれたとのこと。ともべは1982年の夏に札幌のレコード屋で初めてエニドの3rd「TOUCH ME」のLPレコードに遭遇して、その裏ジャケットの写真にあるR.J.ゴドフリー氏が、それから35年近くを経た今、よもや日本の地を踏むことになろうとは...ご本人も想像だにしていなかったコトでしょう。歴史とゆーのは、ホント何が起こるか判らない...。リーダーのR.J.ゴドフリー氏の記憶の中に、「日本は本当に素晴らしかった」という思い出が残ることを、切に祈ります。

ともべの人生を完全に変えてしまったたった1つのバンド、ジ・エニド。日本に来てくれて、本当にありがとーっ!!!!この2夜は、ともべの人生で、最高の思い出になりました!!

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2013年3月 9日 (土)

ロバート・ジョン・ゴドフリーの最新ソロ・アルバム!!

20130309 こんちわ。(笑)
しばらく凍りついていた当ブログですが、そろそろ定期更新再開しよーかと思いまふ。
よろしくね。
で、写真わ
エニドのリーダー、ロバート・ジョン・ゴドフリー御大の、待ちに待った最新ソロ・アルバム「ジ・アート・オヴ・メロディー」。遂にリリースされました!!
ちなみにともべわUKのエニドのサイトから直接買ったので、ちゃーんとゴドフリー御大の直筆サイン入り。ついでにエニドのファン・クラブ
「Enidi」の入会案内まで入ってきた。
「家宝ですなぁ~...」(笑)
もう数年前から
「新しいピアノ・コンチェルトのアルバムを出すっ!!」って言ってたのがノビノビになっていて、ここにきて急にリリースの運びとなりました。めでたしめでたし...。
だから当初は新たに書き下ろしたコンチェルトになる予定が、結局は独立した8曲の収録になっています。それも、ハッキリ言ってしまえば「過去のエニドの作品の焼き直し」です。
タイトルとなっている
「ジャーニーズ・エンド」「ジ・アート・オヴ・メロディー」を始めとして、1stの「ザ・ラヴァーズ」「トリッピング・ザ・ライト・ファンタスティック」から「ゼ・ビスケット・ゲーム」「ホワイト・ガディス」から「ノクターン」などが、ピアノ・コンチェルトにリ・アレンジされて、さらにタイトルも変えられて収録されています。
しかも、前半6曲のオーケストレーションが全てシンセのよるものなので、思ったよりもはるかに聴き易い。もー
「エニドからリズム・セクションとギターを取った」ぐらいのノリで、「もう1つのエニド」って言ってもいーんじゃないでしょーか??堅苦しいとっつきにくいカンジは全くないので、気軽に聴いてみていいと思います。イージー・リスニング並みの聴き易さです。
後半2曲は、「ザ・ラヴァーズ」と「ジ・アート・オヴ・メロディー」の、生オーケストラとの共演による再録です。特に「ザ・ラヴァーズ」は涙モノの名曲なので、これもファンには嬉しい...。
ちなみに。R.J.ゴドフリー御大のピアノは、衰えるところを知らず、このアルバムでも素晴らしいです。やっぱ元々が、「ロック界のキーボーディスト」でわ、ないっすよね...。
...で、今年こそ、
「エニドの来日公演を実現へ!!」に期待したいのですネ!!

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2011年12月13日 (火)

エニドの完全ディスコグラフィーを作りました!!

20111213_1 こんちわ。またしても久々のともべです。

ともべのWebサイト「シンフォニックロック・ワールド」の1コーナーとして、「エニド完全ディスコグラフィー」のコーナーを新設しました!!

この構想、実わ前々からあったんだケド、なかなか手間がかかりそーで、手が付けられなかった。でもここへきて、本国イギリスではエニド復活しちゃって大活躍中だし、日本のプログレCDショップなんかでもエニドのコーナーできちゃってるしで...そろそろ潮時カナ??と思って。ちょうど先月コンサートが終わったのを機会に、Webサイト構築に着手しました。

思えばエニドの作品って、リミックスやリマスターはやったら多いわ、題名や曲順もコロコロ変わるわ、ジャケットアートもしょっちゅう変わるわ、シングルは大半はアルバム未収録だわ...で、でも日本のWebサイトには、それらをまとめたデータベースって皆無なのです。で、

「どーせ誰かが作んなきゃイケナイんだったら、自分で作っちゃえ!!」

なのですネ。

各アルバムの収録曲とか、メンバーとか、細かいデータはこの際一気にカットして、ポイントとなる情報だけを判り易く解説したつもりです。構成も、スタジオ・アルバム、ライヴ・アルバム、コンピレーション・アルバム、シングル、メンバー関連アルバム、映像作品に分類して、なるべく整理して作りました。

なんせ、画像数だけで70以上、レビューしたアルバムやシングルが45枚以上だったから、ケッコウたいへんだった。11月20日から、約20日間ぐらいを費やして、よーやく完成にこぎつけました。

まあ、ヲタ根性丸出しの、マニアックなコーナーなんですが...ごめんちゃい。

直アクセスのURLはココ(↓)です!!

http://tomobe.music.coocan.jp/Enid_Disc_Ind.htm

まあ、こんなのを機会に、

「今度こそ、エニドの来日が実現しませんかねぇ~!!」

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2011年6月26日 (日)

エニドの2011年ニュー・アルバムがリリースされました!!

20110626_1 待ちに待ったエニドのニュー・アルバム、「RISEN ー ARISE AND SHINE VOLUME 2」がようやくリリースされました!!ともべわUKのエニドのサイトに予約を入れてあったんだケド、6月21日(火)に無事エアメールで届きました。

...で、今回のニュー・アルバム、過去のエニドの代表作を現在のメンバーでリメイクした、いわゆる「再録音盤」です。前回の同企画の「ARISE AND SHINE VOLUME 1」は、1stアルバムからの2曲を除いては全て「サロメ」以降の新しい楽曲で占められていましたが、今回の第2弾は1stから6th「スペル」までの正に初期の名曲ばかり!!この選曲が、

「ファンにわコタえられませんわっ!!」(笑)

一応収録曲を書いておくと...。

1.チャイルド・ローランド

2.ザ・タワー

3.ザ・ラヴァーズ

4.サムシング・ウィキッド・ディス・ウェイ・カムズ

5.スプリング

6.ファンド

7.ダムバスターズ・マーチ~希望と栄光の国

8.モッキンバード(ボーナス・トラック)

一応判りやすいよーに、オリジナルのタイトルで書いてみました。この曲目を見ただけでも

「うわぁ~!!」(狂喜)

ですネ!!ちなみにラストのモッキンバードわ、初回プレス1000枚だけのボーナス・トラックです。

20110626_2 今回のこのリメイク・シリーズ企画、そもそもは現在のメンバーがコンサートで「新バージョンの」旧曲を演奏していたところ、

「このニュー・バージョンのスタジオ・レコーディングも聴きたいっ!!」

とゆー、ファンの熱烈なリクエストにバンドが応えたものらしーです。確かに全曲、現在のメンバーを軸にした、斬新なアレンジ、演奏がなされています。

ちょっくら各曲のキモの部分を紹介しておくと...

