2009年11月 1日 (日)

キング・クリムゾンの40周年記念盤!!

20091101_1 写真は先日リリースされた、キング・クリムゾンの40周年記念エディションです。今回リリースになったのわ、「クリムゾン・キングの宮殿」「レッド」の2枚。ほんとーわ「リザード」も同時リリースの予定だったんだけれども、海外リリースの遅延が原因して、こっちわ11月中旬に延期になりました。

この2枚、輸入盤では先行して日本に入って来ていて、海外では通常パッケージのところを、WHDエンターテインメントさんから出ている日本国内盤のみ、紙ジャケ仕様になっています。それも、DVD-AudioHQCDの2枚組みなので、それぞれ片方の紙ジャケで国内盤オリジナルの、もう片方で英国盤オリジナルの紙ジャケ仕様を完全復刻しているのもうれしートコロですネ。特に写真①でご覧の通り、「~宮殿」の国内盤紙ジャケは

「エンボス紙をきちんと再現っ!!」(喜)

してあります。

20091101_2ともべわDVD-Audioの再生環境を持っていないので、もっぱらHQCD(ポリカーボネート素材を使用した高音質CDで、基本わSHM-CDと同じ)の2チャンネル、ステレオ・トラックを楽しんでいるワケなんだけれども、このCD収録に関して、特に「~宮殿」で注意しなければならないコトが1つ。日本語のクレジットに

「2009年リマスター」

との記述があるけれども、これわ完全な誤り。

「2009年リミックス」

がCDには収録されています。つまり、

「オリジナルのミックスとわ別モノっ!!」

です。

聴いたカンジ、各パートの分離が良く、より鮮やかに聴こえます。マイケル・ジャイルズのドラム・サウンドもグッと生ドラムに近くて、よりオリジナルの演奏に忠実なミキシングです。あたかも、目の前でバンド・メンバーが演奏しているよーな、ライヴ感が楽しめます。あと、メロトロンの音量もオリジナル・ミックスよりも大きめです。

で、これわこれで悪くないんだけれども、逆に言えば...

「若かりし頃に聴いていた、ノスタルジーは全く喚起されないよぉぉぉぉ...」

だから2006年にリリースされた、近年発見されたオリジナル・マスターによるHDCDバージョンも、今回のリリースによって手放すワケにわいかなくなりました。それぐらい、聴感上の印象はだいぶん違います。

20091101_3今回のスティーヴン・ウィルソンによるリミックス作業、日本語解説にあるエピソードを読んでみると、ナカナカ面白い。マスターが8トラック・テープでレコーディングされていて、中間に数段階の「サブ・ミックス」が存在していたらしい。この「サブ・ミックス」とゆー概念は、おそらく「トラック・ダウン(もしくはトラック・ジャンプ)」に相当するもので、最初にベーシック・トラックを8チャンネル全部を使って録り終えたならば、それを別の8トラック・マシンに2チャンネル・ミックス作業をしながら移し変える作業を指しているんだろーと思う。そーすれば、新たな8トラック・テープでは残り6チャンネルに別のパートを新たに録音するコトができる。

今回は

「全部のパートを第一世代のマスターに遡って」

みたいなコトが書いてあるから、全パートをオリジナルのトラックからハードディスク・マルチレコーディング環境に移し変える作業から始まったのでしょー。考えてみれば、気が遠くなるよーな作業です。

あと、ハナシわ変るケド、「~宮殿」にはボーナス映像として、「21世紀の精神異常者」の1969年ハイド・パークでのライヴ映像が、部分的ながら収録されています。でもこれわ以前にEL&PのヒストリーDVDにも収録されていた映像と同一なので、見たコトのあるヒトには、目新しい映像でわないです。

20091101_4...で、次わ「レッド」なんだけれども、(写真④)こっちわアルバム本体はあんま目新しくないです。HQCDのマスターも2004年の従来マスターを使用しています。ただコッチの「売り」は満載のボーナス・トラックと映像で、これがとっても興味深いっ!!

ボーナス・トラックとして、「レッド」「堕落天使」のトリオ・バージョンが収録されているんだけれども、リードのパートが抜けている分だけ、リズム・セクション、特にビル・ブラッフォードのドラムスが鮮明に聴こえます。ともべわこの「レッド」とゆーアルバムを、ブラッフォードのベスト・パフォーマンスだと認識しているんだけれども、そのブラッフォードのドラミングがどんなに素晴らしかったかを再認識できる恰好の1枚です。

20091101_5さらに、今回のリリースで一番の話題となっているのが、1974年のライヴ映像が4曲も収録されている点です。

「こんな映像、残っていたんですねぇ~...」

「太陽と戦慄パート2」「夜を支配する人々」「人々の嘆き」「スターレス」の4曲が収録されていて、細身の超カッコイイ!!ジョン・ウェットン、明らかにバンド・アンサンブルの中心であったであろう、恐ろしくエネルギッシュなビル・ブラッフォード、金色のジャケットに身を包むも、長髪でないのがちょい悲しい(笑)デヴィッド・クロス、終始「カメラ目線」(笑)の御大ロバート・フィリップと、

「4人ともエラくカッコイイっ!!」

のデス。

このメンツでよもや「スターレス」のライヴ映像にお目にかかれる日が来よーとわ...

「ウルウル...」(涙;)

スタジオ・レコーディングの前に、ライヴのレパートリーとしてはクァルテット編成で演奏されていたこの曲、昔はライヴ録音を聴けるだけでも有難かったのに...。

ってなワケで、キング・クリムゾンの40周年記念エディション、今後、順番に全アルバムがリリースされるんだろーけれども、次の「リザード」には特典映像は入ってないらしく、ここわひとつ...

「1974年のセントラル・パークでのラスト・ライヴでの映像わ、必ず入れてネっ!!」

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2009年7月27日 (月)

ラッシュの紙ジャケが発売になりました!!

20090726_1 写真わ先般リリースされた、ラッシュの紙ジャケCD12枚。今回リリースされたのわ、1st「閃光のラッシュ」から14th「ホールド・ユア・ファイアー」までの合計12枚です。なぜか今回のラインアップからは、2枚のライヴ・アルバムは抜け落ちています。ちょっと残念...。

そもそも今回の紙ジャケ、ホントーわ

「大人買い」(笑)

するつもりはなかった。もともとプラケのCDでも「パーマネント・ウェイブズ」1枚しか持っていなかったので、学生時代にはケッコウ聴いてはいたんだけれども、それほどコダワリはなかった。ただたまたま立ち寄ったCDショップで並んでいるのを見かけて、とりあえず「最高傑作」と言われている「西暦2112」「パーマネント・ウェィブズ」「ムービング・ピクチャー」の3枚のみを購入してみました。で、改めて聴きなおしてみると、

これがエラい良かったっ!!

そこで慌ててHMVのオンライン・ショップに残り9枚をオーダーした次第です。ラッシュを全体を聴く、イイ機会だと思ったしネ。

ただ、今回このブログでラッシュの音楽に関してあれこれ言うのは、ちょっと気が引ける気がします。と、ゆーのもある種、熱狂的なファン層(ほとんど「ラッシュ信者」に近い...)を持っているバンドだけに、ともべの浅薄な解釈では、適切な内容が書けないからです。今回初めて12枚まとめて聴いたので、まだまだ

「ラッシュ初心者」(笑)

ですから...。

20090726_2ただ12枚ぜーんぶ聴いた感想としては、ラッシュっていうとプログレ的な要素が強いイメージがあったのだけれど、ちょっと

「プログレの耳だけで聴くにはちょっとツラい...」

イメージを持ちました。例えば、ドリームシアターなんかがメタル・ファンには「プログレ」と認知されていても、純然たるプログレ・ファンの耳には

「ゼッタイにプログレには聞こえない」

のと、同じよーな感じカモ知れないデス。ラッシュの音楽に関しても、複雑な変拍子や大作志向の曲構成、哲学的な歌詞など、プログレ的要素は満載ながら、どーしても「純然たるプログレ」にわ聴こえない。

1つには、彼らが「ギター・トリオ」であるとゆーコトが、一番大きいと思います。一般的にプログレってゆーと、

花形は「キーボード」

ですから...。ともべも一応シンセ奏者なので、どっちかとゆーとキーボードがメインのプログレばっか聴いていて、だからラッシュみたいなストレートなギター・トリオの音楽って、ちょっと解釈に困る...。実際、彼らの音楽ってプログレばっかぢゃーなくって、レッド・ツェッペリンの影響も多大ですから...。ストレートなシンプルさとプログレ的な複雑さが混在しているバンドなので、聴いていてちょっと「音楽的な立ち位置」が明確に把握できなくなるのデスね。(あくまで「ともべの耳には...」と、ゆーハナシです。念のため...)

ただ、そーいったある種の「抵抗感」わあるにせよ、ラッシュの音楽を今回非常に魅力的に思ったのも、また事実です。特にニール・パートの超テクニカルかつタイトなトラミング。このドラムのリズムに身を委ねているたけで最高に気持ちが良いのだから、ある種

「中毒性のある」(笑)

音楽です。あと、彼らの音楽の「ストーリー性」。基本「ロック・オペラ」なので、それを他のプログレバンドだったらシンフォニックなキーボードたっぷりに表現してしまうところを、最低限のシンセ音だけで、シンプルにギター・トリオで表現してしまうトコロが、やっぱ彼らのスゴさでしょー。

20090726_3あと興味深いのは、ラッシュの音楽を理解するためには、歌詞の理解が必須であると言われている点です。ファンが歌詞の理解を前提に音楽を聴いているバンドって、あんま無いと思う。実際、日本国内のみならず、世界中に

「ラッシュの歌詞だけを専門的に研究している」

ファンも大勢いるらしく、ロック界では珍しい例だと思います。(これがボブ・ディランとかだったら、まだワカルんだけれどもネ...)

歌詞の意味が非常に哲学的かつ深遠なのわ、他のプログレ・バンドも同じです。でも「歌詞の理解を前提に音楽が聴かれている」のわ、せいぜいピンク・フロイドぐらいぢゃーないでしょーか??例えば、イエスジョン・アンダーソンの歌詞を、意味を理解した上で音楽を聴いているイエス・ファンを、

ともべわ知りません(笑)。

ジェネシス「幻惑のブロードウェイ」わ、過去様々な観点から歌詞の解釈が行われたよーですが、あのピーター・ガブリエルの超難解な叙事詩を、「内容を理解して聴いている」ファンわ、全く不理解なともべも含めコッチもごくまれでしょー。

プログレ・ファン(特に日本の...)の一般的なスタンスわ、

「ハナから理解できないものわ、とりあえず完全に無視して、純粋に音楽だけを楽しむ」(笑)

だと思うのです。だから一般的にプログレの歌詞がいかに意味深長なものであっても、あまりそこには深く言及されない。まあ、

「ワケの判らなさの度合いにもよる」(笑)

のでしょーが、だからラッシュの音楽の歌詞を重視した聴かれ方が、より一層ユニークだと思うのデス。

最後に、ラッシュの音楽的な変遷を少し。デビュー・アルバムの「閃光のラッシュ」では、まだまだ彼らが信奉するレッド・ツェッペリンの影響が大です。でもすでにここから、後のプログレ的な要素もチラホラ...。2ndの「夜間飛行」でドラムスがニール・パートに交代し、黄金のラインナップが完成します。ここから4th「西暦2112」までで、ラッシュの音楽は完成期を迎えます。

ライヴ盤を1枚はさんで、6th「フェアウェル・トゥ・キングス」から9th「ムービング・ピクチャーズ」までは正に絶頂期っ!!充実した内容と、圧倒的な完成度を誇っています。さらに2枚目をライヴ盤をはさんで、11th「シグナルズ」から14th「ホールド・ユア・ファイアー」までは、よりシンプルかつ現代的になった、方向転換期です。やや、当時全盛を極めていた「産業ロック」からの影響もいくらか見て取れます。

...ってなワケで、今回のラッシュの紙ジャケCD。リマスタリングが10年以上前と古い点と、でもジャケットはオリジナルのカナダ盤を忠実に再現しているなど、ファンの間では賛否両論なよーです。でも、ともべ的には今後この深遠なバンドを深く研究していく上で、格好のリリースだと思っています。

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2009年6月 7日 (日)

キャメルの紙ジャケCDが発売になりました!!

20090607_1 写真わ先月無事に発売となった、キャメルの紙ジャケCDです。今回発売になったのわ、デビュー・アルバムの「キャメル」からDECCAレーベル時代の最終アルバム「プレッシャー・ポイント」までの合計12枚。で、例によってディスクユニオン・プログレ館さんで

「12枚まとめ買い」(笑)

すると、CD12枚がキレイに収まる「キャメル・ボックス」が特典で付いてきます。(写真①)ボックスのデザインも「ブレスレス」のジャケットを採用していて、見た目にもとってもキレイですネ。

今回キャメルのアルバム12枚が紙ジャケ化されたコトによって、その後の「ダスト・アンド・ドリームズ」以降のアルバムやライヴのアーカイヴ・シリーズは以前に全てWHDエンターテインメントさんから紙ジャケ化されているので、

キャメルの全作品が紙ジャケ化された!!

コトになります。この快挙を、まずわ素直に喜びましょー!!

20090607_2...で、今回の紙ジャケなんだケド、まずは全作品が今話題の高音質SHM-CDです。さらに、気になるのわマスタリングの年代。「キャメル」「ミラージュ」「ライヴ・ファンタジア」が、以前の紙ジャケと同一の2002年英国製リマスターを採用しています。「スノーグース」「ムーンマッドネス」「雨のシルエット」の3枚が、先般輸入盤でも日本に入ってきていた「デラックス・エディション」で、2009年英国製のリマスターです。さらに残りの「ブレスレス」「リモート・ロマンス」「ヌード」「シングル・ファクター」「ステーショナリー・トラベラー」「プレッシャー・ポイント」の6枚が、純粋に日本製の2009年24bitリマスターを採用しています。だから12枚一挙に紙ジャケ化されたとわいえ、内容的にはけっこうバラけているんですネ。

20090607_3ただファンにとって一番ウレシイのわ、長年紙ジャケ&リマスター化が切望されていて一向に実現しなかった、「雨のシルエット」以降の作品(「ライヴ・ファンタジア」は除く)の紙ジャケ化でしょー。既発のプラケースのCDは、マスタリングも古く、音も悪かったですから...。「ブレスレス」のラクダや「リモート・ロマンス」の宇宙飛行が良い音質で甦ってきたときには、ともべもオーディオの前で涙がちょちょ切れちゃいました。(笑)ある意味、

「よーやく夢が叶ったよぉぉぉぉぉぉっ!!」(泣;)

ってなカンジわありますネ。

20090607_4...で、今回のリリースを、

①2002年英国リマスター

②2009年英国リマスター

③2009年日本リマスター

に分類してちょっくらレビューしてみたいと思いまふ。

まずは①の2002年英国リマスターの「キャメル」「ミラージュ」「ライヴ・ファンタジア」の3枚。今回リリースの中では、この3枚が一番付加価値が低いんぢゃーないだろーか??2002年に紙ジャケ化されたものを、今回SHM-CDに移行しただけなので...。ちなみにこの「ライヴ・ファンタジア」の曲構成、ともべ個人的にわ

完全に「×」(笑)

です。ボーナス・トラックがテンコ盛りなのわいーんだけれど、旧アナログ・レコードの曲順を完全に無視して、オリジナル・トラックとボーナス・トラックを曲順ゴチャ混ぜにしてライヴを再構成してある。レコードで擦り切れるホド聴きなれた耳には

「愛着感が台無しじゃぁぁぁぁぁぁぁん!!」

って、思ってしまうのデスね。せめてボーナス・トラックだけわまとめてCDの後半にとか...して欲しかった。

20090607_5さらに、②2009年英国リマスターの「スノーグース」「ムーンマッドネス」「雨のシルエット」の3枚。特に前者の2枚は、ボーナス・ディスク付きの豪華2枚組みです。リマスターの音質的には

「まあまあフツー...」

ながら、この3枚の一番のアドバンテージはなんと言っても

ライヴの音源が満載っ!!

な点でしょー!!それもそれぞれのディスクで、該当する時代のライヴを収録してあります。正に彼らのライヴ・パフォーマンスの素晴らしさを堪能できる3枚です。特にともべが一番大好きな「スノーグース」のライヴ音源が、この3枚だけで数バージョンも収録されているのだから、ファンにわもー

「たまりませんわぁ~!!」(笑)

コレわゼッタイに「買いっ!!」でしょー!!