1.チャイルド・ローランド

全体にシンプルなアレンジながら、オーケストレーションの派手なトコロはより壮大にした感があります。現在の彼らのライヴではオハコですネ。ただちょっと残念なのわ、昨年リリースされた新作「ジャーニーズ・エンド」の国内盤CDのボーナス・トラックとして収録されていた同曲と、同一テイクです。できれば別バージョンで...とか、贅沢ですかね??(笑)

2.ザ・タワー

ご存じ1stの1曲目。オリジナルの「狂ったやうな」(笑)シャープさはもちろんないものの、同曲では初めて、大々的にシンセ・オーケストレーションが導入されています。オリジナルでは申し訳にメロトロン程度でしたから...。「壮大な完成形」とゆー意味でわ、コッチのほーが上かも...です。

3.ザ・ラヴァーズ

2曲目からインターバルなしで連続して突入するトコロが、とっても良い!!R.J.ゴドフリー御大のピアノ・ソロによる超名曲。涙...また涙...。(泣;)原曲の美しさはそのままに、「ザ・ミラー・オヴ・ラヴ」と改題されているぐらい、大きくリアレンジされています。オリジナルよりオーケストレーションも大々的です。

20110626_3 4.サムシング・ウィキッド・ディス・ウェイ・カムズ

ゴドフリー、スチュワート、ノース体制で制作された5thからの1曲。もともとはスチュワートとゴドフリーでリード・ボーカルが取られていたので、マックス・レッドのボーカルだとちょっと違和感あるんですが...(笑)原発反対が世界的に叫ばれている昨今、「反核」をテーマに作られたこの曲の現在の意味に関するらしきことが、インナーのライナー・ノーツに記載されています。オリジナルのエモーショナルな持ち味をしっかり維持して、またジェイソン・ダッカーのギターもスティーヴン・スチュワートのプレイをみごと引き継いでいる、佳曲です。

5.スプリング

今回のアルバムの目玉の1曲でわないでしょーか??超名盤6th「スペル」からの1曲。今年のツアーでは

「この曲のニュー・バージョンを演るよっ!!」

って、Webサイトでプロモーションされていました。どんなリメイクになるんだか??興味シンシンの1曲。結果はオーケストラ控え目で、若干スケール・ダウン。そのかわりにエレキ・ギターを全面に押し出した、ソリッドなアレンジに仕上がっています。しかし...しかし...ドラムのデイヴ・ストーレイも曲の途中までは

「老体にムチ打って」(失礼...)

健闘しているものの、曲のクライマックスの超絶技巧なテクニカル・プレイわ、

「フツーの3拍子になっちゃった...」(大爆発っ!!)

やっぱもー、アレわ叩けないッスかねー??(ベスト・プレイだったのにネ...残念...)

6.ファンド

先般のライヴで演奏された、2010年最新バージョンです。今回めでたくのスタジオ録音化っ!!コレも

「シンプルなトコロわよりシンプルに、壮大なトコロわより壮大に!!」

のリアレンジ。オーケストレーションのピーク時なんて、盛り上がっちゃってスゴいコトになってます!!でもできればこの曲だけわ、

「フランシス・リカーリッシュ様をゲストで呼んで欲しかった!!」

って、ファンならみーんなそう思いますよねー。(笑)

20110626_4 7.ダムバスターズ・マーチ~希望と栄光の国

今回のアルバムの、明らかに最大の目玉です!!全盛期のコンサートでは最後に必ず演奏されていた、「第2のイギリス国歌」のニュー・バージョン。意外なことですが、エニドの同曲のスタジオ・テイクが発表されるのわ、実は今回が初めてなのデス。(以前にリリースされたものは、全てがライヴ・テイクでしたから。)この曲も、

「今年のツアーではニュー・バージョンで演奏するよっ!!」

って、Webで告知されていたモノ。このCDを手にしてから、もーこの曲だけわ何回繰り返し聴いたか判らない...。とっても感動的なニュー・バージョン。後半「威風堂々」の部分は、今回は合唱なし、オーケストラ主体のインストで壮大に盛り上げています。聴くたびに、

「トリハダがぁぁぁぁぁぁぁぁっつ!!」(笑)

8.モッキンバード

先般悲しくも他界してしまった、バークレイ・ジェームズ・ハーヴェストのキーボード奏者、ウーリィー・ウォルステンホルムへの追悼曲として捧げられています。ご存じB.J.H.の超名曲。R.J.ゴドフリーは他のバークレイのメンバーとは初期作品の著作権の問題で常に係争関係にあったものの、故ウーリィーとだけは常に親交関係にあったらしく、Webサイトにも追悼の意が述べられています。今回のバージョンではシンセによるものながら、やはり見事なオーケストレーション。(オリジナルとは、かなり書き換えられているよーですね)哀愁タップリのメロディーわ、やっぱ名曲だなーって、つくづく思います。(どーでもいいことだけど、楽曲のクレジットが「リーズ - ゴドフリー」なってる。裁判の結果こーなったんですかねー??)

ってなワケでちょっくら長くなってしまいました、各楽曲の紹介。まとめると、今回のリメイクによるニュー・アルバム、大きく3つのポイントがあるよーに思います。

1.ギター中心のアレンジメント

エニドの音楽を特徴付けるシンセ・オーケストレーションは、「出るトコロは出る」ながら、全体的には控え目で、ギター中心のアンサンブルにシフトしています。従来はシンセがリードを取っていた部分も、代わりにギターがリードを取っている場面がものすごく多いです。これがエニドの「現在形」なのでせう。

2.ライヴのプロトタイプ

今回のテイクの、特にオーケストレーション部分は、そのままライヴ・コンサートでバックグラウンド・オケとして使用されるものと思われます。エニドのライヴを生で観ることのなかなかできない我々は、

「今のライヴでわ、だいたいこんなカンジなんだー!!」

って、楽しむコトができますネ。

3.アナログ・シンセの復活

今回のシンセ・オーケストレーションをよーく聴いてみると判るんだけれども、エニドのオーケストラ・サウンドとしては以前よりも自然です。なぜかって言うと、サンプリングによる冷たいデジタル・オーケストラ・サウンドに交じって、アナログ・シンセとおぼしき暖かなシンセ・サウンドが復活してきています。まあ、実際はこれもアナログ・シンセのサンプリングによるものなんでしょーけれども、

「いかにもエニドらしい...」

広がりと厚みのあるヒューマンなサウンドです。しかしながら、そこは現在のテクノロジー、オーケストラ・パートの微妙な表情付けは以前よりはるかに豊かになっていて、総体的にR.J.ゴドフリーによるオーケストレーションが、さらに格段の進歩を遂げているよーに聴こえます。

...ってなワケで今回のエニドのニュー・アルバム、現在ではまだエニドのWebサイトの直販のみなのですが、国内の小売店では西新宿のガーデンシェッドさんが、いち早く取り扱っています。(できればボーナス・トラック入りを手に入れましょーネ!!)

「でも...今年も...やっぱ来日わしてくれないんでしょーかね???」 (シツコイか...(笑))

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2011年2月13日 (日)

エニドの2010年最新ライヴの今度はCD!!

20110213_1 エニドの2010年復活ライヴの、今度はCDがリリースされました!!タイトルも先般リリースされたDVDと同じ。「ライヴ・アット・タウンホール・バーミンガム」。収録内容もDVDと同じですが、曲間のMCは全く収録されていないのと、音声のミックスがDVDとは別ミックスになっています。CD2枚組で、エニドのファンならばぜひ押さえておきたい1枚です。

ともべのトコロには、先週ぐらいによーやくUKからエアメールで届きました。エニドのWebサイトから直販で購入したんだけれども、日本国内の小売店では、西新宿のガーデンシェッドさんがいち早く取り扱っています。

収録曲目を一応ご紹介しておくと、

CD1

・ジャーニーズ・エンド(各曲に分かれてクレジットされています)

・ザ・ラスト・ジャッジメント

・イン・ザ・リージョン・オヴ・ザ・サマー・スターズ

CD2

・チャイルド・ローランド

・オンディーヌ

・ザ・ラヴァーズ

・ファンド

・ダーク・ハイドロリック

20110213_2CD2からは例によって、スペシャル・ゲストとしてギターのフランシス・リカーリッシュと、ブラス・セクション、パーカッション・セクション、それにパイプ・オルガンまでが加わった壮大な演奏になっています。

...で、問題の「別ミックス」なんだケド、確かにDVDの音声トラックよりも、ダイナミックレンジが広く取られていて、音の緩急とゆーか、小さい音と大音響との差がとても激しいです。その分、DVDよりもダイナミックな演奏に感じます。さらに、バックのオーケストレーションをより強調するやうなミックスがなされていて、いかにも「エニドならでは」といったシンフォニック・サウンドが満喫できます。クライマックスの「ファンド」の盛り上がり部分なんて、もーズゴいっ!!

昨今のエニドは、オーケストレーションがほとんどPCからのバッキング・トラックに委ねられているので、その意味からも以前の「アナログシンセを生弾き」の時代とは隔世の感があります。もーR.J.ゴドフリー御大の緻密かつ複雑なオーケストレーションのオン・パレード!!明らかに「昔より進化したライヴ」と、言えそーです。

20110213_3いかんせんCDなので、トーゼン音楽しか聴こえてこない。これが先般のDVDだと演奏している様子が判っちゃって、弾いてないパートの音がやったらと気になちゃう。

「この音、どこから出ているのぉ~??」(笑)

みたいな、かなーりイライラする感じが、CDだともちろんないです。ぜーんぶ生演奏だと思っちゃえばよろしーかと...。

「でも、ホントーわ、違うんだかんね。」(笑)

ただ1つ残念なのわ、1曲目「ジャーニーズ・エンド」の中盤、「マラキャンドラ」あたりから、同曲のエンディングあたりまで、みょーに録音レベルが小さくなっちゃってるコト。このあたりはこの組曲の中でもハイライトの部分なのに...。このあたり、もっとバランス感に注意してもらえれば、ディスク1の新曲も、旧曲と同じぐらいの高いグレードで楽しめたハズなのに...ちょっと、残念です。

でもまー、「ライヴ・アット・ハマースミス」「スタンド」「ファイナル・ノイズ」に続く、エニドの通産4枚目にあたるライヴ・アルバム。すでにDVDを持っているヒトも、十分に買う価値はあるかと思いまふね。

閑話休題...。

20110213_4ここからわ、ついでのカンケーないお話。ついに買っちゃいました!!AppleiPhone 4!!

今までわ

「ゼッタイに、ケータイわ持たない主義っ!!」

で、周囲のヒトからほっとんど

「奇人変人」(笑)

扱いされてきたともべ。とうとう自分の主義を1つ放棄しました。

ことも発端わ、この3連休に今話題のFacebookを始めたコトで、このSNSにとっても可能性を感じたともべわ、

「このインフラを最大限に生かすんだったら、やっぱ携帯端末わ必須だよねっ!!」

って痛切に感じて、ほっとんど

「コーフン状態の勢いのみ!!」(笑)

の衝動買いで、地元のSoftbankショップで購入した次第。実際手にしてみたiPhoneは素晴らしかった!!もー電話なんてほっとんどオマケみたいなもんで、完全なモバイルのネット端末。もーこれからわ、どこでもインターネットに繋げる。

ともべ何でもそーなんだけれど、

「やってみもしないで物事を批判するのが、大嫌い」

なのだ。今回のFacebookしかり、スマートフォンしかり、さらに次の週末にはTwitterも始めよーかと思ってまふ。実際に自分でやってみて、結果として「良い」とか「悪い」とか、決めたいです。

カンケーない話、その2

この春もプログレ関連の外タレ来日ラッシュで、

・ラッテ・エ・ミエーレ

・アレア&マウロ・パガーニ

・ホークウィンド

の3組の来日が決まっていました。その中では、イタリア組のラッテ・エ・ミエーレアレアは今回パスして、ホークウィンドのみ、4月9日(土)のチケットを購入しました。やっぱブリテッシュ・プログレを探究したいともべとしてわ、70年代サイケデリック・ロック・シーンの中心であった彼らのライヴは、どーしても生で観ておきたかったノダ。そしたら...

「追加で4月にUKの来日が決定しちゃいましたぁ~!!」

最初から判っていれば、コッチが観たかったぞ。でも今回のUK,メンツわジョン・ウェットンエディー・ジョブソンアレックス・マカチェクマルコ・ミンネマンで、

「これぢゃー、UKZじゃんかよーっつ!!」(怒;)

ってーなワケで、コッチわ観に行きません。あしからず...。

季節わもーすぐ春。今年も「プログレ満開の春」(笑)が来ますよーに!!

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2011年1月16日 (日)

エニドの2010年最新ライヴのDVD!!

20110116_1 ようやく出ましたっ!!エニドの2010年最新ライヴのDVD「ライヴ・アット・ザ・タウンホール・バーミンガム」。当初2010年11月にリリースの予定だったのが、

「発言の一部に誹謗中傷が含まれているのが発覚、云々...」

でリリースが遅れて、ともべのトコロにも年末によーやくUKからエアメールで届きました。待ちに待った一枚。

オーダーの時にコメント欄に

「NTSCでねっ!!」

って書いたんだけど、ちゃっかりPAL版が送られて来ました。たぶんNTSC版はまだないのでせう。だから購入の際は注意が必要です。ただ、HQビデオとかで録られているらしくって、画質はとってもキレイです。エニドの2010年4月16日の、イギリスはバーミンガムでのコンサートの模様を、完全収録してあります。ちなみにこの日わ新作「ジャーニーズ・エンド」の、ワールド・プレミア公演でもありました。「エニド完全復活っ!!」を象徴する、記念すべきコンサートです。会場のタウンホールは、日本のクラブチッタより若干キャパが多いカナ??ぐらいの中規模クラスのコンサート会場のようですね。

20110116_2...で、カンジンのコンサートの内容なんだケド、まず最初は新作「ジャーニンズ・エンド」を、アルバムの曲順通りにライヴ演奏しています。でもなぜか??フィナーレを飾る「ジ・アート・オヴ・メロディー」1曲だけは省略されてしまっている。演奏後、このラスト1曲に関してR.J.ゴドフリーからコメントがあるんだけれども、すんません、ともべの英語力でわ理解できず。

演奏は、最初わバンド・メンバーのみによる演奏。キーボードに御大のR.J.ゴドフリー。ボーカル&ギター&キーボードでマックス・レッド。パーカッション&ベースでニック・ウィレス。ギターでジェイソン・ダッカー。そしてドラムスがデイヴ・ストーレイの布陣。

このオープニングから、早くも気が付く点が一つ。ステージ上にはノートPCが置かれていて、オーケストレーション等のバッキング・トラックはどうやらそこから音が出ている模様。つまり、かつては要塞のやうなシンセ群のよるリアルタイム・オーケストレーションを実践していたエニドも、このハイテク技術が進化した現在においては、

「シンセの生弾きは大部分を放棄して」

生で演奏できないパートは全てPCにゆだねる方針がアリアリ。まあ、現在の技術ではそれが正解だと思うし、その意味では現在のハイテク技術はエニドのようなバンドにとって、明らかに「追い風」なのでせう。

20110116_3ただ気になったのは、このPCバッキング・トラックへの依存も、ちょっと行き過ぎるとライヴのリアリティーが失われちゃうよねっ!!ってなコト。例えば新作の「ジャーニーズ・エンド」にはボーカルのパートも多々あるんだけれども、ステージ上ではマックス・レッド一人だけが歌っているのに、それがぜーんぶブ厚いコーラス・ハーモニーになっちゃってる。リード・ボーカルにまでバッキング・トラックを被せちゃうと、どーも観ているほーとしてわしっくりこない。このあたり、全体の方向性はイイとして、「シンセ・オーケストレーションだけはPCで」とか、コンセプト上で生バンドとPCとのきちんとした切り分け、棲み分けが必要な気がしました。