最後に、③2009年日本リマスターの「ブレスレス」「リモート・ロマンス」「ヌード」「シングル・ファクター」「ステーショナリー・トラベラー」「プレッシャー・ポイント」の6枚。ともべ個人的にわ、今回のリリースの中では、この6枚が

「一番の目玉っ!!」

なよーに思います。他のアルバムに比べても、日本の24bitデジタル・リマスターの技術はとっても秀逸です。音の中域から高域に、キメ細やかな音の膨らみがあって、聴感上アナログ・レコードに近いカンジの温かみがあります。今回リリースの中では、一番音が良いと思いました。特に「ブレスレス」、「リモート・ロマンス」、「ヌード」の3枚は、まだ10代の頃にアナログ・レコードで擦り切れるホド聴いた愛聴盤なので、懐かしさもひとしおです。

ただこの6枚、日本独自企画とゆーコトで、ボーナス・トラックは一切収録されていません。今までの流れから言うと、今後、英国リマスター&ボートラ満載で再リリース、なーんてコトも十分ありうるワケで...これから先

「二重の買い物にならないかなぁ~??」

とかが、ちょっと心配...。

20090607_6今回のキャメルの紙ジャケ、1枚モノが¥2,800、2枚組みが¥3,800とちょっとお高くて、そのあたりが一部方面には不評を買っている昨今のユニバーサルさんなんですが、でもそこはさすが、ちゃーんと値段相応の付加価値が付くよーに配慮はされています。

まず、「ミラージュ」と「ムーンマッドネス」の2枚には、米国リリースのデフ・ジャケがこれも紙ジャケで付随しています。(写真⑤)コレがけっこうウレしかったりする。学生時代に輸入レコード屋でコレ見かけて

「何コレ??新譜??なーんだ、ジャケット違いじゃーん!!」(笑)

とか、誰もが思った想い出が甦ってきますネ。

さらに、アナログ・レコードのレーベル面レプリカがシリアル・ナンバー入りで付いてくるし、各種インサート類もきっちりと再現してあります。紙ジャケのオビも、

アナログ・レコードの国内盤オビを完全復刻っ!!

その上2009年英国リマスター盤には、例によってムーディー・ブルースのCDと同じ音楽ライター、アンドリュー・パウエル氏による超詳しいライナー・ノートの完全対訳までが付いてきます。(写真⑥)だから盤がSHM-CDになっただけぢゃーないので、ナカナカお買い得なのでわないでしょーか??

...ってなワケで、このボックス・セットが届いてから、ほぼ「キャメル漬け」(笑)だったこの10日間ほど。でも意外なほどに

「食傷はしなかった」。

やっぱともべ好みの名バンドなんだと思いまふ。ひたすら彼らの美しい音楽に酔いしれました。

あとわ現在も闘病中の、親日家、アンドリュー・ラティマー氏の一日も早い回復を、心より祈るばかりなのです...。

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2009年5月23日 (土)

ルネッサンスの紙ジャケCD発売!!

20090523_1 写真わ先日の5月20日に無事リリースされた、ルネッサンスの紙ジャケCD5枚。ともべのトコロにも無事「新宿レコード」さんから届きました。今回リリースになったのわ、BTMレーベル時代の「運命のカード」「シェラザード夜話」「カーネギー・ホール・ライヴ」と、I.R.S.レーベル時代の「カメラ・カメラ」「タイム・ライン」の計5枚。BTM時代の3枚は2002年にアルカンジェロさんから一度紙ジャケ化されていますが、I.R.S.時代の2枚は紙ジャケはおろかCD化自体が国内盤としては初出です。

...で、今回の紙ジャケ、

「再発の3枚わ、どーしよーかなぁ~...」

って思ってたんだけれども、今回特に2009年の24ビット・リマスターを採用とのことなので、購入を決めました。さっそく聴いてみたカンジ、

「音、イイよぉぉぉぉぉぉっ!!」

でした。全体に音の中域から高域の成分が豊かで、ふくよかな温かみとキメ細かさをカンジます。音の輪郭も既発モノよりはるかにクリアで、

「このアルバムって、実わこんなに音が良かったんだぁ~...」

って、新たな発見がありました。特にアルカンジェロ盤は2002年とゆーコトもあり、音質の面ではイマイチだったので、イイ買い物をしたと思いました。

20090523_2今回のアルバムを順を追って説明すると、「運命のカード」は1974年にリリースされた、アニー・ハズラム体制としては3枚目のアルバムです。なおかつバンドの世界的ブレークのキッカケとなった記念すべきアルバムでもあります。個人的に、初期ルネッサンスとしてはこの「運命のカード」が、

「ともべ的にわ一番好き!!」

です。楽曲の完成度がグンと高い上に、彼らの音楽の「明快な叙情性」が端的に楽しめるからです。収録されている曲目も本当に佳曲ぞろいです。

続く「シェラザード夜話」は、4枚目のバンドとしてはピークを示す作品です。特に彼らとしては後の代表曲となる「オーシャン・ジプシー」を含んでいて、この曲の美しさには格別のモノがあります。

日本でもこの曲のファンが一番多いんぢゃーないかなぁ~??

そのくらいの名曲。あと、旧レコードのB面全部を費やした大作組曲「シェラザード夜話」が収録されていて、これが世間一般に本作を

「ルネッサンスの最高傑作!!」

と認知させているゆえんです。この曲も名曲ながら、アルバム全体に「音楽の明快さ」とゆー意味では、3rdに比べてやや後退しているよーに思います。だから、ともべ的にわ

「次点」(笑)

です。

20090523_4_2さらに、2枚組みの「カーネギー・ホール・ライヴ」。ともべ高校生に時分に、レコードを擦り切れるホド聴きました...(笑)。ある意味、初期ルネッサンスの集大成。収録されている曲も、1stから4thまでまんべんなく、当時の彼らのステージを堪能できます。ただ、高校生の当時から、ともべ的にわやや不満を持っていた1枚でもあります。全体的に彼らのナンバーの中ではインストゥルメンタルに重点を置いた大作を中心に選曲されているので、音楽的にはやや判りづらい。もーちょっと明快な小品も収録して欲しかったとゆーがホンネ。さらに2ndの「燃ゆる灰」が旧レコードの4面全部を費やした23分バージョンで収録されているのわ、

個人的には完全に「×」(笑)。

延々と続くベース・ソロにはちょっと食傷します。

ちなみにココまでのBTM時代の3枚、過去の長い間、権利関係のトラブルを抱えていて、CD化がされなかったモノ。具体的には良く知らないんだけれども、なんでも当時の権利所有者がCD化を一切許可しなかったとか。一時は

「将来的にもCD化はまず望めない」

とまで言われていた作品。それが1990年代ぐらいだったか、海外のどっかのバッタ屋的レーベル(TRCだったか...)が、おそらく

「権利関係、天下御免っ!!」(大笑)

で、強引に盤起こしでCD化しちゃったのが、最初だったよーに思う。これが問題なくにCD化される時代になって、ホント良かったですネ。

...で、ココまでがいわゆるルネッサンス全盛期の作品なんだケド、CDで音楽だけ聴いていると、この頃のルネッサンスって、マイケル・ダンフォードがリーダーで、アニー・ハズラムがフロントで...って、考えちゃうんだけれども、これわちょっと違う。先般突然発売になって、品質に問題アリで(ビデオの再生速度が遅かった)急遽回収となった当時のライヴDVDを見てみると、彼らのステージのフロント・マンはなんとベース&ボーカルのジョン・キャンプなのデス。しかもジョンがメインのフロントで、アニーはやや一歩下がったカンジの「双頭フロント」。マイケル・ダンフォードなんてあくまでも裏方で、

スポットライトも満足に当たらない(笑)。

「音だけ」だと、ナカナカ判らない部分もあるんですねぇ~...。

20090523_3_2...で、ハナシを元に戻して、今回発売のCDの残り2枚。「カメラ・カメラ」は1981年にリリースされた、一応「再結成ルネッサンス」「碧の幻想」リリース後、バンドは一旦解散している)のアルバムです。このアルバム、ともべも一応1981年の冬にリアル・タイムで聴きましたが、さすがにブッ跳びました。

「こんなん、ルネッサンスぢゃーないやぁ~!!」(泣;)

って、大衝撃だった1枚。とくかく今までの「ナチュラルで美しいクラシカル・ロック」に打って変わった「ニュー・ウェイヴ志向」。どハデな衣装を着たバンド・メンバー達...。

「なんで、こーなっちゃったのぉ~??」

を、100回ぐらい連発しました。(笑) でもそんな音楽の中にも、過去のルネッサンスの音楽的要素はここそこにちりばめられていて、半ばブン投げつつも(笑)、そのワリにはケッコウ良く聴いた1枚だったよーに思う。

続く「タイム・ライン」は、1983年の作品。ここまで来ると、ともべもオリジナルのリリースでわ購入をパスした記憶があります。だからCDで後追いで聴きました。前作までの「ルネッサンスとしての意地」もそこまで。本作では過去のルネッサンス・サウンドを、あくまでポップな歌モノの中に昇華させています。また、ドラムにイアン・モズレー(現マリリオンの...)が参加していて、今聴けばコレわコレでケッコウ悪くない。その後のアニー・ハズラムのソロ作なんかには、あるいはこの作品が一番近いカモ知れない。

...ってなワケで今回のルネッサンスの紙ジャケCD,再紙ジャケ化のものも含まれていますが、ジャケットの造りも良くて、なにより2009年24ビットのリマスターは音質も良いので、ナカナカお買い得なのでわないでしょーか??

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2009年3月 1日 (日)

タンジェリン・ドリームの紙ジャケCD発売!!

20090301_1 写真わ2月25日にリリースされた、ジャーマン・エレクトロニクスの雄、タンジェリン・ドリームの紙ジャケCD。ともべのトコロにも、「新宿レコード」さんから無事届きました。今回リリースになったのは、ヴァージン・レーベル時代の3rd「リコシェ」から7th「フォース・マジョール」までの合計5枚。同時にヴァージン・デビュー作「フェードラ」と2ndの「ルビコン」も発売になっているんだけれども、コッチは2004年リリースの再発です。

今回のタンジェリン・ドリームの紙ジャケ、マスターわ1995年のリマスター盤を使用しています。コレはコレで音、イイんだけれども...2000年代の最新リマスターぢゃーないトコロが、ちょっと残念...。まあ、EMIミュージック・ジャパンさんなので、自前ではリマスターをやらないレーベルだから、仕方ないんだけれどもネ...。

20090301_2...で、今回のタンジェリンの紙ジャケ、順番にちょっと紹介してみると、1st「フェードラ」は、ヴァージン・レーベルでの世界デビュー作ながら、まだまだシンセサイザー・アンビニエント・ミュージック的な色合いが強い作品。そーいった意味で、世界デビュー前の「Ohr」レーベル時代の作品の延長線上にあります。ただココですでに例の

「シンセサイザーのアナログ・シーケンサーを使用したミニマル・ミュージック」

が萌芽してきていて、続く「ルビコン」でこの方法論が完全に確立します。この「ルビコン」は初期のタンジェリン・ドリームの音楽の完成形として、一般に最高傑作として推されているもの。この「ルビコン」、ともべも昔はヘヴィー・ローテーションで聴いたっけ...鳥の泣き声のやうなシンセ音と、アナログ・シーケンサーによる強烈なビート感が大好きでした。

20090301_3続く「リコシェ」はライヴ盤です。とわ言っても、当時のヨーロッパ・ツアーの全録音音源から、編集をして1曲に仕立てたシロモノ。コッチになると、

エレキ・ギターやドラムスもバリバリっ!!

で、カナーリ「動的な」印象を与えます。ちなみにこの「リコシェ」時代のライブ、当初はピンク・フロイドニック・メイスンが全面的に参加する予定だったのが、諸般の事情で一部のステージのみの参加にとどまったとのこと。確かにこの「フェードラ」から「リコシェ」までのタンジェリンって、例えば「おせっかい」あたりのピンク・フロイドの影響がスッゴク濃厚だと思いまふね。ちなみにこの3作、シンセだけぢゃーなくって、メロトロンもバリバリです。

「初期のタンジェリンって、ここまでシンフォニックだったっけ??」

って、ともべ自身も再確認をした次第...。

続く「ストラトスフェア(浪漫)」は、彼らが大きく方向転換した作品です。これまでのインプロヴィゼーション主体の抽象的な音楽に替わって、きちんと作曲され、明確なメロディーを持った「具体的な」作風。シンセの音的にも前3作よりはずっと前に出てきています。個人的には、このあたりがその後のタンジェリンの音楽性を方向付けたかと思っています。この方向で、以降の「イクジット」「ロゴス」に繋がるカンジがアリアリ...。で、続く「アンコール・ライヴ」は1977年のアメリカ・ツアーからのライヴ音源で、ピーター・バウマン在籍時の最後の作品。レコードだと2枚組み、CDでも1枚モノ71分に及ぶ大作ながら、音的にはきちんと作曲された音楽とインプロヴィゼーションの中間的なモノを感じます。特にアルバム・ラストでのブラス系のリード・メロディーは、深い哀愁を感じて秀逸!!

20090301_4でも続く「サイクロン」「フォース・マジョール」の2枚わ頂けなかった。いきなりバンド・アンサンブルに急接近した歌モノで、明らかに失敗作。

(エドガー・フローゼご自身が「失敗作だった...」って認めているんだから、いーでしょー!!(笑))

「聴く価値がない」とまでわ言わないし、それなりに興味深い作品ではあるのだけれど、でも明らかに、本来あるべき姿とは「違う」。この2枚、1978年、79年の発表で、世はパンクの嵐が吹き荒れているまっ最中。かのヴァージン・レーベルも、例えばマイク・オールドフィールドなんかにポップな作風を強要していた時代。やっぱタイトルの

「サイクロン」(台風)って、パンクの嵐??(笑)、

「フォース・マジョール」(不可抗力)って、レーベルからの圧力??(笑)

だったのかしらーん??

タンジェリン・ドリームっていうと一応は「ジャーマン・ロック」なんだケド、彼らの音楽って、厳密には

「ジャーマン・ロック」の域を出ている

と思います。それはレーベルがイギリスのヴァージンというワールド・ワイドなディストリビューションを持っていたコトが一番の要因なんだろーけれども、音楽的にも典型的な「ジャーマン・ロック」とは確実に異なる。例えばジャーマン・ロック最大の特徴である「反復音楽」に関しても、例えばカンアシュラ・テンペルなんかとわ違って、そこに

「非常にヨーロッパ的な叙情性」

を感じる。あるいは同じドイツでもノヴァーリスからエニワンズ・ドーターなんかに至る、「ドイツ・ロマン派」の流れを汲んでいるのかも知れない。そこが基本、

「ジャーマン・ロックわ嫌いっ!!」(笑)

なともべでも、タンジェリン・ドリームだけは大好きな理由なんだよネ。

最後に一応断っておくと、ともべ的に一番好きなタンジェリン・ドリームは、この後の「タングラム」以降、つまりエドガー・フローゼクリス・フランケヨハネス・シュメーリンクの3人がメンバーだった時代です。(通称「泣きのプログレ」時代...(笑))作品的には前述した「イクジット」「ロゴス」「ハイパーボレア」あたりが一番のお気に入り。だから一応

「順番に...」

とわ思っているのだけれども、今回発売された以降のアルバムも、早く紙ジャケ化してほしーと願っています。

現在でも、

エドガー(犬に似てる)フローゼ(笑)

親子によって、延々と現役で活動を続けるタンジェリン・ドリーム。まあ、今のタンジェリンにわ、ほっとんど興味ないんだけれどもネ...(笑)

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2009年2月 1日 (日)

ウェザー・リポートの紙ジャケCD!!

20090201_1 写真わウェザー・リポートの紙ジャケCD、合計16枚。新年が明けてから、実わこのウェザー・リポートにドップリとハマっていて、ヘヴィー・ローテーションなCDたちなのデス。

なんで今更ウェザー・リポートなの??

コトの発端は、昨年末に新宿のタワー・レコードへ行った際に、音楽書籍売り場でシンコー・ミュージック「ジャズ・ロック」なる本を購入したのがキッカケ。いわゆるCDのレビュー本なんだけれど、ジャズ・ロックに焦点を当てて600枚のアルバムがレビューされています。

この本がメッチャ面白かったっ!!

一言に「ジャズ・ロック」って言っても、マイルス・デイヴィス「イン・ア・サイレント・ウェイ」から「ビッチェス・ブリュー」に端を発したアメリカのジャズ・ロック、つまりマハヴィシュヌ・オーケストラリターン・トゥー・フォーエヴァー、そしてこのウェザー・リポートからなる「3大バンド」だけでわないんデスね。

20090201_2時期を同じくして、イギリスにはソフト・マシーンを中心とするカンタベリーの一派があったし、またイアン・カー&ニュー・クリアスを中心とするブリティッシュ・ジャズ・ロックからの流れもありました。一方フランスにはデヴィッド・アレン率いるゴングを中心とする一派が存在していたし、またイタリアにはアレアなど「社会性の強い」ジャズ・ロック・バンドがあったワケで、一言に「ジャズ・ロック」と言っても大西洋をはさんで世界中の流れとして存在していて、またお互いに強く影響しあっていたのデス。

そーんな世界中で咲き乱れたジャズ・ロックの流れを、クロスオーバーだろーがフュージョンだろーが、はたまたプログレだろーがユーロ・ロックだろーが、ぜーんぶ一緒くたにしてゴチャまぜにレビューしているのがこの本。

この節操の無さはいったい何??(笑)

でもこーやって見ると、ジャズ・ロックってジャンル(??)わ、ますます収拾がつかなくて、混沌としている分だけにとっても興味が尽きない。で、この「ジャズ・ロック」なる本にも、大々的にレビューされているのが、初期のウェザー・リポートなのデス。(前置きが長くてスンマセン...)

20090201_3...で、カンジンのウェザー・リポートの紙ジャケCD。実わ1997年ごろに発売された旧規格の紙ジャケを所有していて、ただしジャコ・パストリアスが初めて参加した「ブラック・マーケット」以降のアルバムしか持っていなかった。(写真だとオビが青いヤツね)今回興味の対象わあくまで「初期の」ウェザー・リポートだったモンだから、デビュー・アルバムの「ウェザー・リポート」から6thの「テイル・スピニン」までの6枚を今回追加で購入しました。ただこの「新規格の」紙ジャケCD(写真だとオビの赤いヤツ)、リリースが2007年の春で、発売から2年近くが経過している。たから6枚ぜーんぶ手に入れるのにえらい苦労致しました...。特に一番聴きたかった1stの紙ジャケはどっこにもなくて...高田馬場の紙ジャケに力を入れている某CDショップで、ようやく手に入れた次第...。

20090201_4で、そのウェザーの音楽。コレわもーともべがとやかく言えるよーなシロモノでわない。ジャズ・ファンもしくは「超耳の肥えたリスナー」向けの音楽なので、

稚拙なコメントは差し控えさせて頂きマス。(笑)

ただ、10年以上前にジャコパス参加以降のアルバムを全部聴いて、好きながらも「???」な部分も多かったその音楽は、その後ともべ自身もブリティッシュ・プログレ系のジャズ・ロックの洗礼を受けたおかげで、ずーっと良く理解できるよーになったとわ思いまふね。

さらに、ともべ的にはジャコパス参加以降の、良くも悪くも「フュージョン・ミュージックの影響を受けた」ウェザーよりは、純然たるジャズ・ロックとして聴ける初期のウェザーのほーが好き。とゆーか、より身近に感じる。特に1stから4th「スウィート・ナイター」までのウェザーって、例えばソフト・マシーンや、ライヴでインプロヴィゼーションが炸裂している初期のキング・クリムゾンなんかとも、

演ってるコトは基本的にあんま変わんないじゃーん!!

とか思うのデス。よーわ、「プログレの耳」で聴いて大丈夫なのは、ワリと初期のほう。

あと、ウェザー・リポート歴代のリズム・セクションの中で最強なのわ、ジャコ・パストリアスピーター・アースキンと決まっているのですが、ともべの好み的にはドラムスはオマー・ハキムのスタイルのほうが好きだったりする。このハキム時代のウェザー、学生時代に中野サンプラザへライヴを観に行ったんだよなぁ~...。

...ってなワケで、最近お気に入りのウェザー・リポートの紙ジャケCD。このヘンになると「音楽の中身」のコトわほっとんど書けないんですが...ごめんちゃい。(笑)

ザヴィヌルとジャコパスわ、今頃天国でセッションしてるのかしらーん??

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2008年12月20日 (土)

アラン・パーソンズ・プロジェクトの紙ジャケCD発売!!

20081220_1 他のネタが多くってすっかり遅くなっちゃいましたが、待望のアラン・パーソンズ・プロジェクトの紙ジャケCDが11月下旬に無事にリリースされました!!今回リリースになったのわ、1st「怪奇と幻想の物語」から10thの「ガウディ」までの合計10枚。ちなみに「怪奇と~」だけわ以前に紙ジャケでリリースされていて、今回はSHM-CDでの再発。だからともべわコレだけわ購入を見送りました。(前回の紙ジャケお持っているので...)

ちなみにこのアラン・パーソンズ・プロジェクトの紙ジャケ化、この日記でもたびたびご紹介しているよーに、海外では去年からリマスター化が進められていて、日本にもプラケの輸入盤でリマスター盤が入ってきていました。ただ順番的にオリジナルのリリース順を全く無視したリマスター作業が行われたものだから、日本での紙ジャケ化に

「待ったっ!!」

がかかっていたモノです。これがこの秋にようやく最終章の「イヴ」「アンモニア・アヴェニュー」「ガウディ」のリマスター作業が完了して、ようやく全作出揃ったトコロで日本での紙ジャケ化が実現したモノです。

めでたしめでたし...。

20081220_2で、今回の10作品、音質的にはどれも本当に素晴らしいのデス。アラン・パーソンズご自身のリマスターが良い上に、今話題のSHM-CDなワケですから...。しかもどのアルバムにも貴重なボーナス・トラックが満載っ!!さらに紙ジャケットの造りもとっても良くって(「アイ・イン・ザ・スカイ」なんかわ金インク使用だし、「ステレオトミー」に至ってはビニール・カバー付きの特殊ジャケを再現しています)、さらにダメ押しは英文ライナーの全文対訳と、日本人ライターよる解説も付いて...マニアならゼッタイに

「買いっ!!」

でしょー。

アラン・パーソンズ・プロジェクトの音楽性についてはこの日記でもたびたび触れているのデスが、今回も簡単に...。ちなみにともべとアラン・パーソンズ・プロジェクトとの出会いは、忘れもしない1981年の春。ラジオの全米チャートから流れてくる「タイム」(時は川の流れに)を聴いて、なんて美しい曲だろーと思った。さっそく中古レコード屋で「運命の切り札」を購入して、それ以来の長ーいお付き合い。だから「怪奇と幻想の物語」「アイ・ロボット」「ピラミッド」「イヴ」の4作品は後追いで聴いたんだけれども、個人的にはイマイチな印象を持っています。

何かが足んない??

そう、最終的には「ヴォイス・オヴ・アラン・パーソンズ・プロジェクト」となるエリック・ウルフソンのリード・ボーカルは、実は「運命の切り札」からなのデス。

20081220_3彼らのアルバムの中で

「どの頃の作品が旬か??」

といった疑問への回答は、おそらく大方のファンの見解が一致するトコロだろーと思います。5th「運命の切り札」が確実にブレーク・ポイント。それ以降、「アイ・イン・ザ・スカイ」「アンモニア・アヴェニュー」「ヴァルチャー・カルチャー」の3作を、ともべはあえて

「アラン・パーソンズ・プロジェクトの3部作」(笑)

と呼びたい。「自分達の音楽が世界的に売れること」を自負とした、絶対的な自信に満ち満ちた作風。ポップな作品はよりキャッチーに、バラードはより美しく、オーケストレーションはより壮大に...正に

「完璧な3枚!!」

です。

しかしその後、1986年の「ステレオトミー」では若干の頭打ち。セールス的にもあまり振るわず、しかし1987年の最終作「ガウディ」では見事な返り咲きを果たしました。かつての華やかかつ壮大なサウンドが帰ってきていて、健在ぶりをアッピールすると同時にセールス面でも高ポイントをマーク!!

20081220_4今回の紙ジャケ化に際して、改めて彼らの全作品を聴き直してみたんですが、10枚のアルバムで紆余曲折があったにせよ、また「売れた時期」、「売れなかった時期」があったにせよ、彼らの音楽は一貫して

「驚くホドに変っていない」

です。例えば、1stの「怪奇の幻想の~」と最終作の「ガウディ」を聴き比べてみても、

「基本的に演ってるコトは、一定の枠組みの範囲内でほぼ同じ」。

それほどに「終始一貫した作風」まあ、ほっとんど全曲をエリック・ウルフソン一人で書いていたんだから、納得のいくトコロではあるんですが...。

でもフツー1人のアーティストでアルバム10枚も出していると、それなりに作風の変遷が当たり前のよーにあるんだけれども、それが不思議なほどにない。どのアルバムを取っても

「アラン・パーソンズ・プロジェクトでしかありえないサウンド」。

それはある意味

「ワン・パターン」。

あるいはレコード会社からあまり圧力をかけられない恵まれた立場にあったのカモ??とか勘ぐってしまいますよネ。(それでも「ドント・アンサー・ミー」みたく、シングル・ヒットへの強い要求はあったといいますが...)

20081220_5最後に、今回の紙ジャケの日本語ライナーでもたびたび取り上げられている「FREUDIANA」(フロイト狂)に関してご紹介しておきます。もともとはアラン・パーソンズ・プロジェクトの「ガウディ」に続く11作目として制作されたこのアルバム、レコーディング中にミュージカル化のハナシが持ち上がり、結局エリック・ウルフソンがこの作品とともにミュージカルの世界に転身するため、プロジェクト解散のキッカケとなった作品です。枚数的にもあまりプレスされていないのか、1990年のリリース当時から

「めったに売っているトコロを見たコトがない」(笑)

なんか「幻の1枚」みたいなCDです。

アルバムとしてはアーティスト名が無記名となっていて(一応はエリック・ウルフソン名義らしーですが...)、「FREUDIANA」のタイトル表記のみ。レコードだと2枚組み、CDでも1枚ものながら75分の長尺収録で、クレジットにはエンジニアにアラン・パーソンズ、オーケストラ・アレンジにアンドリュー・パウエルと、いわゆる

「いつものメンツ」

が並んでいます。ただ内容的には従来のアラン・パーソンズ・プロジェクトのよーなキャッチーで一瞬にして耳を捉えるよーな部分は確実に後退していて、逆にアルバム全体のストーリー性で聴かせるよーなミュージカル色が強いです。

「アラン・パーソンズ・プロジェクト名義でのリリースには問題アリ!!」

は、十分にうなずける内容ですネ。

...ってなワケで今回のアラン・パーソンズ・プロジェクトも紙ジャケCD。また1つ有名ドコのアーティストの全作品紙ジャケ化が実現して、とってもウレシイともべなのデス。

再結成しないかなぁ~...。

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2008年11月 9日 (日)

クリアライトの紙ジャケCD!!

20081109_1 写真わ先日発売になった、クリアライトの紙ジャケCDです。今回リリースされたのわ、1st「クリアライト・シンフォニー」から4th「ヴィジョンズ」までと、「デライアド・カメレオン・ファミリー」の変名でリリースされた1枚の、計5枚です。ともべ家にも先日無事、「新宿レコード」さんから届きました。

今回ファンにとって特にウレシイのわ、やっぱ3rd「ザ・テールズ・オブ・ザ・マッド・モンキー」と、4th「ヴィジョンズ」の初紙ジャケ化でしょー!!(写真③)これらわ以前はシェリル・ヴォルドーご自身のレーベルから、なかば自主制作的にCD化されていたので、これらが美麗な紙ジャケでオフィシャル・リリースされたのわ、意義あるコトだと思いまふ。ちなみのこの3rd、

「特殊見開きジャケットを忠実に再現!!」

ってオビのキャッチ・コピーにあるんだけれども、

どー見てもフツーの見開きジャケなんですが...

ま、いーか...

20081109_21stの「クリアライト・シンフォニー」と2ndの「フォエヴァー・ブロウイング・バブルス」の2枚は以前にアルカンジェロさんから紙ジャケ化されていて、今回「再紙ジャケ化」なのですが、旧盤と新盤を聴き比べてみたところ、今回は2008年の最新リマスター音源を使用しているので、やっぱ音が格段に良くなっていると感じます。ドラムの音のヌケとか、断然違うカンジ...。

だた、ジャケット造りは前回のアルカンジェロ盤が光沢も美しいコーティング・ジャケットを再現していたのに対して、今回のわフツーの紙ジャケットになっちゃっています。ジャケの造りでは、

旧盤に一票っ!!

みたいなトコロわありますが...ただCDの盤面は写真④にあるよーに、今回美しいピクチャー・ディスク仕様になっています。こっちの点でわ

新盤に一票っ!!(笑)

ちなみに写真①の復刻オビは、アルカンジェロ盤を購入した際にディスク・ユニオンさんが特典で付けてくれたモノを、今回の盤に付け替えたものです。

オビわ大事だから、中古には出さないノダ...(笑)。

20081109_3...で、問題のアルバム内容なのですが、基本クリアライトは

「ゴング周辺のカンタベリーの一派」

として聴くのが、一番間違いがないよーに思います。1stにはギターのスティーヴ・ヒレッジやキーボードのティム・ブレイクなど、ゴング周辺の人脈が参加しているし...。ただゴングよりはピアノがクラシカルだったりメロトロンがフューチャーされていたりして、

「妙にシンフォニックで品が良い」

カンジわしますね。あとわ、

「ジャズ・ロックとミニマル・ミュージックとの融合」

みたいな意味合いでは、スティーヴ・ヒレッジのソロの諸作品ともびみょーに接点があるよーに思います。いずれにしても、「カンタベリー系のそのテの作品」がお好きな方には、ゼッタイおすすめできるバンドです。(特に1stと2nd。)

さらに、1st「クリアライト・シンフォニー」

「どっちがパート1で、どっちがパート2じゃいっ??」(笑)

の永遠の問題。基本、リズム・セクションが入っているほーがパート1で、ドラム・レスがパート2です。このパート2、ゴング周辺のメンバーが参加しているために、プロモーションの意味で旧アナログ・レコードには

A面にパート2、B面にパート1

が収録されていました。これが前回のアルカンジェロ盤では修正されて出てくるかと思いきや...届いたマスターが従来通りだったからなのか、急遽ライナーを差し替えて、

「曲順は従来通りです」

みたいな修正版ライナーと、誤りのライナーの2枚が入っていたりした(笑)。これが今回シェリル・ヴォルドーご自身の意向を反映して、

パート1、パート2があるべき順番に戻されています。

20081109_4もう1つ今回目玉なのわ、「デライアド・カメレオン・ファミリー」の変名でリリースされた1枚。(写真②)1stのメンバーで、1975年に4日間におよぶドラッグ・セッションの内容を編集したモノなんだけど、ともべも今回が聴くのは初めてだった。聴いた感想としてわ、

「あんまマトモに音楽に向き合う類の音ぢゃーないなー...」

みたいなカンジ。シタールがジャランジャランいって、やったらドラッグっぽいのはまーある種お決まりとして、とにかくやったらジャンキーで、ドラッグをやってハチャメチャにセッションしたのを編集したアルバムだから、内容わもー

「破綻寸前」(笑)

です。

あとは、3rdの「ザ・テールズ・オブ・ザ・マッド・モンキー」あたりが、クリアライトの1つの転機となっているんじゃないでしょーか??もともとが元キング・クリムゾンジョン・ウェットンをリード・ヴォーカルに招く予定で、「ロック・オペラ」として企画されたこのアルバム、今までの

「ジャズ・ロックのクリアライト」

から

「クラシカル・ロックのクリアライト」

へのイメージの転換が見て取れます。この傾向は4th「ヴィジョンズ」でさらに明確化し、音楽がよりクラシカルな方向へ接近します。さらに言えば、2003年リリースのクリアライト名義「インフィニット・シンフォニー」あたりでは、場面によっては

「エニドばりのシンフォニック・ロック!!」(笑)

になっちゃっているのだから、あるいはヴォルドー自身が本当に演りたい音楽は、こちらなのカモしれませんネ。

...ってなワケで、ともべも大好きなクリアライト、この後の1stの続編である「クリアライト・シンフォニー Ⅱ」を発表するなど、シェリル・ヴォルドー御大も精力的に現在まで活動を続けているのデス。

プログ・チッタで日本に呼べませんかネ??

(...って、毎回こればっか...(笑))

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2008年10月26日 (日)

ムーディー・ブルースの紙ジャケSHM-CD発売!!

20081026_1 写真わ先日無事の発売になった、ムーディー・ブルースの紙ジャケSHM-CD。今回リリースされたのは、1stの「デイズ・オヴ・フューチャー・パスト」から7thの「セヴンス・ソジャーン」までの合計7枚。(写真①~③)同時にリリースが予定されていた「オクターブ」「魂の叫び」「プレゼント」の3枚も、一時は発売未定延期の扱いだったのが、無事11月のリリースで確定したよーで、良かった良かった...。

(本音を言えば、今回の紙ジャケわ初リマスター&紙ジャケとなる

後期の3枚が一番欲しかったっ!!

とゆーのわ、ムーディーズ・ファンなら皆そーだろーと思います。なんでも11月で発売確定できたのわ、それ以前に海外でのリマスターが完了して、輸入盤として発売されるかららしーです。)

...で、今回リリースのこの7枚、

「いったい何回買い替えすりゃーいいんじゃいっ!!」(怒)

ってなカンジで、怒っているマニアの方も多いことでしょう。(笑)ざっと思い返しただけでも...

1.初CD化で国内盤発売

2.リマスター盤で輸入盤が発売

3.「2.」のマスターを使用して、国内盤の紙ジャケが発売

4.SACDハイブリッド&リマスター盤で、輸入盤が発売

5.「4.」のCDマスターを使用して、今回の紙ジャケがSHM-CDで発売

...ってなワケで、なーんと

5世代目っ!!(笑)

なのデス。だから今回は購入を控えているコレクターの方もいらっしゃるカモ知んないですネ。(実わともべ自身もだいぶん迷った...)...で、購入してみた結論からゆーと、

今回こそわ、決定盤的に「買いっ」!!