いっそのこと、ゴドフリーのピアノの上に置かれているシンセも、マックス・レッドのシンセもぜーんぶナシにして、代わりにPCの前にマニュピレーターでも配置して

「シンセ・パートはぜーんぶPCです!!」

みたいな思い切りの良さでも良かったよーな気がします。今現在は、

「生でも弾いてますよぉ~!!」

みたいな素振りがあって、なーんか中途半端です。

新作の「ジャーニーズ・エンド」は、CDで聴いたときには若干

「???」(笑)

な部分もあったのだけれど、今こーやって聴きなおしてみると、やっぱ紛れもないエニドの音楽だと思いました。1つには演奏上でニック・ウィレスのクラシカル・パーカッションが大活躍しているからで、シンフォ・ロックをよりシンフォニックに聴かせるためには、オーケストレーション以上にパーカッションの使い方が重要であることを、良く判っているのだと思いました。

20110116_4あと、ジェイソン・ダッカーによる非常に美しいギターのライン。このヒト、歴代のエニドのリード・ギターを良く研究しています。あるいは、フランシス・リカーリッシュから直接指導を受けているのカモ??ですね。エモーショナルな情感のギターは、

「正に、エニドのリード・ギター」

だと思いました。

「ジャーニーズ・エンド」の初演が終わって、それからはお待ちかねの旧曲のオンパレードっ!!まずは「ザ・ラスト・ジャッジメント」「イン・ザ・リージョン・オヴ・ザ・サマー・スターズ」のメドレーです。もー言いたいコトわ何にもありません。懐かしい懐かしいエニドの音世界...。アレンジは若干変えられていて、ボーカルのパートが入ったり、ジャズ風のテイストになったり...全体的には、以前よりシンプルなアンサンブルになっています。

20110116_5またこのあたりになると、ドラムスのデイヴ・ストーレイもテクニック全開っ!!です。デビュー当時からエニドの変幻自在なリズムを支えていたこのヒト、トシを取って多少はウデが落ちたのか??と思いきや、さにあらず。細かい小ワザを次々繰り出し、相変わらずの超テクニシャンぶりを発揮しています。

...で、ここまでがコンサートの第1部。インターバルを挟んで、第2部からはいよいよスペシャル・ゲストのフランシス・リカーリッシュ様の登場!!さすがにお歳は召されたものの、やっぱこのヒトも変わってないです。このリカーリッシュ氏を交えて、2ndアルバムから「チャイルド・ローランド」

「やっぱ、エニドわこのギターの音色ぢゃなきゃー、ダメっす!!」(笑)

いかに現リードギターのジェイソン・ダッカーが健闘しているとわいえ、やっぱそれはそれ、これわこれ。オリジナル・ギタリストのリカーリッシュのプレイはびみょーな「音の枯れ具合」とか、ニュアンスがだいぶ違います。これぞ、モノホンのエニドのギター!!

20110116_6さらに、この第2部からはバンドのバックに10名編成のブラス・セクションと、3名の女性パーカッション、さらには生のパイプ・オルガンまで加わります。ただ、じゃーここからわ「バンド&ブラス・セクション&オルガン」で、PCのバッキング・トラックはナシかと思いきや...。

「あれ??やっぱ生音以外のパートも鳴ってるじゃん。」(笑)

つまりは、バンド&ブラス・セクション&PCの3者が同期を取って演奏しているのデス。ちょっと信じられない...。フツーわ、バンドとオーケストラが共演するだけでも、演奏を合わせるのは高度な技術を要するのに...。それがさらに、PCのドンカマに合わせてとなると...これわもー、普通わ不可能。ブラス・セクションの指揮者も、ドンカマに合わせて指揮しなきゃーイケナイし、さらに生のブラス・セクションの音は、PCのバッキング・トラックのオーケストラ・パートとミックスされる。実際、PCのバッキング・トラックと生演奏のタイミングがズレる場面もチラホラと...

PCのオケの一部に生のブラスが入ったことの、音楽的な一定の効果は認めるものの、これぢゃーブラス・セクションのメンバーはモチベーションが上がらないだろーなー??なーんていらん心配までしちゃいます。嬉々として指揮棒を振る(フリをしている??(笑))、指揮者の心境やいかに??なのデス。

20110116_7なのでこのDVD,

「どのパートの音が、どこから出ているのか??」

ばっかしが、やったら気になるDVDなのです。オーケストラ・パートも、R.J.ゴドフリーのキーボード、マックス・レッドのキーボード、バックのブラス・セクション、さらにはPCのバッキング・トラックと4ヶ所も出所があるわけで、さらにステージ上のギタリストも、最大4人まで同時に上がっちゃう。(ただし、ともべが思うには、R.J.ゴドフリーとマックス・レッドのシンセ2台は、「弾いているフリだけ」(笑)で音は出ていないと推測しましたが...)

「この音は、誰が弾いている??」

みたいなコトばっか考えちゃって、素直に音楽を楽しめなかったりします。困ったモンです。ちなみにともべわ、

「純粋に音楽だけを楽しめたのは、3回目に観たときよーやく...」(笑)

でしたが。

ハナシを曲目に戻して、続いてはリカーリッシュのリュートによる「オンディーヌ」です。リュート&ピアノ&ベース&ギター2本による、小アンサンブルで、なかなかの美しさですが、各パートのタイミングの合い具合からみて、ちょっと「余興的」ではあります。

さらに、R.J.ゴドフリーのピアノ・ソロによる「ラヴァーズ」。よもやこの名曲を、ゴドフリーの生ピアノで聴ける日が来るとわ...

「もー美しさに涙がウルウル...」(泣;)

演奏上、難しい部分は簡略にアレンジされていたよーですが、それでも本当に感動の瞬間です。

20110116_8そして、このコンサートのクライマックスは、出演者総出の「ファンド 2010バージョン」です。この2010バージョン、1985年に発表された、「再録音版ファンド」の構成とアレンジを下敷きにしている「拡大版」でした。

「良くリカーリッシュがコッチでいいって、言ったよね~」(笑)

とかわ、ちょっと思いましたが...。

ギタリスト4人にブラス&パーカッション・セクション、さらにはパイプ・オルガンまで加わったこの「2010年版ファンド」のライヴ演奏は、壮大かつ神々しいまでに美しくて、

「これぞ、正真正銘の、エニド・サウンドっ!!」

演奏上のピークも、数多くの場面で訪れます。フランシス・リカーリッシュを交えての、この往年のサウンドの大復活に、盛大な拍手を送りたいです。素晴らしい...。

ここでコンサートはいったん幕となって、再登場のアンコールは現メンバーだけでの演奏で、「ダーク・ハイドローリック」でした。これはこれで悪くはないものの、

「アンコール演るんだったら、もっとほかの古い曲のほーが、いいんぢゃなーい??(「威風堂々」とかネ...)」(笑)

なーんては、ちょっと思いましたが。(「現在のエニド」でコンサートをクロージングしたかった、彼らの気持ちも判らないでわないんだけれどもネ...)