だと思いまふ。これからその理由を述べていきますネ。

20081026_2まずは全体的な造りなんだけれども、昔はユニバーサルさんっていうと、紙ジャケ1枚の値段が¥2,000前後で、

「非常に良心的」

ってなコトで、紙ジャケマニアの評判はひじょーに良ろしかったのデス。それがこのところ、ユニバーサルさんも他社並みに1枚¥2,800ぐらいに価格を引き上げて、一部には不評を買っていたもの事実です。でも、ともべ個人的にわ、昔の安かった頃のユニバーサルさんの紙ジャケは

安かろー、悪かろー(笑)

ってな印象が強くて、ジャケットの紙質もほんとペラペラだったし、正直あんま好きじゃなかった。それが現在の価格設定になって、今回のムーディー・ブルースも

グッと出来が良くなっているっ!!

印象を受けます。宣伝では「童夢」と「セブンス・ソジャーン」の2枚だけ新規格の紙ジャケ、ってな振れ込みだったんだけれども、どーやら他の盤もジャケットの紙質やインクの質は断然良いものを使っていると感じます。だから全作、ジャケットの造りは旧バージョンより断然イイです!!

(ただ「童夢」だけわ、旧バージョンのジャケがすっごい出来が良かったとわ思いますが...)

20081026_3さらにCDの特典品として、

・輸入盤に付属していたブックレット(貴重なフォトが満載っ!!)

・上記ブックレットに記されている、マーク・パウエル氏による長大な解説文の完全な日本語対訳(すっごいベンキョーになります)

・オリジナル・レコードのレーベル面の復刻コピー(ちゃーんと、別刻印のシリアル・ナンバーまで入っているっ!!)

までが付いてくるのだから(写真④)、この豪華な内容で¥2,800は決して

「高くないっ!!」

と思いまふ。

さらに、マニアとって気になるのわ、ボーナス・トラックの入り具合ですネ。輸入盤のSACDハイブリッド盤だと、「デイズ・オヴ・フューチャー・パスト」「失われたコードを求めて」「子供たちの子供たちの子供たちへ」の3枚が2枚組みで、残り4枚が一枚モノでした。

で、今回の紙ジャケは、1枚モノのやつのボーナス・トラックは全部収録されています。で、問題の2枚モノなんだけど、一部が割愛されていて(主にBBCのライブ音源)、でもそれは別途リリースされたムーディーズの「ライヴ・アット・BBC 1967-1970」の2枚組みCDの中にちゃーんと収録されています。だから

今回の紙ジャケとBBCライヴを持っていれば

ほぼSACD盤と同じ収録内容になります。(ただ一部、「失われた~」に収録されている別バージョンのわずか数曲は、救えてないんだけれどもネ...)

20081026_4...で、さらに気になるトコロでは、「ジャスティン・ヘイワード監修」を銘打った最新リマスター音源を、これも今ハヤリのSHM-CDで聴くとどーなるか??ってなトコロ。結論から言うと、ともべ的にわちょっと

「?????...」(笑)

なのデス。今回のムーディーズの最新リマスター音源は、アナログ的な音の柔らかさや、情報量の多さが身上でした。これがSHM-CDに乗っかったことで、

いくぶん硬メの音に戻っちゃった???(笑)

みたいな印象を持っています。これわ前々から思っていたのだけれど、SHM-CDって確かに音が良いのだけれど、音の透明感や輪郭のクリアさが身上な「音の良さ」なので、

好き嫌いは出るカモ知んないな~...

なーんて感じていました。非常に「デジタル的な」音の良さなので、「アナログ的な」聴感をウリにしたマスタリングにはどーも相性が悪いんじゃないカナ??って...。今回のムーディーズも、

同じモノを右へ引っ張って、さらに左へ引っ張ったら、元に戻っちゃった(笑)

みたいなカンジわしますネ。確かに音は良いのですが(あくまでコレわ前提ネ...)、SACDハイブリッド盤のほーが音がこもっている分だけ、よりレコードに近くて耳触りが良いです。

...で、ちょっとハナシがそれるケド、先日EL&PのSHM-CD盤が発売になって、コレが従来のK2HDマスタリングぢゃーなかった。

「なんで~??盤をSHM-CDにして、マスタリングをK2HDにすれば、最強盤ができるのにぃ~...??」

とか疑問に思ってたんだけれども、そもそもがアナログ的な聴感をウリモノにしているK2HDマスタリング、案外SHM-CDとわ相性が悪かったのカモ知んないですネ。(あくまで想像ですが...)

...てなワケで今回のムーディーズの紙ジャケSHM-CD、マニアならゼッタイに買いっ!!です。あとわ、残り3枚の11月の無事なリリースを祈るばかり...。

(ところで「コート・ライヴ+5」わ、紙ジャケ化されんのかね???(笑))

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2008年10月 5日 (日)

サグラド・コラソン・ダ・テッラの紙ジャケCD!!

20081005_1 写真わ先日発売になった「南米の秘宝」サグラド・コラソン・ダ・テッラの紙ジャケCDです。(以下、舌を噛んでしまうので(笑)、通称「サグラド」)今回リリースになったのわ、1st「捧げもの」から4th「偉大なる精霊」までの4枚。ここ一週間ばっかし、ともべはすっかり

「サグラド漬け」(笑)

になっちゃいました。

個人的にはサグラドって、大好きっス。なんてたって

「メロが美しいから」。

プログレの中でも1985年のデビューとカナーリ「遅咲き組」なんですが、ユーロ・ロック・ファンの中ではやっぱ根強い人気があるよーで、

「南米の善意」(笑)

なーんて呼ばれちゃったりもします。

「ヨーロッパ以外の国々にも、世界中にユーロ・ロックは存在する!!」

ことを世間に認知せしめたのが、紛れもないこのサグラド。コレ以降、ユーロ・ロック・ファンの視野わ南米のみならず、北欧やら中東やら果てわ共産圏にまで広がっちゃうのデスね。

20081005_2音楽的にはサグラドの音楽って、イタリアの「P.F.M.」あたりの影響が一番強いのかな??って思います。歌詞がポルトガル語なので、シロウトの耳には言葉の響きがイタリア語に近いカンジがするし...。どちらかとゆーと、

「イタリアン・ロック」の類似系の音

だと思いまふね。ただ叙情的に美しかったり、インタープレイがスリリングだったりは似ているんだけれども、本家本元のイタリアン・ロックみたいに、ドロ臭かったりダークネスにヘヴィーだったり、または湿っぽかったりはしていない。あくまでカラっとした「健康的な美しさ」なのデス。

もともと歴史的に紐解いてみれば、ブラジルはもともとポルトガルの植民地だったワケで、そーゆー意味でわサグラドの音楽って、「グラナーダ」「トリアーナ」「ゴティック」など代表されるよーな、

「スパニッシュ・プログレ」に近い

よーな印象も受けます。

「イタリアン・ロックに似てわいるんだけれども、陰気臭くなくて、カラっと明るい感じ」。

スペインわポルトガルの隣接国で、さらにそのポルトガルから大量にブラジルに移民したんだから、血統の点から見たら、やっぱどっかで繋がっているんだろーなーって思いますネ。

20081005_3...で、今回のサグラド、なんてったってリーダー&バイオリニストのマルクス・ヴィアナの創作するメロディー・ラインの美しさが一番の「ウリ」なのですネ。ある意味とっても

「イージー・リスニング的に叙情派」

なんだけど、このメロ感覚、ともべ的にも

「完全にツボ」(笑)。

そーんな美しいメロディーを、これまた情感タップリのバイオリン・プレイで聴かせてくれるから、この音楽的なストレート&ピュアさが「南米の善意」たるゆえんなのでしょー。

でもこのサグラドの音楽性、全くともべの私見なのですが、純粋に

「音楽的な見地からのみ発生したものではない」

と思っています。ってゆーもの以前サグラドのCDでジャケットのインナーに聖母マリア像やらなにやら、いわゆるキリスト教的なイメージ画像が満載されていたものを持っていた記憶があるからで、おそらく彼らの音楽、宗教的なバックボーンや布教的な目的も持っているものと思われます。(まあ、表立ってはそーゆー情報は全く聴こえてこないのデスが...)

20081005_4...で、ハナシを今回の紙ジャケCDに戻して、1stの「捧げもの」では、まだ若干音楽的に未完成の部分が残っています。スリリングに展開するインタープレイとわ対照的に、なーんか「ニューエイジ的」な方向に音楽が拡散してしまったりとかネ...。でも、続く2nd「シンフォニア」になると、そこいらあたりの「迷い」がフッ切れて、音楽的な完成度がグッとアップしてきます。この「シンフォニア」、アルバム全編が美メロの嵐で、ともべ個人的には一番のお気に入りに挙げたい!!(ちなみに原題の「Flecha」は、スペイン語で「矢」を意味するもので、邦題の「シンフォニア」わ、プロモーションのために日本で考えられたもののよーデス。)

続く3rd「自由の灯」になると、おそらく一般的にはこれが最高傑作として扱われるんじゃないでしょーか??もー圧倒的な完成度です。ただ、2ndでの美メロがやや後退した一方で、サグラドの音楽のもう一方の要素、「土着的な」部分がより前面に出てきているので(エスニックなパーカッションやフレーズなど...)、ともべ的にわ

「次点」(笑)

です。さらに4th「偉大なる精霊」になると、土着的な要素はさらに加速(ジャケットも「土着民」(笑)だし...)、ともべ的にわやや拒絶反応を憶えてしまうのデスね。

...ってなワケで今回のサグラド、なんでも本家のバンドはもー8年間も沈黙を守ったままのよーで、最近のリーダーのマルクス・ヴィアナの

「これでもかっ!!の大量リリース」(笑)

にくらべると、本当に寂しい限りなのです。

ここわ日本資本のキモ入りで無理やり再結成して、プログチッタあたりで呼んだりしたら、キットお客さん入るよ...(笑)。

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2008年9月21日 (日)

スーパートランプの紙ジャケCD!!

20080920_1 写真わ今月ようやく発売になったスーパートランプの紙ジャケCDです。今回リリースされたのは、デビュー・アルバム「スーパートランプ・ファースト」から10th「フリー・アズ・ア・バード」までの合計10枚。ともべも無事に10枚全部をGETするコトができました。

スーパートランプっていうと、「ブレックファスト・イン・アメリカ」が大ヒットしていたのが、ともべがちょうど高校2年生のとき。その当時のヒット曲(「グッバイ・ストレンジャー」とか「ロジカル・ソング」なんか...)以外は、どっちかとゆーと、社会人になってから後追いでまとめて聴いたクチです。

...で、彼らの魅力をひとことで語れば、

「極上のポップ・センス!!」

これに尽きるっ!!アメリカに本拠地を置いたイギリスのバンドですが、でも同時期のフリートウッド・マックE.L.Oなど、同様の動きを取ったバンドとわ違って、彼らの音楽はあくまでも「ブリティッシュ・ロックの音」だと思うのデス。さらに、プログレ的な要素も濃厚で、ローリング・ストーン誌いわく...

「イエスがアメリカへ行った後、その空席を埋めたのはジェネシスとスーパートランプだった」。

20080920_2さらに、彼らの音楽を聴いていつも思うのは、

最高のポップ・センスに支えられた「泣き」と「笑い」の絶妙なバランス

です。「サーカスのピエロ」といったイメージが一番似合うよーな、顔で思いっきり笑いながら、心の中では思いっきり泣いているよーな、「深い悲しみをたたえた明かるさ」がとっても感情のヒダに触れてくるのデスね。さらにそこに、これまた最高のメロディー・ラインとプログレッシヴな要素も重なるのだから、ともべもー

大好きっ!!

なバンドなのデス。

一応彼らの音楽おファーストからちょっと解説しておくと、まずデビュー・アルバムは完全に当時のプログレの範疇の音です。オルガンがフューチャーされて、かなーり

「当時のジェネシスの影響が大きいカナ??」

みたいなカンジです。ジャケットも

「フラワーマン」(笑)

ですが...これわ単なる偶然でしょー。(ジェネシス「フォクストロット」のほーが、時代的にも後だしネ...)さらに、2nd「消えない封印」わ、ほぼファーストの延長線上の音です。ただ作風的にはもっとバラエティーに富んでいて、ポップにより接近したよーな音作りです。

20080920_3で、3rdの「クライム・オヴ・センチュリー」。ここからが真のスーパートランプの出発点だと思って、まず間違いないと思います。ポップかつプログレッシヴな楽曲を、独特のユーモアとペーソスで味付けした、彼らの音楽の完成形を聴くことができます。ロジャー・ホジソンリック・デイヴィスを2大巨頭として、双頭バンドとしての体制を完全に確立したのもこの時期です。続く4th「危機への招待」になると、初めてのアメリカ録音もあってか、内容的にはやや後退している感があります。楽曲も比較的魅力に乏しくて、あまり上位には喰い込めなかったチャートの動きがそれを裏付けています。

5th「蒼い序曲」になって、バンドは本格的にロスアンジェルスに移住し、さらなる快進撃が始まります。「クライム・オヴ~」の方法論をさらに進化させ、ここまで来るともーバンドの音楽的にわ

「円熟の極み」。

ともべ個人的には、印象的なジャケット・アートと相まって、この「蒼い序曲」をスーパートランプのスタジオ録音盤の最高傑作に挙げたいです。さらに続く6th「ブレックファスト・イン・アメリカ」で、

世界的に大ブレークっ!!

当時日本でも、どこへいってもこのタイトル・ナンバーが流れてましたっけ。アルバム的にはコマーシャルな印象が強くて、良曲が多いながらも個人的には少し「???」なカンジわしますが...。また、この作品を機会にホジソンとデイヴィスの方向性・作風に違いが完全に表面化、分裂への一歩を踏み出します。

20080920_4続く7th「ライヴ・イン・パリ」ともなると、もー

バンドの勢いは最高潮っ!!

この2枚組みのライヴ・アルバム、演奏も録音も素晴らしくて、また楽曲のセレクションもベスト・オヴ・ベスト的な最高の選曲で、ともべ個人的には

「最もすぐれたライヴ・アルバムの1つ」

に挙げたい作品です!!曲順的にもホジソンとデイヴィスが1曲ずつ順番にリード・ボーカルを取るよーな構成。この完璧度!!

う~ん、参りましたっ!!(笑)

...が、8thの「フェイマス・ラスト・ワーズ」ここからバンドの転落が一気に始まります。ロジャー・ホジソン在籍最後となったこの作品、「イッツ・レイニング・アゲイン」のよーな優れた楽曲も収録されているのですが、すでにホジソンとデイヴィスの激しい確執下で制作されたこの作品わ、全盛期の輝きをすでに失っています。

...で結局ロジャー・ホジソンが脱退して双頭体制が終焉、リック・デイヴィスの独裁体制で作成された9th「フロンティアへの旅立ち」は、アルバム全体がデイヴィスのダンディーなロック志向一色になると同時に、よりプログレッシヴな方向性に回帰しています。(ゲストにピンク・フロイドデイヴ・ギルモアが居たりとかネ...)ともべ的にわ、まあこのアルバムだけは学生時代にリアルタイムで聴いていて、当時ずいぶんお気に入りだったりもしたんだけれど...今聴くと確かに

「新たなスーパートランプを確立する」

意気込みだけは買うんだけどね。やっぱ内容的にはある種の違和感を覚えます。

20080920_5 こーんな具合だから、続く10th「フリー・アズ・ア・バード」では、デイヴィス1人体制も完全に行き詰っちゃったカンジ。ともぺが思うに、いかにスーパートランプが「2枚看板の」バンドだったといえども、この両者は対等ではなかったと思うのデス。バンド内部での力関係はどーあれ、バンドを外側から客観的に見たら、あくまで

「表の看板」はロジャー・ホジソンで、「裏の看板」がリック・デイヴィス

だったのわ明白。だから表の看板を外して裏の看板だけでやっていこーとしたら...やっぱ行き詰まっちゃいますよねぇ~。(笑)

...ってなワケで、今回のスーパートランプの紙ジャケCD,最近話題のSHM-CDで音質もとっても良いです。ちなみに当のバンドは、一時はロジャー・ホジソン復帰の動きもあったとのコト。(ポシャッたらしーですが...)でもこれでホジソンが復帰して、

オリジナル・メンバーで「プログチッタ来日」!!

なーんて...来年ぐらいにありませんかねぇ~...(笑)

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2008年6月29日 (日)

アラン・ホールズワースの紙ジャケCD発売!!

20080629_1 先日の6月25日に、エレクトリック・ギター界の「神」、アラン・ホールズワースの紙ジャケCDが無事に発売になりました。今回リリースになったのわ、「I.O.U.」から「フラット・タイア」までの合計10枚。ともべ家にも、さっそく「新宿レコード」さんから届きました。

...で、今回のホールズワースのソロ作品、時代や作品傾向的に分類すると、ほぼ4つの時代に分かれると思います。

①ソロ活動初期(写真①)

・「I.O.U.」

・「メタル・ファティーグ」

1976年の「ベルベット・ダークネス」を除いて、真の初リーダー作となった「I.O.U」と続く「メタル・ファティーグ」の2作品。それまで「ギターお抱えた渡り鳥」(笑)だったホールズワースが、初めて自己のソロとしての音楽性を確立した作品群です。まだ「シンタックス」は導入されておらず、アランはエレキ・ギター1本のみ。全ソロ・キャリア中、最もロックっぽく、またプログレ寄りなのものこの時期です。

ともべ的にもアランのソロ作品わ、実はこの時期が一番好みです。ただ同時期の作品として「ロード・ゲームズ」と「I.O.U.ライヴ」があって、どちらも今回の紙ジャケ化からは外されているのがちょっと残念です。おそらく権利等の関係かと思われますが、特に「I.O.U.ライヴ」は、当時の日本公演の模様を収録した(M.C.で「おおきにっ!!」とか言ってる...(笑))名盤です。まあ、インディーズ的なレーベルから発売されていたので仕方がないのカモ知れませんが、全編ドラムがチャド・ワッカーマンで熱いプレイが繰り広げられる、ともべの愛聴盤です。

20080629_2②シンタックス導入時代(写真②)

・「アタヴァクロン」

・「サンド」

・「フラット・タイア」

当時の最新鋭であったギター・シンセ「シンタックス」を導入して、新たな世界を開拓した時代です。ちなみに「アタヴァクロン」と「サンド」は1980年代の作品。「フラット・タイア」はその後のキャリアを経て、2002年に再びシンタックスに回帰した、現在までの最新作です。

この時期のホールズワースって、まあ好き嫌いが分かれるトコロでしょーね...。ギター・シンセ「シンタックス」のサウンドはあくまで「音的にはシンセ」なので、アラン独特のスケールやハーモナイズによってギターであることを判別できる点を除けば、「ほっとんど全部の音がシンセ」。この音構成にわ、やっぱりちょっと不満。ギタリストとしてのホールズワースを聴きたいファンにとっては、特にそーだと思う。まあ、上記3作品の楽曲の中でも、ほどほどにエレキ・ギターとシンタックスのサウンドがブレンドされている曲はまだ良いのですが、「ぜーんぶシンタックス」(笑)だと、ちょっと閉口しちゃいますよネ。

20080629_3③ギターとシンタックス併用時代(写真③)

・「シークレッツ」

・「ウォーデンクリフ・タワー」

・「ハード・ハット・エリア」

1980年代のシンタックス偏重時代への反省か、1990年代に再びエレキ・ギターに回帰して、ガッチリとしたバンド・サウンドでプログレッシヴかつ充実した演奏を聴かせる時代。全くのともべの私見ではあるけれど、これがアラン・ホールズワースの音楽の「完成期」だと思っています。ある意味、頂点を極めている作品群です。エレキ・ギターとシンタックスは上手に使い分けられ、主にシンタックスによるバッキングの上にエレキ・ギターによるリードが乗る手法が取られています。正に円熟の極み...。

20080629_4④ジャズへの回帰時代

・「ナン・トゥ・スーン」

・「ザ・シックスティーン・メン・オヴ・テイン」

③でホールズワースが頂点を極めてしまった証拠として、ここでは彼の原点であるジャズに回帰しています。一旦頂点に達してしまったアーティストが次に演るのは、決まって「自己のルーツに還ること」とゆーのも、古今東西世の常識です(笑)。で、ここでの作品群は、特にリズム・セクションの総入れ替えをして、とにかくリズム・アプローチがジャズっぽいです。ある種「最もロックっぽい」初期の作品とは対極を成す作品なのですが、それでもギターが相変わらず「例の調子」(笑)なので、どー転んでもフツーのジャズにわなり得ない(笑)トコロが面白いです。

...で、ここまで見てきたアラン・ホールズワースのソロ作品、ともべ的にわ、「熱くて、クール」な音楽性が大好きなのです。ジャズ・ロックを主体としたリズム・セクションわあくまで「熱く」、でもアランのギターのスケールやハーモニーはどこまでも「クール」なのデスね。ちなみに余談をいくつか...

・ホールズワース・バンドのベースはジミー・ジョンソンがほぼパーマネント的に務めていますが、ドラムは主にゲイリー・ハズバンドとチャド・ワッカーマンが入れ替えで演っています。ともべの好み的には、チャド・ワッカーマンの両手両足バラバラに動くよーな、変幻自在のドラミングのほーが好みです。たぶんプログレ・ファンわみんなそーだと思うケド...。このヒトのドラミング・スタイル、チック・コリア・エレクトリック・バンドのデイヴ・ウィックルなんかにも似ていると思いませんか??

・いまさら言うまでもないホールズワースの「早奏き」。ともべわブラッフォード時代のBBCライヴのDVDを所有しているのデスが、見てみてビックリっ!!右手はほっとんど「ピッキングしていない」(爆)です。左手で猛烈な速さでスケールを押さえるだけで音が出ちゃっています。やっぱ「神」!!(笑)

...てなワケで、このところ「ホールズワース漬け」(笑)だったワケですが、さすがに「ちょっと飽きた」(笑)。やっぱこのヒト、基本的なカラーは一色なのでせう。「音楽を通じて表現したい世界がそんなに多岐には渡っていない」そんな印象を受けました。だから今回の作品群も時代ごとの変化こそあれ、「基本的にはどれも同じ印象」。これらのソロ作品ももちろん良いのですが、どちらかとゆーとアランが今まで在籍してきたバンド、テンペストとかソフト・マシーンとか、ゴング、UKなど、他人の音楽性・カラーの中に入ってこそ、その異色な存在感が数倍にも際立つような、そんなアーティストであると感じました。

このところ毎年来日してくれているアラン・ホールズワース。ともべも1回わ生で観てみたいなぁ~...。

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2008年3月30日 (日)

プロコル・ハルムの紙ジャケCD発売!!

20080330_1 去る3月26日に、後期プロコル・ハルムの紙ジャケCDがめでたく発売になりましたっ!!今回発売になったのわ「ブロークン・バリケード」、「ライヴ・イン・コンサート」、「グランド・ホテル」、「幻想」、「プロコルズ・ナインス」、「輪廻」の6枚。(写真①、②)この6枚は2002年にビクター・エンタテインメントさんからK2コーディングで紙ジャケ化されていて、今回は昨今評判の非常によろしいK2HDコーディングによる再発です。

写真のよーに、紙ジャケ自体の造りは前回リリース時とほぼ同じです。巻かれているオビは前回ディスク・ユニオンさんの特典に付いていたのを、コッチに付け替えたモノ。今回のリリースでわユニオンさんの復刻オビわなかったよーなので(グランド・ホテルBOXが今回の特典のよう...)、このオビは現在となってはちょー貴重。もち古いK2コーディング盤の紙ジャケは売っ払う予定なんだけれども、このオビ付けたまんまだと査定額もグーンとアップするんだろーけれども、今回だけわやーなのよ!!(笑)特に「輪廻」の幅広オビなんかは、ちょーお気に入りだしネ...。

20080330_2...で、問題のK2HDコーディング。コレって2005年ぐらいにEL&Pの紙ジャケあたりから始まって、その後ゴングやフォーカス、それにプロコル・ハルムの前期の紙ジャケなんかに飛び火しました。ともべこのブログでも、このK2HD盤が出るたんびに「音がイイっ!!」ってさんざん宣伝してきたんだけれど、やっぱ世間的な評価もしっかり付いてきているみたい。昨今のレコード会社各社のマスタリング技術の中でも、やっぱグンを抜いていると思いまふねー。先日の「喫茶プログレ・ツアー」のときに(3月16日の日記お参照...)マイミクのRUBENさんとハナシをしてて、「K2HDのCDって、音スッゴクいいよねぇ~...」なーんて意見で一致してしまった(笑)。RUBENさんもトッド・ラングレンの紙ジャケなんかをK2HD盤で買い直ししてるんだって。それぐらい世間的にも評判の良いマスタリング技術での再発は、やっぱともべとってもウレシイ!!

20080330_3で、このK2HDマスタリング技術を、プロコル・ハルムの後期作品に施すとどーなるのか??結果的には「素晴らしいっ!!」の一言につきます!!特に音の中域から高域の成分がグンと豊かになって、さらにアナログ・レコードを聴いているよーな耳触りの柔らかさがGOODです。しかも音の色彩感がより鮮明に、音像や左右の広がり感も「音が一歩手前へ出た」カンジで明瞭です。あとなんといっても、このK2HDリマスタリングは音の「空気感」のリアリティーが素晴らしいです!!だから今回の再発、どの作品も良いのですが、特に原盤にリヴァーブ感の多い「ライヴ・イン・コンサート」と「グランド・ホテル」の2作品がもー「格段の出来っ!!」ですネ。(既発のK2盤と「聴き比べ」やったんだから...「この落差はなにっ!!」(笑)みたいなカンジだった...)

思えばこの「ライヴ・イン・コンサート」、ともべ高校生の時分には超ヘヴィー・ローテーションて聴いていて(おそらく高校時代に最もターンテーブルに乗った回数の多いレコードの、ベスト3には入ると思う...)、でもCDになってからはゼンゼン聴かなくなってしまった。一応モービル・フィデリティの高音質盤と前回のK2コーディング盤と2世代に渡って所有していたんだけれども、「レコード盤で聴き慣れたライヴな音の空気感」がCDではゼンゼン再現できていなくて、なんかやせ細ったやうなチープな音で、違和感ばかりでゼンゼン愛着を持てなかった。これが今回のK2HD盤で、「よーやくあのサウンドが帰ってきたっ!!」ってなカンジです。もーライヴの空気感バリバリ!!今回の6枚のリリースの中でわ、文句なしにこの「ライヴ」をNO1に挙げたいデスね。

20080330_4あとちょっと残念だったのわ、今回の再発でも「輪廻」の旧レコードB面「小さな虫と無言の樹の物語」に、相変わらずリミックス・マスターが採用されているコト。このリミックス・バージョン、ゲイリー・ブルッカーの詩の朗読のみならず、バックのオーケストレーションや果てはB.J.ウィルソンのドラム・サウンドにまで過剰なまでのリヴァーブがかけられていて、原盤に聴き慣れた耳にはカナーリ違和感があるのデス。特にこの「小さな虫と~」は、ドラムのB.J.ウィルソンがシンプルながらとっても素晴らしいドラミングを披露していて、原盤でのドライな音処理ではそのタイトなリズム感がものスゴくカッコ良かった。それがこのリミックス盤ではリヴァーブで「濡れたやうな」(笑)輪郭のハッキリしないドラム・サウンドになっていて、もう名プレイ台無しじゃん!!(怒)

さらに、今回のリリースにも含まれているプロコルの9枚目のアルバム「プロコルズ・ナインス」。このアルバムだけわことあるごとにコキ下ろしているともべですが(笑)、今回のリリースでもやっぱ「ダメなものわダメ」(笑)。さすがにK2HDでサウンドは良くなっているものの、やっぱもともとの素材が超貧弱だと、どんなにマスタリングだけ良くしたってイイ音楽には聴こえない。ただ今回のリリースで再度聴きなおしてみて、かえってこのアルバムの弱点だけわより明確に認識できたよーな気がしました。「AOR的な味付け」を意識した、ミックス時のボーカルとドラムの異常な引っ込み具合、それがそもそもプロコルには似合わない。

あと、今回のリリースと同期をとって、「ストレンジ・デイズ」誌の5月号はプロコル・ハルムの特集号となっています。(写真④)プロコルの各アルバムのレビューはもとより、あまり見られないメンバーのソロ・アルバムのレビューや、キース・リードのインタビュー、さらには著名評論家によるプロコルに対する想いなど、ナカナカ濃いい内容になっています。ともべ自身も初めて知ったよーな情報が満載で、プロコル・ハルムをより研究したい向きには格好の1冊です。(ちなみにこの「ストレンジ・デイズ」とゆー雑誌、ともべ今回が初めての購入になるんだけれども、読んでみたら他の記事もえらい面白かった。最近ハヤリの「団塊の世代向け・おやぢロック専門誌」(ともべわ、このテの雑誌はうっとおしくて大嫌い...(笑))みたいな中身のない雑誌とわゼンゼン違います。ちゃーんと視点も鋭く、的確な評論がなされていて、コレだったら、これから毎号買っちゃおうかしらぁ~ん...(笑))

...てなワケで今回のプロコル・ハルムの紙ジャケ・リリース、人気も上々のよーで、でも思えばともべがプロコルに夢中だったのわ高校生の時分。あれから30余年を経て、ようやく彼らの音楽の素晴らしさが一般に理解されたかと思うと、やっぱ「自分の耳に狂いはなかった」とゆーか、なんかとってもウレシイのデスね。(笑)

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2008年2月23日 (土)

バークレイ・ジェイムス・ハーヴェストの紙ジャケ発売!!

20080224_1 この2月中旬に、待ちに待ったバークレイ・ジェイムス・ハーヴェスト(以下B.J.H.)の、初期EMI時代の4枚が紙ジャケCDで発売になりました!!もともとは2002年にこの4枚は海外でリマスターされていて、ボーナス・トラックも満載!!なUK盤が日本にも入ってきてたんだけど、今回の紙ジャケもマスターそのものはその時のものと同じです。ただいかんせん初期のB.J.H.はジャケット・アートワークが素晴らしいので、今回の紙ジャケ化はマニアにとってはホントうれしいリリースですネ!!

...で、今回の紙ジャケ・リリースに際して、改めてこの4枚をじっくりと聴き直してみました。EMI時代のB.J.H.っていうと、プログレ・マニアにとってはポップになったポリドール時代よりも人気が高い時代です。ともべ的には音楽的な良し悪しはさておき、「録音が古い」のがみょーに気になっていた時代の音源ではありました。それが今回のリマスターで(...って言っても、2002年のリマスター盤も、ともべすでに輸入盤で所有していたんだケドね(笑))、随分と良いサウンドになっています。4枚のアルバム全体に、ミックスがやけに粗いとか、リード・ギターにばっか不自然なほど深いリヴァーブがかかるとか、時代を感じさせるところは多々ありますが、ちょーんと現在でも聴くに耐えうるサウンドに仕上がっています。ごリッパ!!

20080224_2あと、B.J.H.っていうと「できそこないのムーディー・ブルース」(失礼っ!!)みたいな印象があったのだけれど、これがともべの認識の誤りであるコトを今回痛感致しました。1970年のデビュー時(...っていうから、ムーディー・ブルースのデビューの3年後)における彼らのファースト・アルバムは、ムーディーズなんかよりぜんぜんマニアックかつプログレ志向です。ブリティッシュ・トラッドの影響も濃厚なこのデビュー・アルバムは、当時最先端のブリティッシュ・プログレの正に本流。売れセン目当ての甘さやポップさなど微塵を感じられないマニアックさです。さらにこの傾向はEMI時代の4枚全編に通じておおかた言えるのだから、B.J.H.を「ムーディーズのコピー」みたいな言い方をするのは改めないとイケナイなと思いました。ムーディーズとは全く別物の、優れた音楽性をデビュー当時から持ってたのデスね。

さらに、彼らがポリドールに移籍して「宇宙の子供」を発表したのが1974年だったから、この時期ムーディーズは完全に活動停止期間に入っていたハズ。ポリドール時代のB.J.Hは確かにムーディーズに音楽性が似ているのだけれど、これは「ムーディーズが不在となった穴を埋めていた」といった認識が正しいのカモ知れませんネ。(まあ、もともとデビューしたEMIのハーヴェスト・レーベル自体が、デッカのデラム・レーベルに対する対抗レーベルとして発足しているのですから、バンドの生い立ち時点からすでに「ムーディーズの対抗馬」的な存在ではあったのでしょーが...)

20080224_3あと、EMI時代のB.J.H.の最大のトピックといえば、この後エニドを結成することになるマエストロ、ロバート・ジョン・ゴドフリーとの競演でしょう。今回の紙ジャケでも1stで2曲、2ndで2曲の計4曲で、R.J.ゴドフリーによる素晴らしいオーケストレーションを堪能することができます。ハッキリ言ってこのヒト、オーケストラ・アレンジメントの元ネタはかのグスタフ・マーラーのシンフォニーのようで、その複雑かつ壮大なオーケストレーションは、当時といわず現在でもポピュラー・ミュージックのアレンジメントの限界を完全に超えています。

だから彼が抜けたあとの(ハッキリ言って「解雇」だったらしー...)3rd、4thにおける後任のマーティン・フォードによるオーケストレーションは、いかに表面上は壮大さを装おうとも、どこにでもあるよーな平凡なアレンジメントの域を出ていないです。R.J.ゴドフリー御大が、いかに偉大な「奇才」であったかが判りますネ。(...その後、このあたりのB.J.H.とR,J.ゴドフリーとの競演は、著作権を巡って裁判沙汰にまで発展、一応はゴドフリー御大が勝訴したらしい...)

20080224_4さらにこのオーケストラとの競演、大元はムーディーズの「デイズ・オヴ・フューチャー・パスト」に触発されていたのはミエミエですが、さらに発展して「ザ・バークレイ・ジェイムス・ハーヴェスト・オーケストラ」なる専属のオーケストラまで結成。彼らをゾロゾロ引き連れてツアーを行ったとゆーエピソードは、あまたある「ロック・バンドとオーケストラとの融合」の歴史の中でも、前代未聞。と、ゆーよりハッキリ言って「やりすぎ」(笑)。でも、このヘンの革新性は(なんてったって、1970年にだぜっ!!)、もっともっと評価されて良いよーに思います。かのEL&Pでさえ「EL&Pオーケストラ」なる専属オーケストラを引き連れてツアーを実施するのは、さらに遅れること7年後の1977年のことなのですから...。

...ってなワケで今回のB.J.H.の紙ジャケCD、ジャケットのアートワークや紙の質感なんかも細部にコダワりまくった素晴らしい出来なので(特に、1stと2ndのステンド・グラスを模したジャケットなんかは、ホントーに美しいです)、プログレ・マニアならぜひぜひ購入をオススメする4枚なのです。でもあえて「1枚だけ...」って言われたら、やっぱ音楽的にも最高傑作の名高い(「モッキン・バード」も収録されている...)、2ndの「ワンス・アゲイン」でしょーか??