...で、イロイロ書きましたが、今回のDVD,エニドの完全復活を象徴する、素晴らしい内容のDVDなのです。さらに、コンサート本編にはMCでおしゃべりの部分も多くあり、またボーナス・トラックには各メンバーのインタビューでバンドの歴史など興味深いエピソードが数多く語られています。これらに日本語字幕が付くとしたら、ぜひ国内盤のリリースを期待したいところです。(もち、NTSCでね...(笑))

まとめとして、今回のDVDを観て痛切に感じたコトわ、エニドは昔も今も、変わらない。かといって「オールド・ファッション」かとゆーと、そうではない。多くの他のプログレ・バンドがポップ化して今の時代に迎合するか、昔の路線を再現して「懐メロ」として扱われるかの二者択一を迫られている中で、エニドはその発足当時から時代の流れから隔離された場所に存在していたがために、現在でも同じように「決してオールド・ファッションにならずに」時代を超越した場所に存在し続けている。

「だいたい、マーラーの交響曲とロック・バンドを結びつけようなんて、一体他の誰が考えるんだい??」

時代の流れを超越して唯一無二、現在もシンフォニック・ロック界の頂点・至高の存在であり続けているのです。

「ぜひ、今年こそは来日を実現させて、エニドの演奏を生で観たみたいですよねっ!!」

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2010年8月 8日 (日)

エニドのEMIオリジナル盤CDがリリースされましたっ!!

20100808_1 ついにっ!!ついにっ!!ついにこの日がやってきましたっ!!夢にまで見たエニドの1stと2ndのEMIオリジナル・バージョン。これがモノホンのマスター・テープ落として、遂にCD化されましたっ!!

ともべわ2週間ぐらい前にUKのエニドのサイトにオーダーしたんだけれども、その後エニドから

「ジャケットの印刷に手間取っているので、発送が少し遅れます」

みたいなメールが来て、さらに先週には、

「発送しました!!」

ってメールあって、待つこと数日、8月6日(金)に無事にUKからエアメールで自宅に届きました。

今回オーダーしたのわ、EMIマスターの1stと2nd、さらに新作「ジャーニーズ・エンド」のオーケストラ・バージョンのCDもついでに頼んじゃいました。3枚とも、まだ日本国内のCDショップには全く置いていなくって、エニドのサイトからの直販ぢゃーないと手に入らないシロモノです。

20100808_2さっそく封を開けて、始めに聴いたのわ、やっぱ名作の2nd「エアリー・フェアリー・ナンセンス」です。

「うわっ!!音がイイよーっ!!」

これぞ正に、昔レコードで愛聴していたサウンドそのままです!!音の厚み、ダイナミズム共にオリジナル・マスター・クオリティーのサウンド。周波数帯的にも高域の伸びから低域の重みまで全く遜色なく、また音の細部まで非常にクリアにはっきりと聴き取れます。このあたりが、「アナログ盤起こし」との明確な違いですネ。

「ようやくこの音で、EMIバージョンが聴けたよぉ~...(ウルウル...涙;)」

感動もひとしおです。とにかくこの2ndは既発のINNNER SANCTUMレーベルのブートまがいのCDが最悪の音質でしたから(ちなみにコッチわとっくに売っ払っちゃった(笑))、それにくらべると、天と地の差です。特に2曲目の「メイデイ・ギャリアード」と、後半の組曲「ファンド」がこの音質でCD化されるのは、今回が初めてなのデスね。

「生きてて、よかったぁ~!!」(笑)

ちなみに今回のEMI盤、EMI側がオリジナル・マスター・テープから作成したマスタ・データは高解像度で作成されていて、それをエニドのメンバーであるマックス・レッドが彼らの本拠地、ロッジ・スタジオでマスタリングを施したものがソースとなっています。音が良いのも、うなずけるトコロですよね。また最近の国内盤の紙ジャケみたくコンプレッサーを多用した音圧感のアップ処理はあまりされていないのも、やはり「オリジナルの聴感」を大切にしたからなのでしょー。

20100808_31st「イン・ザ・リージョン・オヴ・ザ・サマー・スターズ」のほーも、はやりオリジナルそのものの音質です。この1st、ともべの耳には演奏やアレンジのまだ発展途上な未熟さがちょっと気になるアルバムでもあるのだけれど、そのヘンの

「オリジナルのアラ」(笑)

も含めて、より明確に聴こえます。まあこれも、「オリジナルらしさ」の一面なので、やっぱとっても懐かしーです。今までの再発CDでは、ゼッタイに味わえなかった感動です。

また今回のCD化に当たって曲のクレジットも明確になっていて、実は1stと2ndの収録曲は、一部のR.J.ゴドフリー御大の単独曲を除いては、ほとんどがゴドフリーとリカーリッシュの競作であることも明らかになりました。やっぱ初期のエニドって、この2人の双頭バンドだったんですねぇ~。

ちなみに今回の2枚のCD、「OPERATION SERAPHIM」とゆーレーベルから出ています。今後この2枚がどのような形で日本国内を流通することになるのか??定かではないのだけれども、

「もしかして国内盤紙ジャケ&SHM-CDの可能性もあったりして。」(笑)

今後、輸入盤CDでこの2枚を買うのであれば、レーベルがINNER SANCTUMかOPERATION SERAPHIMかで、購入の判断材料にはなるかと思います。

「INNER SANCTUM盤わ、ハッキリ言って音質最悪だかんね...」

(あんまり言うと、差しさわりがありますが...(笑))

20100808_4...で、エニドついでに最近のリリース情報をちょっくら。まずは新作の「ジャーニーズ・エンド」。国内盤がSHM-CDでリリースされたので、コッチも買っちゃいました!!ボーナス・トラックで「チャイルド・ローランド」の新録音版も収録されているしネ。

音的には、SHM-CDが良く効いていると感じます。シンセによるオーケストレーションがよりクリアに聴こえるので、このニュー・アルバムは国内盤での購入をオススメします。「チャイルド・ローランド」のニュー・バージョンはまあ、近年のエニドらしいシンプルなアンサンブルで、興味深いケド、

「まあ、それだけ」(笑)

あと、上記写真の「ジャーニーズ・エンド」のジャケット色違いわ、今回エニドのサイトから一緒に買った「オーケストラ・バージョン」です。「マラキャンドラ」「シヴァ」「ジ・アート・オヴ・メロディー」の3曲が、シンセ・オーケストラのパートのみで収録してあります。コッチのほーがかなり

「従来のエニドっぽい」

ので、お好きな方にはオススメです。

20100808_5あと最後に、

「遂に国内盤が出てしまいましたぁ~!!」(笑)

1979年のハマースミス・オデオンでのライヴDVD。ともべわエニドにサイトから直接購入してて持ってたんだけれども、あれはDVD-Rだったし、今回正規のDVDで、しかもデラックス・エディションにはDVD1枚と音声トラックのみを収録したSHM-CD2枚がセットになった3枚組みなので、こちらも国内盤で購入しました。

映像はサイト限定のDVD-Rと同一なんだけれども、一番良かったのはR.J.ゴドフリーのおしゃべりに、ぜーんぶ日本語字幕が入っているコト。ステージで何を言っているのか、初めて判りました。CDのほーわかの名盤「ライヴ・アット・ハマースミス」の内容に2曲多い(逆に1曲は少ない)だけで、ほぼ同一の内容です。まあ、あの「ライヴ・アット~」はそもそも映像作品の音声トラックとして制作されたのですから、「内容同じ」は当然ですよね。(でものそのワリには、1stからの曲なんかは、かなーり印象がちがうよーな気もするんですが...錯覚カモしれないケド...)

...ってなワケで、最近のエニド関連リリースねた。思えば最初INNER SANCTUMレーベルが1stと2ndを半ばブート的にCD化して、エニドからさんざん批難されたのが、

「災い転じて福となす」

だったのかも知れないです。こんな形で同レーベルがEMIの権利を侵さなかったら、あの法律的に難しい立場にあったと云われる2枚のアルバムのCD化は、ゼッタイ実現しなかっただろーと思います。

当のエニドは、来年に来日する予定で準備を進めているとのこと。彼らのライヴを、日本で生で体験できる日も近いかもしれないですネ!!

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2010年6月20日 (日)

エニドのニュー・アルバムがリリースされました!!

20100620_1 待ちに待った、エニドのニュー・アルバムが遂にリリースされましたっ!!タイトルは「ジャーニーズ・エンド」。実わこのネタ、CDが5月初旬にはUKのエニドのサイトからエアメールでともべのトコロにも届いていて、ずーっとブログに書きたかったんだけれども、諸般の事情で長~く寝かしておいたモノです。

「遅くなって、ゴメンね。」(笑)

でも日本でわまだ店頭販売はされていないみたいだし(何でも国内盤もリリースされるらしー...)、日本で持っているのはUKのエニド・サイトから直接通販したヒトのみなので、まだ最新ネタとしてギリギリ間に合ったかなぁ~??ってなカンジです。

「良かった~♪」

で、カンジンのニュー・アルバム、ジャケットわ写真①みたいなカンジ。ちょっとそっけない。ちなみにともべのトコロには、CDだけをオーダーしたハズなのに、なぜかTシャツまで一緒に送られてきた。(写真②)

「梱包ミスかしら~ん??」(笑)

でもその後、エニドから特に追加の請求もないみたいだし、

「エニドから特別にプレゼントっ♪」

だったりしたら、嬉しいんですが...。

「とりあえず、もらっちゃえっ!!」(笑)

ちなみにともべのCDわ、エニドから直接買ったので、写真③のよーに裏ジャケにバンド・メンバーの直筆サイン入り!!茶地にシルバーなので、ちょっと見えづらいんですが...。

「またしても、家宝がぁ~...」(笑)

20100620_2...で、超ワクワクご期待のアルバム内容なんだけれども、近年のエニドの「歌モノ路線」と、従来型の「超どシンフォニック路線」がミックスされたカンジです。「歌モノ」のほーも、いわゆる「サムシング・ウィキッド・ディス・ウェイ・カムズ」みたいな1980年代の路線ぢゃーなくて(とーぜんスティーヴン・スチュアートわもはやいないので...)、1990年代の「トリッピング・ザ・ライト・ファンタスティック」以降の、「現エニド型」のスタイルとゆーか、テイストが濃厚です。

アルバムには全6曲が収録されているんだけれども、7割ぐらい??が歌パートだろーか。そのハザマをぬって、約3割ぐらいにいわゆる「エニド風」なシンセ・シンフォニーが聴かれます。その「エニド・シンフォニー」も、いわゆる近年のスタイル、つまりデジタル・シンセをPCに打ち込みで演奏しているカンジですね。いわゆる「打ち込み」なので、機材の制限もなく何でも出来ちゃって、それゆえにR.J.ゴドフリーのオーケストレーションも「マーラー風」に複雑・壮大極まりないのデスが、

「やっぱエニドのサウンドわ、アナログ・シンセのほーが好きなだぁ~...」

とかは、思ってしまうのですね。

20100620_3あとアルバムの中核として、先行リリースされている例の新曲「マラキャンドラ ーザ・サイレント・プラネット」が6曲中の4曲目として収録されていて、ニュー・アルバムとしてはちょっと

「新鮮味に欠けるカモ??」

です。でもこの「マラキャンドラ」、以前に「アライズ・アンド・シャイン」「シーツ・オヴ・ブルー」などのコンピレーション・アルバムに収録されていたモノとは

「完全な別テイク!!」

です。既発モノはまだまだ未完成なデモ・テイクみたいなサウンドだったんですが、今回のリリースでようやく完成を見た感じがします。曲全体のエンジニアリング向上もさることながら、特にドラムスの音処理とコーラスの響き具合が全く違います。

アルバム・トータルでは、従来型のエニドのサウンドを継承しながらも、なるべく新しい路線に持っていこうとする意図が伺えます。クラシック的要素が控え目な反面、バンド・アンサンブルが主体の中に、部分的にエスニックなアフリカン・リズムが導入されたり、アンビニエント・ミュージック的な部分も見られたりします。だから

「いわゆる全盛期のエニド」

を期待すると、カナーリ肩透かしを喰らわせられる可能性が大なのですが、アルバム全体としての完成度はかなり高いと思います。ただ全体として決定的なインパクトが...とわ感じますね。

「盛り上がるよーで、結局盛り上がらずに終わってしまう、エンディングとか...」(笑)

20100620_4あとメンバー個々のプレイでは、ギターのジェイソン・デューカー、明らかにエニドのサウンドにマッチした良いギタリストになっています。スライド奏法を多用したエモーショナルなギターは、オリジナル・メンバーのフランシス・リカーリッシュのプレイを彷彿とさせる出来栄えです。また、ドラムのデイヴ・ストーレイのプレイも、近年イマイチ元気がなかったのが、今回のアルバムではこれまた往年のような手数の多い複雑なプレイを要所要所で見せてくれています。この意味でも、

「エニド、完全復活っ!!」

と、一応は言えそうですね。

...で、ニュー・アルバムのハナシはこの辺にしておいて、エニドついでに、最近話題になっているエニドの1stと2ndのオリジナル・バージョンのCD化について...(写真④)

コレ、INNER SANCTUMとゆーUKのレーベルからリリースされているんだけれども、エニド側の承諾は全く受けてなくて、結果エニドから

「違法なブートレッグだっ!!」

として猛烈な非難を受けているもの。INNER SANCTUM側にもそれなりに言い分があるらしーんだけれども、前にも書いたケド法律的な英文が難しくて、良く判らない。(笑)

で、カンジンの音なんだけれども、2枚ともアナログ盤起こし。正式なマスター・テープはもちろん使用していない。1st、2ndともに音量レベルがかなり低くて、それでも1stのほーわ、まあ聴くに耐えるにしても、2ndはそーとーに音が悪い。特に後半の「ファンド」に至っては、

「知らないヒトがコレ聴いて、オリジナルだと思われたらヤだなぁ~...」

と思ってしまうぐらい、音が痩せてカナーリ劣悪。

「もともとのレコード所有者は、「ファンド」がお気に入りで、もー擦り切れるホド聴いたのでせう。」(笑)

20100620_5これだったら、以前WHDエンターテインメントさんからリリースされた、紙ジャケCDぜーんぶ買うと特典でもらえた盤起こしのCDのほーが、よっぽと音が良いです。あと、エニドのサイトを見ると、上記の2枚にR.J.ゴドフリーのソロ「フォール・オヴ・ヒューペリオン」を加えた3枚は、現在ホンモノのEMIオリジナルでCD化される準備中だとのこと。「Coming Soon!!」となっていますから、コッチには、期待しましょー!!

あと、同じくINNER SANCTUMレーベルからリリースされている、「ザ・スタンド」名義の2枚。(写真⑤)これもエニド側が無許可のため、同レーベルとエニドとの係争の発端となった2枚です。こっちも日本に僅かながら入ってきていますが、同じくアナログ盤起こしながら、音質的には問題ないです。音圧感も十分に取れており、国内盤の紙ジャケよりもあるいは音が良いカモ知れません。

...ってわワケで、最近のエニドねたをよもやま。当のバンドは、来日したい意思を持っているよーなんですが、

「来日公演の可能性わ、どーなんでしょーねー??」(笑)

追加情報:

8月20日(金)のスティーヴ・ハケット・バンド、21日(土)のルネッサンスに引き続き、22日(日)日比谷野外音楽堂でのプログレ・フェスティヴァルのチケットも買ってしまいました。(汗;)

「これで8月の下旬わ、3連チャンでプログレのライヴだあぁぁぁぁぁっ!!」

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2010年3月14日 (日)

驚愕!!エニドのライヴ・アット・ハマースミスのDVD!!

20100313_1 お待たせしましたっ!!エニドライヴ・アット・ハマースミスのDVDがようやく到着しました!!もーちょー興奮してて、マトモにブログを書けないぐらいなのですが、先週我が家にもはるばるUKから無事到着しました。もー通しで3回ぐらいは観ただろーか??とにかく驚愕の内容です!!