現在イギリス本国では、ジョン・リーズ組とレス・ホルロイド組に真っ二つに分裂してしまっているB.J.H.。いーかげんに仲直りしなさいっ!!(怒)

(エイジアみたく...新作出るらしーよ...(笑))

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2008年1月14日 (月)

キャメルの紙ジャケCD発売!!

20080114_1 写真わ先月発売になった、キャメルの紙ジャケCD11枚。「ダスト&ドリームス」以降から「ア・ノッド・アンド・ア・ウィンク」までの「再結成キャメル」のスタジオ作品4枚と、「キャメル・オン・ザ・ロード」シリーズを含むライヴのアーカイヴもの7枚です。全作品がもともとCDでオリジナル発売されていたモノなので、紙ジャケ化わちょっと「???」なシロモノではありますが(笑)、2007年最新リマスターが施されているコトもあり、まずは素直に紙ジャケ化を喜びましょー!!

ともべ、昨年末にこのCDを入手して、年末年始を越えてこの1週間ぐらいわほっとんど「キャメル漬け」(笑)でした。CD11枚ぜーんぶ聴いたぞ。(とわいっても、もともとのCDもぜーんぶ持っていたので、再度「聴き直し」でわありますが...)この時期のキャメルも捨てたモンじゃないなー...って認識を新たにした次第です。なんてったって、アンディー・ラティマーの「究極の泣きのギター」があるんですからっ!!もーこのヒトわ天才ですネ。プログレ界ではピンク・フロイドのデイヴ・ギルモアと並んでの「2大、泣きのギタリスト」みたいに言われているよーなんですが、ギルモアのギターって、基本は「どブルース」(笑)。イージー・リスニング的な美しいメロディーを泣きのギターでってなると、もーアンディー・ラティマーが唯一の「孤高のギタリスト」なのですネ。大好きっ!!

20080114_2まずは、「ダスト&ドリームス」、「ハーバー・オヴ・ティアーズ」、「ラージャーズ」、「ア・ノッド・アンド・ア・ウィンク」のスタジオ4作品なのですが、作品的にはどれも優れているながら、この「再結成キャメル」の最大のウィーク・ポイントは「ポップなキャッチーさの欠如」にあると思いました。もともと、1970年代から80年代のキャメル全盛期のころは、プログレッシヴな音楽を志向するラティマー側と、ポップな売れ線志向をバンドに強要するDECCAレーベルとの間に限りない抗争と軋轢があったと日本語ライナーにもあります。でもこの両者の綱引きが結果的に「良いサウンド」を生み出していたように思います。

当時ラティマー自身はDECCAレーベルが強要するポップ路線を「忌み嫌っていた」ようですが、でもこれもある程度円熟した音楽を創造するためには大切な要素だと思いました。だからDECCAの圧力から完全に逃れて制作されたこの4作品は、極めて「ラディマーの私的音楽」の印象が強いです。つまり、制作者の心情に深く入り込み過ぎていて、「音楽的な客観性にはやや欠ける」印象があります。音楽的なレベルの高さはさることながら、やっぱ「ファン層を大きく拡大する」には、ちょっと難しい方向性の音楽だとは思いますね~...。(特にともべ個人的には、「ハーバー・オヴ・ティアーズ」のあのド暗さはど~もなぁ~...(笑))

20080114_3続いて、「再結成キャメル」時代のライヴ音源「ネヴァー・レット・ゴー」、「カミング・オヴ・エイジ」、「ザ・パリス・コレクション」の3作品。当時スタジオ盤の新作が出るたびにツアーを行い、そのライヴ音源を半ばブート対策でオフィシャル・リリースしたよーな形式のものです。これらはこの時期のキャメルが、ライヴ・パフォーマンスの上でいかに充実していたかを示す好作品になっています。ライヴでここまで「泣ける」ギターって、ラティマー以外にはゼッタイあり得ない。それぐらいもはや「名人芸」の領域に到達しています。さらに、どのアルバムもリズム・セクションが達人揃いで、超テクニカルなコトを楽々と演ってのけちゃうよーなカンジ。正に「ご立派っ!!」(笑)。

さらに、3枚のライヴ・アルバムとも、前半が昔の名曲シリーズで、後半が当時の新作をライヴ再現する2部構成です。ともべ個人的には(まーキャメル・ファンならみんなそーだとわ思いますが...)、懐かしい名曲を演っている前半がお気に入り。しかも3枚とも、あの「リモート・ロマンス」からの超名曲「アイス」を演ってくれているっ!!この曲の時代時代のニュアンスの違いを聴き比べるのも、また興味の1つかも知れないデスね。ちなみにともべの印象では、時代を経るに従ってアンディーのギターの音色は「枯れた」色合いが増していき、さらに「泣き」の要素も強烈になっていく感じがしました。なんかもー「ギターを通じて悟りました(合掌)」ってなカンジ(笑)。「泣きのギターの名曲」を語るんであれば、ともべのバヤイ「哀愁のヨーロッパ」でも「パリの散歩道」でもなく、決定版は文句なしにこの「アイス」なのデスね。

20080114_4最後に、キャメルの1970年代から80年代のライヴ・アーカイヴ音源を収録した「キャメル・オン・ザ・ロード」シリーズの4枚。今回のリリースの中では、キャメル・ファンにとって文句なしに一番の目玉だろーと思います。なんてたって故ピーター・バーデンス時代の音源が2枚も入っているのですから。さらにビックリしたのは、キャメルがMCAからデビューする前の1972年の時点で、「レディー・ファンタジー」や「ホワイト・ライダー」といった名曲が完パケに完成されているコト。(ちなみに「ホワイト・ライダー」のイントロのギターは、ともべが好きなキャメルのギター・ソロの5本の指に入る...)あと今回のリリースでともべ的にナンバー・ワンなのは、「ゴッズ・オヴ・ライト」に収められている「スノーグース」のBBCライヴ音源。コレ聴いてるともー「現世に思い残すことわ何もなくなる」(笑)。それっくらい名演。(エンディングでのシンセがちょっと弱いケドね...)

あとわ、80年代のライヴが2枚。「ヌード」時代と「シングル・ファクター」時代のツアーの音源です。まーコッチは、悪くはないけれどもメンバーが「寄せ集め的」なので、いくらか散漫な印象もしますネ。「レディー・ファンタジー」も演っていないし...。(くどいよーですが、決して悪くはないです。念のため。)「レディー・ファンタジー」って言えば、今回のライヴ音源のCD全体で、この曲のニュアンスの違いを比較するのも面白いカモしれない。(まー、ファンわ無意識にしてるでしょーケド...)。でもやっぱ、バーデンス時代の演奏にトドメを差しちゃうのが、悲しいファン心理なんですけどネ。(笑)

...てなワケで、今回のキャメルの紙ジャケCD化、現在闘病生活中のアンディー・ラティマー(大の親日家らしいですっ!!)も、喜んでくれてると良いなーと思います。あとわいつもくどいよーですが、DECCA時代の「雨のシルエット」から「プレッシャー・ポイント」までを、早く紙ジャケ化してほしーっ!!!!

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2007年11月10日 (土)

祝!!マイク・オールドフィールドの紙ジャケ発売!!

20071110_1 最近わ紙ジャケのネタが多いですが...10月末にマイク・オールドフィールドの紙ジャケ第1弾がリリースになりましたっ!!今回リリースになったのは、3rdの「オマドーン」から9thの「クライシス」まで、合計7枚。初期2枚の「チューブラ・ベルズ」と「ハージェスト・リッジ」も同時に発売になったんだケド、こっちわ以前にリリースされていたものの再プレスです。

まず、写真のよーに、旧国内盤アナログのオビがちゃーんと復刻されているコトがまずよろしー!!紙ジェケだけじゃーなくて、オビのデザインも含めて楽しめます。ちなみにともべの「チューブラ~」と「ハージェスト~」は昔のリリース時に購入したモノなんだけれど、今見たらディスクユニオン・プログレ館さんで購入したらしく、特典でオリジナル復刻のオビが付いていた。(CD自体のオビはこのときはアナログ復刻でわなかったから...)だから今のところ、合計9枚のCDぜーんぶのオビが復刻されています。ナカナカ満足...(笑)。

で、カンジンの音質のほーわ、2000年のデジタル・リマスタリングを採用していて、十分に良好な音質です。ただ、この2000年リマスター、海外ではHDCDフォーマットでリリースでれていて、ともべわそっちも持っているんだけれど(よーわ、買い替えっ!!)、フォーマットの違いからか海外盤のほーがより音の立ちが良いよーな気がする。(まー厳密に聴き比べたワケではないので、気のせいカモ知んないんですが...)このあたりは、ジャケットが紙なのを取るか、良い音質を取るか、ちょっと迷うトコロかもしんない...(ともべわ迷わず「紙ジャケっ!!」なのよ(笑))。

20071110_2今回の紙ジャケ・リリースで特に嬉しかったのは、やっぱ3rd「オマドーン」の紙ジャケ化でしょー!!マイク・オールドフィールドの全作品中「どれが一番好きか??」って、ある程度意見が分かれるトコだと思うんだけれど、この「オマドーン」の旧レコードのA面をベスト・フェイバリットに挙げるヒトって、オールドフィールド・ファンが10人いたら8人ぐらいの割合でいると思う。今回の日本語ライナーにも書いてあったけど、それくらいこの「オマドーン」の前半部分に出てくるテーマの旋律は秀逸。彼の最高傑作であると、もー自信を持って断言しちゃいますねぇ~。

あと今回の紙ジャケ化を期に、改めて「チューブラ・ベルズ」から「クライシス」までを全作品を聴きなおしてみたんだけれど、時代的に紆余曲折があるながら、基本、作風の根底は終始一貫しているのだなーと改めて思いました。「オマドーン」までのいわゆる「初期3部作」で自己の精神の原点に根ざした牧歌的なサウンドを提示して、4th「呪文」ではいきなりフィリップ・グラス影響下のミニマル・ミュージックに発展、さらには6th「プラチナム」では突然「ディスコ・ミュージック!!」(笑)になっちゃうのだから、「時代によって作風が随分違う」というイメージばかりが先行するきらいが強すぎるのです。でも改めて9作品通しで聴いてみて、表面的にはどうあれ、やっぱオールドフィールドの根底にはあくまで「アイリッシュ・トラッド」があり、それが各時代の影響を受けて、「様々に形を変えて」表出しているだけなんだなーって判りました。このマイク・オールドフィールドの「根底にある世界観」(まーそれがある意味彼の精神的な問題とも深く関わってしまうわけですが...)、ともべは深く深~く共感してしまうのですね。

マイク・オールドフィールドの紙ジャケ化はまだまだ続いて、11月には第2弾として「ディスカバリ-」から「ヘヴンズ・オープン」までの6作品が、12月には「ジ・オーケストラル・チューブラ・ベルズ」がリリースされます。特にともべ的にわ「ディスカバリー」(「ツアー・フランス」なる超名曲が収録されている)や「アイランド」(明るい楽園的なサウンドがGOOD!!)、「アマロック」(実質「オマドーン・パート2」として制作された、恐怖のCD1枚で1曲!!(笑))など、大好きな作品が多いので、とっても楽しみです。EMIミュージック・ジャパンさん、最近いわゆる「良いシゴト」が多くて、紙ジャケ・マニアの間では評判上がりっぱなしのよーですね!!

今年も1年が過ぎよーとしていて、またイロイロな紙ジャケ化が実現した。あとわ同じDECCA/DERAMレーベルで、

・キャメルの後期作品

・ムーディー・ブルースの後期作品

を、早くなんとかしなさいっ!!(笑)

>>ユニバーサルさん

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2007年11月 4日 (日)

スカイの紙ジャケが発売になりました!!

20071004_1 発売延期になっていたスカイの紙ジャケCDが、10月下旬に無事に発売になりましたっ!!今回発売になったのは、1stの「スカイ」と2ndの「スカイ2」の2枚。それぞれに「アンソロジー」のボーナス・ディスクが付属している2枚組みです。

思えばこのスカイの紙ジャケ、ともべにとっては「待ちに待ったリリースっ!!」なのです。スカイがデビューしたのは1979年で、翌1980年にはバッハの「トッカータ」をロックにアレンジして、イギリスでチャートのNO.1になっているニュースが日本にも入ってきていた。当時、高校2年生のともべは、プロコル・ハルム等の英国のクラシカル・ロックの洗礼を受けている真っ只中。とーぜんこのスカイにも興味シンシンで、初めて買ったレコードが「スカイ2」だった。もーハマりまくりました(笑)。特に旧レコードの4面が好きで、「スキッピオ」とか、ヘヴィー・ローテーションで聴いていたっけ...。デビュー・アルバムの「スカイ(邦題は「プラネット・モザイク」だったりして...)」は、後追いで聴いた。「スカイ2」ほど良くなかったのでちょっとがっかりしたんだけれど、「カリヨン」なんかの美しい曲には心底酔いしれた。

20071004_2そーんな具合だから、このスカイの2枚には、高校生時代の思い出が一杯詰まっているのデス。だからどーしてもオリジナルで紙ジャケ化して欲しかった。しかも写真①と②のよーに、ディスクユニオン・プログレ館さんで買うと、復刻盤のオビが付いてくる。これが懐かしくて、ちょーうれしーっ!!(笑)。(うんうん、このオビだったよなぁ~...なんて...(涙;))さらに、ユニオンさんの特典として「スカイ・ボックス」なるものも付いてきた(写真③)。このボックスに今回の紙ジャケCDを収納すると、「とってもステキっ!!」(笑)なのデスね。

ちなみに音質のほーわ、輸入盤とは違って日本独自の「K2スーパー・コーディング・システム」でリマスターされています。輸入盤よりもさらに音が柔らかいアナログに近いカンジで、音質的にもVERY GOOD!!もともとのアナログ盤が、特に「スカイ2」のほーわ「デジタル・ミックス採用」で音が格段に良かったから、その良さが十分に生きている感じがしますね。でも今思えば、この「デジタル・ミックス」って一体何だったんでしょーね??(笑)当時は「ミキシングの際にフェーダーをデジタル制御するもの」なーんて言われてたケド、それって音質には直接影響ないじゃん。ともべが想像するに、この「スカイ2」の硬質な音から察して、ミックス・ダウン時の2chマスター・レコーダーに当時最先端だったデジタル・レコーダーを使用したモノだと思っています。同じトニー・クラークがプロディースした作品で、キャメルの「ヌード」なんかが追随するよーに採用していたっけ...。

20071004_3あと、「スカイ」「スカイ2」それぞれに「アンソロジー」のCDが付属しているんだけれども、こっちのほーわ企画的にあんま頂けない気がする...。「スカイ」のボーナスには「スカイ3」から「スカイ4」までの曲が、「スカイ2」には「スカイ5・ライヴ」から「グレート・バルーン・レース」までの曲がベスト的な選曲で収録されているんだけれども、これって輸入盤でリリースされている2枚組みの「スカイ・アンソロジー」と全く同一の内容。さらに言えば、輸入盤の「アンソロジー」から、「スカイ」と「スカイ2」の楽曲を除外して、2枚のCDに分けたモノ。このアンソロジー2枚のCD込みだと「スカイの全貌を知るコトだできる」ってキャッチ・フレーズなんだけど、できれば日本独自企画にして欲しかったトコロ。CDの収録時間からしてまだまだ余裕があるのだから、日本独自企画にして輸入盤には収録されていないような曲をもっと入れて欲しかったと切に思います...。(まあ、今回の国内紙ジャケ自体もサンクチュアリー(最近ユニバーサルに買収されたよーですが....)のライセンス下で発売されているようなので、仕方ないのカモ知れないですが...)

何はともあれ、この「スカイ」と「スカイ2」が紙ジャケ化されたコトは、素直に喜びましょー!!(笑)あとわ、「スカイ3」から、せめて「スカイ6」ぐらいまでは、ちゃーんとオリジナルで復刻して欲しーと思いますっ!!お願いっ!!(笑)

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2007年9月 9日 (日)

ロバート・パーマーの紙ジャケ・ボックス・セット!!

20070909_1 ついに出ましたっ!!写真わ先日リリースされた、ロバート・パーマーの紙ジャケ・ボックス・セット、「アイランド・イヤーズ1974-1985」。ほんとーにもう「待ちに待ったリリース!!」なのデス。ともべのウチには先週月曜日に到着して、それからは1週間、ほっとんど「ロバート・パーマー漬け(笑)」でした。超うれしー!!