エニドの1979年3月2日のハマースミス・オデオンでのライヴが、約90分間に渡って収録されています。この時期の映像としては画質も良好で、あの謎につつまれたエニドのライヴ・パフォーマンスの全貌を、余すところなく伝える内容です。

20100313_2DVDケース裏のクレジットの一番下を見てビックリ!!写真②のよーに

「このDVDはYUTAKA TOMOBEのために特別に作成しました。」

の文字と、シリアル番号が...エニドって、レコード・レーベルはことごとく敵に廻すのだけれど、ひとりひとりのファンはとーっても大切にするんですねーって伝わってきます。

「もはや、家宝。」(笑)

20100313_3で、カンジンのDVDの内容なんだけれども、最初に断っておくと、長年謎に包まれていたエニドの「ライヴ・アット・ハーマースミス」でのパフォーマンス。レコードには

「ライヴ・レコーディングそのままで、スタジオでのオーヴァー・ダビングは一切していません。」

なーんてクレジットがあったけれど、

「ホントー??」

なんて思っていました。それが今回のDVDを見て、

「本当に全パートを生演奏で弾いているっ!!」(驚愕...)

というコトが判りました。正に驚くべきライヴ・パフォーマンスです。

収録曲目は下記の通りです。

1.ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン(イギリス国歌)

2.メイデイ・ギャリアード

3.ザ・ラスト・ジャッジメント

4.イン・ザ・リージョン・オヴ・ザ・サマー・スターズ

5.サマー・ホリデイ(デイヴ・ストーレイのドラム・ソロ)

6.ユーモレスク

7.コーティッジ

8.ファンド

9.ワイルド・シング(アンコール1)

10.ダムバスターズ・マーチ~希望と栄光の国(アンコール2)

20100313_4レコードの「ライヴ・アット・ハマースミス」と曲順が違うのだけれど、どうやらこのDVDの順番が実際の演奏順らしーです。レコードのほーわ、1st、2nd、3rdの順番に、曲順を再構成したものだったのでしょー。あと、実際のライヴからは「ファンド」のイントロでのフランシス・リカーリッシュによる詩の朗読と、「アルビオン・フェア」の演奏が「技術的な問題により」収録されていません。でもそれ以外は、MCも含めてコンサートがほぼ完全収録されています。

音のほーわ、たぶん演奏部分はレコードの「ライヴ・アット・ハマースミス」の音声部分を採用してある模様です。でも同日、同テイクの音源なので、映像とのズレはほとんど感じません。なので同音源にもない初お目見えの「サマー・ホリデイ」「ワイルド・シング」の2曲に関しては、音質が若干貧弱になっています。たぶんこちらが本来のビデオ音声なのでわないかと...思われます。

20100313_5...で、一番注目すべきは、例のキーボード・オーケストレーション。基本はロバート・ジョン・ゴドフリーウィリアム・ギルモアの二人で演奏されているのですが、決してコレは

「従来の「ツイン・キーボード」でわない!!」

です。ずらりと10台以上積み上げられたシンセ群を、4本の腕がそれぞれ独立したオーケストラ・パートとして演奏しているカンジ。シンセのチャンジも頻繁なら、音色の切り替えもひっきりなし。次にゴドフリーが弾くパートのために、ギルモアが横のシンセを操作したりとか...。4本の腕が縦横無尽に動き回ります。

1つのキーボードのひな壇に上・下で4本の腕が乗っかることも頻繁なら、1つのキーボードを3つの手が弾いたりとか...とにかく、あくまで

「2人のキーボード奏者」

でわなくて、

「独立した腕が4本」。

変幻自在にキーボード群の上を渡り歩きます。ともべ、もー30年以上もプログレを聴き続けているけれど、

「こーんな変なキーボード・プレイ・スタイル、見たことない...」(唖然...)

これはもはや「キーボード」でわないのでしょー。たまたまオーケストラ・パートの音を出す楽器が鍵盤楽器だった...ただそれだけです。当時のエニドのライヴでのキーボード・スタイルが、いかに野心に満ち満ちたものであったか、

「シンセサイザーによる、ライヴでのオーケストレーション」

がいかに画期的なものであったか、良く判る内容です。

20100313_6ただこの二人の演奏、その動きが複雑なだけに、おそらく曲中での動作は事前にキメ細かくプログラミングされている気がしました。

「ここでゴドフリーがこのシンセに手を出している間に、ギルモアのあのシンセの音色チェンジをやって...」

とかネ。

そーんなキーボード・スタイルであるがゆえに、演奏技術は相当高度のモノを要求されると感じました。なんせ「独立した4本の手」ですから、両手がお互い脈略のないパート・旋律を担わなければならない場面も多く、同時にシンセや音色のチェンジもひっきりなしに行わなければならない...。

「右手がコードのバッキングなら、左手はベースね♪」(笑)

なーんて安易なスタイルとわ、次元が違うと感じました。

さらに言わせてもらえば、このキーボード奏者が2人にとどまらないコトが驚異的っ!!です。多くの場面ではオーボエ奏者のトニー・フレアがキーボードに加わって、

「トリブル・キーボード!!」

さらに「ファンド」のエンディング部分に至っては、ギターのスティーヴン・スチュアートまでがキーボードに加わって、

「キーボード奏者が4人!!」(爆)

正に「8本の腕」でシンセ・オーケストレーションを奏でています。圧巻...。

20100313_7シンセの機材的には、10台以上が要塞のごとくずらりと並べられているワケなんだけれども、見たカンジ、ミニ・ムーグが2台にアープ・ソリーナが2台。アープ・オデッセイフェンダー・ローズ。それ以外は見たコトもないよーなシンセが並んでいます。エニドの「例のストリングス」は主にソリーナで、「野太いブラス」はミニ・ムーグとアープ・オデッセイでそれぞれ弾かれているコトも、今回初めて判りました。

ステージのセッティング的には、キーボード群が向かって右手で、中央に2人のギターとベース、そしてドラムスは意外にも中央奥ではなくてステージ向かって左手にセッティングされています。この

「ドラムスを中央に持ってこない」

あたりわ、プロコル・ハルムのライヴ・セッティングを参考にしている可能性もありますね。

さらに話題が移って2人のギタリストなのですが、このDVD,たまたまフランシス・リカーリッシュが保存していたVHSテープのラフ・ミックス版(撮影は5台のマルチ・カメラで行われたのを、仮にミックスしたもの)が採用されています。だモンで、ミックスがやや粗くて、せっかくギターがリードを弾いているのに映像がギターに当たらない点もしばしばあり、やや不満でわあります。

「2人にギター・プレイの掛け合いを、もーちょっと見たかったのにー!!」(泣;)

でも今回の映像で良く判ったのわ、この時期のエニドって、フランシス・リカーリッシュスティーヴン・スチュアートのツイン・リード、双頭バンドのよーに思われがちなんだけれども、それわ実は違っていたとゆーコト。この2人の関係は対等ではないです。あくまでエニドのリード・ギタリストはリカーリッシュであり、それをサポートするサイド・ギタリストがスチュアートであったとゆー事実。だからステージ中央に、リカーリッシュがどんと構えてプレイしているし、一方スチュアートのほーわ、ギターだけではなくパーカッションやキーボードにと、マルチ・プレイヤーぶりを発揮してます。

20100313_8あと、このDVD、客席の様子も良く映っているのだけれども、

「客層が非常に良い」

のには驚きます。皆ちょっとロック・コンサートの客層ではないよーな、上品な身なりをしています。コレがまた、この時期のエニドを特徴付ける点で、あくまで英国の「国粋主義者」に支えられたバンドであったとゆーコト。

「イエスやジェネシスがアメリカへ行っても、イギリスにはジ・エニドがいる!!」

の言葉通り。

コンサート会場でも、客席にはためく多くの旗(おそらくイギリス国旗)や、アンコールの「希望と栄光の国」では、最後の写真のよーにステージにもイギリス国旗がはためく中を、エルガー「威風堂々(第2のイギリス国歌)」を会場全体で大合唱します。この熱狂ぶりは、もはやロック・コンサートとゆーよりは

「イギリス国粋主義者の大集会!!」(笑)

に近いです。当時は英国当局からも危険な団体としてマークされていたとゆーエニド、その思想的な側面も今回のDVDから伺い知るコトができます。

...と、ゆーワケで、エニドのライヴ・パフォーマンスの長年の謎を解くこのDVD、

「欲しくなったヒトわ、UKのエニドのサイトから今でも直接買えますよぉぉぉぉぉっ!!」

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2010年3月 7日 (日)

エニドの超限定盤CD!!

20100307_1 写真わ最近、英国のエニドのWebサイトから直接購入したCDとTシャツ。はるばるUKから日本にエア・メールで届きました。

「うれしーっ!!」

実わコレを購入するに当たってはいきさつがあって、最近エニドのサイトの通信販売で、1979年のハマースミス・オデオンでのライヴのDVDが発売になった。コレっていえば、かの有名な「ライヴ・アット・ハマースミス」の映像版。もち、全盛期のフランシス・リカーリッシュスティーヴン・スチュアートも在籍していた頃の幻の映像。

「もー死ぬホド観たいっ!!」

ので、都内の某CDショップさんに

「日本に入荷できない??」

って、エニドとコンタクトを取ってもらってたんだけれど、

「小売用はダメ!!」

って、NGが出たみたい。...で、自分でエニドから直接買うしかテがなくなって、でもPayPalを使用した海外との取引なんてやったコトがない...。ただ職場の先輩にそっち方面に詳しい方がいらっしゃって、色々とアドバイスを受けながら

「セキュリティ的にも、大丈夫だよ!!」

って言われたので、PayPalにアカウントを作成して無事に発注までこぎつけたのでした。

ただどーせDVDを買うんだったら、以前からエニド・サイトの通販で欲しかった、

「限定盤のCDとTシャツも一緒に買っちゃえっー!!」

ってなワケで申し込んだら、カンジンのDVDが入ってなくてCDとTシャツだけ届いた。(泣;)急いでエニドのファン・クラブ「Enidi」のセクレタリーのトコロへ

「DVD、届いてないよー!!」

って、メールを打ったら(もち英文で...)

「これから、追加で送るから。」

だって。(笑)相変わらずエニド、

お仕事がちょっと手荒いよーで...(笑)

20100307_2...で、カンジンのCDなんだけれども、タイトルは「アライズ・アンド・シャイン」(Arise and Shine)。限定1000枚のみで、エニドWebサイト直販オンリーなシロモノ。海外のアーティストCDでWeb直販の形式を取っている(レーベルを介していない)ヤツって昨今はケッコウ多いけれど、たいがいは日本の小売店が数をまとめて購入して、店頭でも入手できる。でもコイツは小売用の販売は一切やっていない(一人3枚までとか...)、正に「直販でしか買えない」超限定CDなのです。

ともべのヤツは、さらにスペシャルでアーティストのサイン入り!!(写真②)

「To Yutaka Tomobe」

って書いてあって、さらにサインは上からロバート・ジョン・ゴドフリージェイソン・デューカー、そしてデイヴ・ストレイ。特に日本のファンからの注文だとゆーことを知ってか、

「こんにちわ」

なーんて日本語で書いてあってくれるトコが、ちょーうれしーです!!

「正に、家宝。」(笑)

20100307_3さらにTシャツのほーわ、写真③みたなカンジ。エニドのロゴ・マークの上に大きく「THE ENID」って書いてある。YouTube映像の中のR.J.ゴドフリー御大も、同じTシャツを着ているとゆーヤツ。

「これからの「西新宿ツアー」わ、必ずコレを着ていくのだ!!」(笑)

ハナシをCDに戻して、今回の限定盤CDは、過去のエニドの名曲を現メンバーの最新録音・再レコーディングで収録してあるモノ。収録されている曲目に興味があるヒトも多いでしょーから、一応リストを書いておきます。CDではタイトルが色々と変更になっているんだけれども、一応オリジナルのタイトルと、元々収録されていたアルバム名をカッコの中に付記しておきます。

1.ファンタジー(ホワイト・ガディス)

2.リガードン(ホワイト・ガディス)

3.カルディアン・クロッシング(ザ・シード・アンド・ソーワー)

4.ダーク・ハイドローリック(トリッピング・ザ・ライト・ファンタスティック)

5.シーツ・オヴ・ブルー(サロメ)

6.ザ・ラスト・ジャッジメント(イン・ザ・リージョン・オヴ・ザ・サマー・スターズ)

7.イン・ザ・リージョン・オヴ・ザ・サマー・スターズ(同)

8.マラキャンドラ - ザ・サイレント・プラネット(新曲)

20100307_4ワリと新しメの曲が多いトコロがちょっと寂しいんだけれども、ナンと言っても一番の聴きどころは1stアルバムからの2曲、6.と7.でしょー!!。この当時まだエニドに加入したてだったジェイソン・デューカーのギター・プレイは、エモーショナルで荒々しいながらも、若干フランシス・リカーリッシュのエッセンスも感じられる。この2曲に関しては、オリジナルよりもかなりロック的でストレートな、シンプルな演奏となっています。

再レコーディング曲の全体に、オリジナルよりもシンプル&ソリッドなカンジ。エニドのサウンドを特徴付けるビッグなリヴァーブもカナーリ控えめで、全編デイヴ・ストレイによるドラミングも、かなり生音に近いよーな印象を受けます。さらの面白いのは、8曲の収録曲の曲間がぜーんぶ繋がっていて、アルバム全体で一つのトータル作品、もしくは組曲として聴ける点です。エニドの楽曲の新たな一面を垣間見る思いがしました。

ハマースミス・ライヴのDVDのほーわ、これから楽しみに到着を待って、鑑賞し次第このブログにレビューをアップします。

「お楽しみに!!」

追加情報1

エニドのサイトに最新のR.J.ゴドフリーのメッセージがYouTube映像でアップされているんだけれども、ともべの聞き取りに間違いがなければ、オリジナル・メンバーのスティーヴン・スチュアートEnidiのメンバーとして、エニドとのコンタクトを再開した模様です。フランシス・リカーリッシュウィリアム・ギルモアの2人はすでにシークレット・グリーンのメンバーとしても復帰・エニドと再合流していますし、デイヴ・ストレイは現在もエニドのメンバーですから、エニドがオリジナル・メンバーで再結成される日も近いかも知れませんね。

追加情報2

現在エニドは従来CDをリリースしていた「INNNER SANCTUM」レーベルと係争中の模様です。例のファン・クラブ・オンリーだった「スタンド」名義の2枚のアルバムを同レーベルがCDリリースしようとしていて、

「エニドがマスター・テープを提供していない違法なリリースだ!!」

として同レーベルを強く非難しています。このエニドと同レーベルとの争い、時期的にはUKで「ライヴ・アット・ハマースミス Vol1、Vol2」がCDリリースされたのと時を同じくしています。こちらもマスター・テープは焼失して存在していないところから、もしかしたら上記の4枚は日本のWHDエンタテインメントさんがリリースしたアナログ起こし・紙ジャケCDのマスター完コピなのかも知れません。(この係争に関しては、エニドのサイトにも文献が一杯アップされているのですが、どーも法律的な英文が難しくて...権利に関することだけわ判るんですが...(笑))

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