ロバート・パーマーといえば、ともべ的にはデビュー・アルバムの「スニーキン・サリー・スルー・ジ・アリー」と、大ヒット作「リップタイド」以降の作品しかきちんと聴いていないので、今回の紙ジャケ化で2ndの「プレッシャー・ドロップ」から8枚目の「プライド」までは「初体験」になります。(まあ、ベスト盤なんかで知ってる曲も多いんだケドね...)だから今回はこの天才ソウル・ボーカリストの作品を、じっくりと堪能致しました。もちろん全アルバムでリマスター音源が採用されていて、音質面でもサイコーに良かったです。

20070909_2ロバート・パーマーっていうと、一般的には「パワー・ステーション」への参加で世界的に大ブレークして、それまでは割りと地味な「ミュージシャンズ・ミュージシャン」みたいな扱いだったよーなんだけれども、だから「パワー・ステーション以前と以降では、全く作風は違う」なーんて良く言われたりした。さらに言えば、「パワ・ステ以前のパーマーこそが本当に素晴らしい!!」なんて言われ方さえされちゃうんだけれども、今回全アルバムに接してみて、それらがあまり適切な表現ではないことが判りました。

ハッキリ言ってこのヒト、デビュー当時から遺作「ドライヴ」に至るまで、音楽的な方向性は完全に終始一貫しています。ソウル・ミュージックのボーカルをベースに、他のジャンルの音楽的な要素を貪欲なまでに取り入れる「音楽的な節操の無さ(笑)」(断っておきますが、これわ誉め言葉です...)も、もーデビュー当時から全開です!!なんてったってソウル・ミュージックにカリプソやらラテンやら、さらにはテクノからはたまたヘヴィー・メタル、パンクまで、なんでも詰め込んじゃうんだから、その「音楽的雑食性」にはホント、脱帽です。もー大好きっ!!

ちなみにパワー・ステーションで彼が取り入れたヘヴィー・ロックの要素も、実は5枚目「シークレッツ」あたりには、すでに登場して来ています。だから「パワー・ステーションへの参加で、パーマーの音楽は180度変った」かのような認識は、ハッキリ言って誤りだと思う。まあ、パワ・ステへの参加でよりヘヴィー・メタルへ接近したのは事実なのですが、彼にとっては常に他のジャンルの音楽と他流試合をしてきた、その「吸収すべき新しい要素」の1つにすぎなかったのだと思います。ソウル・ミュージックという根幹を外すことなく、しかし「常に新しく変化し続けるコトにおいて、終始一貫している」パーマーの音楽に対する姿勢は、現在本当に再評価するに値するモノだと思いますネ。だから全アルバム、とっても素晴らしいのデス。

20070909_3あと、ロバート・パーマーといえば、同じ年にデビューしたブリティッシュ・ブルー・アイド・ソウルの名ボーカリスト、フランキー・ミラー(こっちもともべわ大ファン!!)との対比で考えてみても面白い。パーマーのデビュー・アルバム「スニーキン・サリー・スルー・ジ・アリー」と、フランキー・ミラーの2ndアルバム「ハイライフ」は、共に1974年に制作・リリースされています。この2枚、どちらもR&Bのメッカ、ニュー・オリンズのサウンドをイギリスのソウル・ボーカリストが意識するとゆー、全く同じシチュエーション。さらに、どちらもニュー・オリンズ・サウンドの重鎮、アラン・トゥーサンが何らかの形で関わっている。但し、フランキー・ミラーの2ndがあくまでロック的なのに対して、パーマーの1stはより16ビートを取り入れたモダンな仕上がりになっています。

この2枚の作風の違いが、そのままその後のフランキー・ミラーとロバート・パーマーとの方向性の違いにつながるのだから面白い。フランキー・ミラーはその後、あくまで骨の太い8ビートを基調にした「自分のルーツに忠実な」ソウル・ミュージックを追及し続ける。あくまで原点回帰的な「我が道を行く」スタイル。一方のロバート・パーマーは前述したように、他のジャンルの音楽をどんどん吸収し「他流試合」を挑んでいく。ミラーが原点に対する「収斂」なら、パーマーは外へのベクトルを持った「拡散」。同じイギリス人のソウル・ボーカリストで、こうも180度方向性が違うものなのか??まあ、当のロバート・パーマーは今となっては故人だし、フランキー・ミラーも1994年に脳溢血で倒れて以来、ボーカリストとしては再起不能な状況にある。もしこの2人が今も現役であったなら、どんなに「イイ仕事」としてくれていたかと思うと、本当に残念でならないともべなのです。

ちなみにハナシをロバート・パーマーに戻すと、ともべわ1997年に再結成パワー・ステーションの来日公演を、中野サンプラザで生で観ている。目の前約10メートルで見る生のロバート・パーマーは、ハッキリ言ってスーツ着てソウル・ミュージックを唸る「ただのオッサン(笑)」だった。でもいまだに、ともべにとって「ダンディズムのお手本」といえば、やっぱロバート・パーマーなのです。今回の紙ジャケ・リリース、天国のロバートも喜んでくれているといいなぁ~...。

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2007年4月21日 (土)

ムーディー・ブルースの紙ジャケ アンコール・プレス!!

20070421_1 今週はプライベートの上でも特に大きなイベントわなかった。だからこのネタ(笑)。5月にムーディー・ブルースの初期5枚の紙ジャケが、アンコール・プレスされますっ!!「限定」だから、まだ未入手にヒトはお早めに予約だよ~ん(笑)。写真はともべ所有の紙ジャケ。トーゼンともべのばやいこのテは初回リリースでちゃーんとGETしてるので、アンコール・プレス、はっきり言ってカンケーないんだケドね...(笑)。でもジャケの作りも音もとても良いので、ケッコウお気に入りな5枚です。ただこの5枚、輸入盤でわ最近アーティスト参加のもとSACDハイブリッドでリマスターされてる。しかもコイツ、未発表のボーナス・トラックが満載っ!!ともべわ紙ジャケ持ってるカンケーでSACDは未入手なんだケド、これから買うヒトわどっちにするかちょっと迷うトコかもしんない。

...で、問題のこの時期のムーディーズの作品。なんてたって未だに「明らかにプログレ」にカテゴライズされていながら、音を聴くと「どこがプログレなんだかホントわかんない??(笑)」バンドの代表格なんだから。このあたりの感触わも~一時のピンク・フロイドと双璧(笑)。でもともべわ高校生から受験浪人生の時分に、もう擦り切れるホド聴きました。個人的には今回の5枚の中では2ndの「失われたコードを求めて」が一番好き。未知のコードを求めて、その旅立ちから終着点のコード「オム」をたどり着くまでを、アルバム1枚でひとつの旅物語として仕立てています。もうすっごくロマンチックっ!!ロマンチックって言ってもラヴ・ソングみたいなそーゆー女々しいのでわなくて、あくまで「男のロマン」なのデスね。特に1曲目の「ライド・マイ・シーソー」なんかわ、もうロマンの旅立ちを象徴して、「血沸き、肉踊る(笑)」。もう大好きっ!!この「アルバム1枚を通じて1つの旅物語を表現する」コンセプト・アルバム的手法は、5枚のアルバム全部に関して貫かれています。ムーディーズっていうと、活動の全盛期は1967年から1972年までで、フシギと他のプログレ・アーティストの活動期とダブっていない。と、ゆーかハッキリ言って3年から5年は早い。こんな早い時期にこのやうなコンセプト・アルバムを発表し続けたとゆーコトわ、時代の流れから見れば、やっぱ彼らは明らかに「プログレ」なのでしょーネ。

20070421_2で、今回リリース分以降の彼らは、「童夢」(超名盤っ!!個人的には最高傑作に挙げたいっ!!)、「セヴンス・ソジャーン」を発表して、長~い活動休止期間に入ってしまう。その後「コート・ライヴ+5」、「オクターブ」を発表して、メロトロンのマイク・ピンターが脱退。後任に元イエスのパトリック・モラーツが加入して(ハッキリ言って「契約メンバー」だったらしい...)、「ボイジャー」で見事な大復活を遂げるのでした...。ともべ的には、既発盤のアンコール・プレスも良いけれど、ぜひともこの「ボイジャー」以降を紙ジャケあんどリマスターで再発して欲しいトコロ...ユニバーサルさんっ!!お願いっ!!(笑)

さらにその後のムーディーズは、「ボイジャー」以降に3作をさらに発表して、5作目「キーズ・オヴ・キングダム」を最後に、パトリック・モラーツもあえなく脱退。やっぱこの「先進的なキーボード奏者」には、他メンバーの「平和なポップ・ロックおじさんのノリ(笑)」はそーとーソリが合わなかったらしく、最後のほーわ人間関係的にも最悪だったらしい。ハッキリ言って「解雇」で、一部のムーディーズ自身のヒストリーには、「メンバーじゃなかったコトにされちゃってる(笑)」モノもあるぐらい。さらに近年では、フルート&ボーカルのレイ・トーマスも「音楽界から引退」との理由で脱退。でもジャスティン・ヘイワード、ジョン・ロッジ、グレアム・エッジの3人はちゃーんと残ってて、現在でも精力的にレコーディングとライブ活動を続けています。(しばらく前に2005年末の最新ライヴが、2枚組みCD&DVDでリリースされた...) さらに今年5月には、「BBCセッション」と題して1960年代のライヴ音源がこれまたCD2枚組でリリースされる予定です。だからまだまだ彼らからは目が離せませんネ!

ムーディー・ブルースわ、ともべ的には「日本で最もライヴを観たいバンド」の1つです。でも彼らみたいに、海外では「押しも押されぬ大御所(笑)」なのに、日本では「一部のファンだけが懐かしく聴いている」よーな評価格差の激しい状況では、来日公演の実現はやっぱ難しいんだろーなぁ~...。(泣)

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2007年1月13日 (土)

フォーカスのK2HD紙ジャケ!!

20070113 写真は昨年末に出たフォーカスのK2HDリマスタリングの紙ジャケ。もともとK2マスタリングで出てたんだけれども、今回のアップグレードに際して7枚ぜーんぶ買い換えちゃった(笑)。このテの「紙ジャケの出直し」って、ケッコウお財布的にもつらいモノがあるんだけれども、まあ、古い紙ジャケをユニオンさんに売っ払っちゃえばそこそこの良い値段で引き取ってくれるし、だからこれわこれでいーコトにしてマス(笑)。

1年ぐらい前に日記にも書いたケド、K2HDリマスタリングって、ホントに音が良い。「音の鮮烈さ」では他のマスタリング方式を圧倒的に引き離していると個人的には思います。だから今回のフォーカスでも、この最高の音質で彼らの音楽を楽しめるコトわ本当に嬉しい。もともとは去年にプロコル・ハルムやEL&PがK2HDリマスタリング紙ジャケで再発になってて、半信半疑で買ったら音の良さにビックリした。で、既存のビクターさんのK2カタログの中ではフォーカスだけが残っていたので、「いつか出るぞぉ~!!」とか思ってたら、ヤッパ出た(笑)。K2HDの方式そのものが進化しているのかどーかわ定かではないけれど、特にに今回のフォーカスではK2HDの音の良さが際立っている気がする。まぁ、錯覚カモ知れないんですけれどね...(笑)。

...で、今回発売の7枚のうち、「フォーカス・アット・ザ・レインボー」が歴史的名盤であるコトわさておき、個人的にわ超裏ワザ的に「ハンバーガー・コンチェルト」が一番好きだったりする。実はこの曲、ハイドンの「管楽器のためのディペルティメント」から「アレグロ」の部分のテーマをそっくりカッパらって(失礼っ!!「引用」ね...(笑))きていたなんて、後から知った。それまではぜーんぶ彼らの創作だとばっか思ってた。まあ、それが彼らの才能を云々するコトにはならないんですが...プログレには良くあるコトだしね。昔話で大学受験浪人の時分にFMで「クロスオーバー・イレブン」なんて通な音楽番組が真夜中があって、プログレがケッコウ良くかかってた。レコードもたくさんは買えない貧乏浪人生のともべわ、この「ハンバーガー・コンチェルト」がオン・エアされたのをテープに録音して、深夜のコンビニでかけまくってたっけ。(ひどいバイトっ!!(笑)) だから個人的にも思い入れが深い1曲です。クラシカルな盛り上がりがもう、たまらんっ!!(笑)

あと彼らの全盛期の代表作1枚っていうと、やっぱ「フォーカス3」になるかと思うんだけれども、もともとはレコード2枚組で発売されていたこの超大作、ともべわあんま好きじゃない。アルバム・タイトル曲や「シルヴィア」なんかの名曲があるのは良いのだけれど、やっぱこのヒトたちはインプロヴィセーションを始めると本当に音楽に取り止めがなくなっちゃうみたいで...(笑)。アルバム全体的にまとまりがなくて、インプロで音楽がどんどん拡散していっちゃう様は、好きなヒトは好きなんだろーケド、ともべ的にわ×。さらに、ヤン・アッカーマン脱退直前の「マザー・フォーカス」あたりになると、もう様相はカナーリ悲惨(笑)。もはやプログレでわなくて「フュージョン」になっちゃってます。なんでココまで軽くなれるかなぁ~??みたいなカンジ。でも1曲だけ「ノー・ハング・アップス」だけわ、メロが超美しいので大好き。

...とまあイロイロありますが、でも好きなのもそうでないのも含めて、彼らの作品をK2HDの最高の音質で楽しめるのは、やっぱとっても嬉しいのデス。あとは全盛期の彼らの最終作「フォーカス・コン・プロビー」をぜひ紙ジャケ・リマスターで出して欲しいもの。フィリップ・キャサリーンのヤン・アッカーマンとはまた違った滑らか~なギターの早弾きも、また聴きたいしね。でもこのアルバムだけがなかなか再発されないのがフシギなんですが、おそらくは権利関係の問題だと思ってます。

さて、エイジアでわジョン・ウェットンとスティーヴ・ハウが和解したコトだし、今度わヤン・アッカーマンとタイス・ヴァン・レアが和解してフォーカス再結成だなんて...あってくれるとウレシいよね...(笑)

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2006年8月 5日 (土)

デオダートはかく語りき...

20060805 写真は先月発売されたデオダートのワーナー時代の紙ジャケ6枚と、来日公演のチケット(まっ白で印刷見えないネ(笑))。最近のもっぱらの愛聴盤です。CDはジャケが紙なだけじゃなくて、CDも最新リマスターで既発モノより音質が格段に良くなっててGOOD!!

個人的にデオダートって大好きっス。一番有名なのは1972年のCTIレーベルからのデビュー盤「ツァラトゥストラはかく語りき」で、かのリヒャルト・シュトラウスの名曲を大胆にクロスオーバーにアレンジして一世を風靡したのがこのヒト。もちろんCTI時代のクロスオーバー路線も大好きなんだケド、こちらのワーナー時代も捨てたモンじゃーありません。その時代時代の最先端のトレンドを的確にキャッチして、フュージョンからディスコ、ファンクからブラコン、はたまたAORへと作品ごとに明確に時代のカラーを反映したゴキゲンなサウンドを展開しています。またそのどれもが、「単なるイージー・リスニングとして聞き流せるほどに」ポップで耳触りが良いのがよろしい。

...で、このデオダートのワーナー時代、どのアルバムも良いのだけれど、ともべ個人的に1枚選ぶとしたらやっぱ1978年発表の「ラヴ・アイランド」でしょう。70年代末とゆー時代柄フュージョン・サウンドなんだけど、トロピカル・ムード溢れるメロの美しい音楽は、「気分はもーリゾート・アイランド!!(笑)」にさせてくれます。ともべが思うに基本的にデオダートの音楽は、その時代時代のトレンドとなっている音楽とのクロスオーバーを、さらに二重にイージー・リスニングと「クロスオーバー(融合)」させたシロモノだと思うのデス。こーゆー立ち位置というかスタンスの音楽って、他にあんま類を見ない。そこがともべがデオダートの大ファンであるゆえんです。

基本的に「プログレおたく(笑)」なともべとしてわ、流行のクラブとかクラブ・D.J.とかそーゆー世界にはトンと縁がないんだけれども、でもデオダートの音楽は最近の「若い衆」にもクラブD.J.の音楽ネタとしてかなりウケているみたい。そのヘンのアナログ盤ベースでの再評価が今回の国内盤紙ジャケのリリースにもつながっているワケで、CTI時代2ndの「スカイスクレイパー」なんかは一時はクラブでやったらとかかっていたらしい。こーゆー古い音楽を若いヒト達が「カッコイイ!!」として支持してくれると、いち「おやぢ」としてわなんか嬉しい。

ちなみにデオダートは1972年に「ツァラトゥストラ~」で世界的に大ブレークする以前も、ボサノバの分野で数多くアルバムを発表していて、こちらもまた素晴らしく良い。コンボ形式のオルガン・ボサノバで全篇インスト・モノなんだけど、夏の夜かなんかにビール飲みながら聴くにはサイコーなイージーリスニング・ボサノバです。こっちもカナーリ前から日本での再評価が著しい。

...で、このデオダート、今年の10月には来日公演しちゃう。数年前に小野リサのバックとしてコンサートのサポートをした以外は、単独公演としては正に32年ぶりとゆーコトらしい。これわどーしても観に行きたかったので、さっそくチケットを買ってしまいましたとさ(笑)。チケットのGETが早かったので、席も前から8列目とGOODなポジション。なんでも今回のセット・リストは、当時ヒットした名曲の数々をタップリと演ってくれるらしー。目の前で生のデオダートが「ユー・キャン・ゴー」(実はともべはこの曲が一番好き...)とか演ってくれたら、もう「ちびっちゃう(笑)」カモしんない....。

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2006年7月 1日 (土)

ちっちっちっ...ちぇ~りぃぼむぅ!!

20060701 今週も前回に引き続き、「懐かしいモノ」(笑)シリーズ。写真は最近紙ジャケで再発された「ザ・ランナウェイズ」のライヴ・イン・ジャパンのCD。あまりの懐かしさについ買ってしまいましたが、ハッキリ言ってレジでそーとーハズかしかった(笑)。立川のHMVで買ったんだケド、他の購入CD2枚の間に「さりげなく挟んで」(笑)レジに出しました。それわもー、コンビニのレジでエロ本買う気分。(笑)

でもコレってそーとー流行ったよなぁ~。ランナウェイズの人気が日本で爆発している当時、ともべは確か中学3年生。彼女らテレビにも良く出てて、ボーカルのチェリー・カーリーがガートル姿で歌うルックスに、ともべわ「胸ときめかせて」(笑)いたものでした。今考えると彼女ら、1ヶ月間も日本にいたのね。同時期にスージー・クアトロが日本で文金高島田で結婚式を上げたりして、「おぉぉ...そんなコトもあったっけなぁ~!!」なーんて、懐かしーのでした。ハハハ...トシばれるね。(笑)

...で、カンジンのライヴCDの内容なんだケド、今更ながらにちゃんと聴いてみると、ハッキリ言って演奏はちょーヘタクソです。もー笑っちゃうぐらい...そもそもこのテの音楽としてはリズムがゼンゼンなってない。まー彼女達は当時まだ16歳の女の子だったワケで、仕方ないんだケドね。ちなみに当時日本のマス・メディアでは、彼女らを「パンク・ロック」として紹介してたんだケド、もちろんコレは音楽的にも全くパンクでわない。どちらかというと「キッス」なんかと同系列のアメリカン・ハードロックに近い。あくまでマーケティング戦略として、バンドの本拠地をロサンジェルスからニューヨークに移してまで、意図的に「パンクのイメージ付けをした」シロモノです。

で、その後、バンドはボーカルのチェリー・カーリーが敢えなく脱退。一時は双子の姉妹のマリー・カーリーとデュオを組んで歌ってたりもしてたケド、さっぱり売れず。で、女優業に転向とかもしてたらしー。バンドの方はチェリー抜きで活動を続けたけど、こっちもさっぱり売れず。(笑)で、自然消滅しましたとさ。。。ちゃんちゃん。でも「偉大なる色モノ・バンド」(笑)としてわ、現在でも多くの日本のおやぢどもの記憶に焼き付いていると思うぞ。

ちなみに最近、ランナウェイズの再結成・復活のハナシがほんとーにあったらしい。でもこれはメンバーの意向でポシャッたとか。もし実現していたとしたら、これわそーとーに観たくない。(笑) 「平均年齢46歳のランナウェイズ」わ、本当に「RUNAWAY」(逃げ出す)しちゃうカモしれない。(笑)

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2006年6月10日 (土)

「U.K.」ってゆぅ~けぇ~??

20060610 写真は先月遂に出たU.K.の紙ジャケ3枚。「本当に出るのぉ~??(笑)」みたいなカンジだったから、正に「待ちに待った」リリースなのデス。...で、さっそく聴いてみた。U.K.の名作3枚が最新リマスターの高音質で聴けるかと思うと、もう涙がチョチョ切れて...え”??何コレ??音ゼンゼン良くないじゃん。あんま旧盤のCDと変わんないじゃん。とりあえず「ビミョーにリマスターされている(笑)」可能性もあるので、古いプラケのCDと「聴き比べ」をしてみた。なんじゃ??おんなじじゃん。(この時点で撃沈) がっちょぉぉぉぉ~んんん!!!

確かに「何事もなく無事に出すぎている」カンジはしたのです。メンバーの1人のエディ・ジョブソンは、自分の関わった過去のレコーディング作品のCD化に際して「ことごとくNGを出す(笑)」コトでわ有名だから、今回もゼッタイなんかあると思ってた。それがすんなりCD化されて、そーか、ジャケットだけ紙ジャケに変えて出すだけだったら、既得の権利関係だけでイケちゃうってコトですね。それがリマスターするとなるとアーティスト側も含めて権利の再許諾が必要で、そーすると当然ジョブソンのNGが出て...ってなワケですな。な~んかトホホなハナシです。さらにレコード会社はかの東芝EMIだし...ココはほんとーに自前でリマスターやらないなぁ~。今まで全部、海外のリマスターを流用して紙ジャケ化して出してる。でも当の東芝EMIは最近のニュースで本社ビル売却あんど社員の4割近くをリストラとか書いてあったから、可哀想だからもうこれ以上は書かないケド。

...で、U.K.といえばブートではケッコウ良質のものが多く出廻っているコトでも有名。特に4人編成時代のボストンでのラジオ音源が有名だけれども、コレなんかはカナーリ可笑しい。最初「パラダイス・ロスト」ってタイトルでブートが出て、その数年後さらにブートのリマスター盤まで出た。これがすんごく音質が良い。で、この後に「クラシック・ロック・シリーズ」っていう一連の中でオフィシャル・リリースされたんだケド、このオフィシャル盤よりブートのほうが格段に音が良いのだから笑える。ちなみにこのオフィシャル盤、実はアーティスト側の許諾を取らずに発売しちゃったらしくって、ジョブソンが自分のホームページで「ブートだから買わないで!!」とか訴えていたとか...「買うな!!」って言われたら、どーしても欲しくなっちゃうのがマニアじゃん!!(笑)

ちなみにエディ・ジョブソンはキーボーディストとしては大好きだけれど、現在のアーティストとしての姿勢は大嫌い。過去の音源のリリースに際してことごとくNGを出すから。どんなに完全主義なのかは知らないけれど、過去の作品に関してたとえ自分では不満な内容であったとしても、多くのリスナーが喜ぶならば個人的な主義主張を曲げてでもリリースに応じるべきだと思うのだ。あくまで「リスナーの立場に立つ」のが、ミュージシャンとしての役割だと思うのですね。かと思えば「ブルガリアン・ヴォイス」を使用した近年作なんかは、作品としてはひとつも面白くないし...一時期話題になったU.K.の再結成も、結局はジョブソンのワガママでお流れになっちゃったみたいだし...ま、いーんだケド...。(笑)

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2006年4月22日 (土)

ヴァンゲリス・オ・パパタナシューって舌噛みますが...

20060422_1 写真は先般発売されたヴァンゲリスのRCA時代に紙ジャケ4枚。正に「待ちに待った」リリースなのデス。今回のリリースを機に最新リマスターで聞き直してみて、やっぱ「ヴァンゲリスってスゴいわぁ~!!」とか思ってました。

ちなみにともべはシンセ音楽だと、冨田勲大先生とこのヴァンゲリス、それに「神様(笑)」ジ・エニドの影響が最も強いんだけれど、この3者ってびみょーに繋がりがある。冨田勲は最初のシンセ・アルバム「月の光」を国内のレコード会社に売り込んだんだけれども全く評価されず、それで米国RCAに持ち込んだところ世界的な大ヒットになったハナシはあまりにも有名。で、冨田の大成功に気を良くしたRCAが、シンセ音楽の第2弾として売り出したのがヴァンゲリスなのですね。さらに、エニドに至ってはヴァンゲリスの音楽から多大なる影響を受けていて、自らのホームページで「ヴァンゲリスの存在がなければ、エニドが音楽界に存在する余地はなかった」と語っているホド。この3つのアーティスト、ともべにとっては同じくらいフェイバリットなんだけれど、ちゃーんと共通項があるのデス。

...で、ハナシをヴァンゲリスのアルバムに戻して、今回リリースの4枚の中では、個人的には「螺旋」が一番好き。学生時代にアナログ・シンセを使って、このアルバムから「スパイラル」とか「見知らぬ男」なんかをコピーしてライヴでよく演奏したっけ。さらに「天国と地獄」からジョン・アンダーソンがボーカルを取っている有名な「ソー・ロング・アゴー・ソー・クリアー」をコピーして、シンセのシーケンサーと同期させてバンドで演奏しようとしたら、生楽器とのテンポ合わせが上手くいかなくて、バンド・メンバー全員の意見で「ボツにされた(笑)」なんて、ヘンなエピソードもあります。個人的にもこの時代のヴァンゲリスって、とっても思い出深い。

シンセ音楽とはいってもデジタル・シンセによる冷たい音が氾濫している昨今だけれど、やっぱ今回リリースの初期のヴァンゲリスあたりはシンセ・ファンならしっかり押えておくベキだと思うし、シンセ音楽「黎明期」の本当に素晴らしい姿が、「今更ながらに新しく」心に響いてくるものだと思うのです。

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2006年3月18日 (土)

「深紫伝説」の王様わどこへいった??

20060318 写真は先月出たディープ・パープルの紙ジャケ第1弾。ちょうどイアン・ギランやリッチー・ブラックモアのいた全盛期の「第2期パープル」の頃です。今回のリリースを機会に、昨今はもっぱらパープルにハマりまくって(笑)おります。ともべは音楽的にはいわゆる「雑食性」(笑)なので、プログレだけでわなくて70年代の特にブリテッシュ・ロックは全般に好き。だからハード・ロックではレッド・ツェッペリンやユーライア・ヒープなんかも好きです。

で、今回のパープルの紙ジャケなんだケド、今までパープルのCDって良い印象がなかった。音が最悪だったから。でも今回の紙ジャケでは最新リマスターを使用していて、ようやく「マトモな音」(笑)に仕上がっています。だから聴くほうもガゼン気合が入る(笑)。

思えばディープ・パープルって好きは好きだったんだケド、アルバム1枚1枚を真剣に向き合ったコトがあまりなかった。だから今回は良い機会で、新たな発見がいっぱいあった。

1.パープルの最高傑作は一般には「マシンヘッド」だと言われているけれど、個人的にはより荒削りでボルテージの高い分だけ「インロック」のほうが出来が良いと思う。「マシンヘッド」はちょっとポップすぎ。

2.ジョン・ロードのオルガンはリッチーのギターに対抗してマーシャルのギター・アンプで鳴らして歪ませているのは有名だけれど、全部がそうではないコトも判った。ちゃーんとレスリー・スピーカー(オルガン専用の回転スピーカーね)も併用しています。

3.ハードロックに転換したこの第2期のパープルも、いまだ「プログレ」かなーり入ってる。「チャイルド・イン・タイム」なんてプログレそのものだし、「ミュール」なんてともべにはイエスのパクリにしか聴こえまへーん(笑)。

4.「ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラ」は当時は「ロックとクラシックを融合した画期的なアルバム!!」なんて大絶賛されてたケド、今聴くとおそろしく出来が悪い。ほとんど冗談にもならない。特にジョン・ロードの書いたシンフォニーの部分が楽曲・演奏ともに最悪。まあ過渡期の作品だから仕方ないんだケド、今となっては2度と聴きたくない(笑)。

...なんてコト、イロイロ思いました。当のパープルは5月(6月だったか??)に来日公演が予定されていて、今のメンバーにはオルガンのジョン・ロードの替りに、かの「コロシアムⅡ」の強豪、ドン・エイリーがいる。これわカナーリ観たい。前に西新宿のブート・ビデオ屋でたまたま現在のパープルのライヴ映像が流れてて、ともべ「食い入るように」見てた(笑)。「ハイウェイ・スターのオルガン・ソロで、果たしてドン・エイリーわジョン・ロードと同じフレーズを弾くのだろーか??」が興味の対象たったんだケド、ちゃーんと同じコト弾いてました。やっぱドン・エイリーぐらいの大物になると、ジョン・ロードの後釜バッチシね♪

ちなみにハナシ変わるケド(紙ジャケつながりで...)、6月にとうとう「U.K.」の紙ジャケ3枚が東芝EMIから出るらしー。朗報は朗報なんだケド、どーも音源にエディ・ジョブソンがからんでるヤツは安心できない。「本当に出るの??」なんてカンジがする。発売日当日になって「無期延期になりましたぁ~!!」なんてね(笑)。

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2006年1月28日 (土)

紙ジャケ残酷物語 2

20060128 前の日記で「紙ジャケのリマスター出直しなんて買わない!!」なんて言ったケド、早くも決心が崩れた(笑)。写真は今出まわっているビクターのK2HDコーディングの紙ジャケ・リマスター再発盤。結局ぜーんぶ買い替えちゃった(笑)。意志が弱いワタシ...。

コトの発端は、新年にプロコル・ハルムの初期4枚がK2HDで出たことにあって、さすがにプロコルだけはなるべく良い音質のを欲しかったので、入手しそびれていたナイスの初期3枚と合わせて購入。「そーんなに音が違うんかしらん??」とか思って半信半疑だったんだけれど、聴いてみてビックリ!!通常のK2コーディング盤とわカナーリ別モノです。音の良さに惚れ込んだともべは、既発のEL&PやP.F.M、バンコなんかの市場に残っている在庫をネットで買いあさったのでした(笑)。合計20枚以上。あぁぁ...また予想外の出費がぁ...(泣)。

で、このビクターのK2HDコーディングなんだケド、通常CDの量子化Bit数16Bit、サンプリング・レート44.1Khzのフォーマットに、量子化Bit数24Bit、サンプリング・レート100Khzのデータを押し込める新技術らしーんだけれど、理論の説明書き読んでもなんかよーワカらん(笑)。もちろんともべのよーな凡人の脳ミソで理解できるような技術だったら、「画期的な新技術」にわならないわな(笑)。だた「情報量が通常のCDよりも格段に多い」コトだけ、理解できました。

K2HDの音は、音の「空気感」と「奥行き」それに「リアリティー」が素晴らしいです。本当に「生の音楽がそこで鳴っている」カンジがする。理論上は音楽の「骨伝導」や「皮膚伝導」も考慮に入れているらしくて、だからヘッドフォンで聴くよりはちゃんとしたオーディオのスピーカーから生音で聴くほーが、格段に良い音がする。音楽を「聴く」というよりは、「体感する」といった感覚に近い。通常CDフォーマットで、これは画期的なコトだと思った。ビクターは既発のK2コーディング盤をずいぶんK2HDで出し直ししていて、「何回おんなじCD買わせるんじゃい??ヘンな商売するなぁぁぁぁ!!」とか思って完全無視してたんだケド、ともべ認識がひっくり返りましたネ。K2HDでの再発は、ビクターさん、カナーリ自信があってのコトと見ました。

あと余談になるけれど、K2HDでEL&Pを全部買おうと思ったら、「展覧会の絵」だけがメーカーでも在庫切れで入手できなかった。よーわシリーズの中で一番売れてるというコト。ともべのよーな「プログレおたく」(笑)にとっては、EL&Pって「タルカス」だったり「恐怖の頭脳改革」だったりするんだけれど、一般のロック・ファンまで範疇に入れるとEL&Pはやっぱ「展覧会の絵」なのねん...なんて思って、なんか可笑しかった。

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2005年12月18日 (日)

紙ジャケ残酷物語

20051218 ともべは紙ジャケCDが大好きで、特にプログレの紙ジャケが出るとだいたい買ってる。で、どんどん増殖し続けて、遂に写真のやうに(笑)なってしまった。

これではもう紙ジャケ御殿。実際いまではプラケCDより紙ジャケのほーが多いのでは??と思たっりする。

さらにレコード会社は紙ジャケが商売になるモンだから、矢継ぎばやにリリースしてくるし...もー毎月お財布がタイヘンなのです。特にボーナス時期に限って大量リリースしかけてくるものだから、そのたびに散財してる始末。さらに最近では既発の紙ジャケをさらに最新リマスターして再発、とかもうワケわからなくなってて(笑)、さすがにそこまでは着いていけない。きりがないから。1回買った紙ジャケはもうそれでヨシとしてます。

...で、紙ジャケをコレクションしてて一番のメリットはというと、トーゼン愛聴盤を良い音質でジャケットの造りも味わいながら楽しめるというフツーの楽しみの他に、音楽の幅が圧倒的に広がったというメリットが大きい。フツー紙ジャケマニアのヒトってだいたいそーだと思うケド、「○○○ロック・シリーズ」とかでまとめてリリースされると、基本的には大人買い。つまり全部まとめて買う。さらに過去に自分が聴いていないアーティストの作品なんかでも、紙ジャケでリリースされると限定だけについ買っちゃう。つまり「欲しくなくても買う」(笑)。だから紙ジャケのリリースを機会に、新たに触れたアーティストやアルバムが山ほどあります。

ともべは基本的にブリティッシュ・プログレのメジャーどこが中心なんだけれども、紙ジャケを通じていわゆるマイナーな「B級プログレ」(笑)もずいぶん楽しめるようになった。さらにいままでは上っ面だけなめていたイタリアン・ロックも随分深く聴くようになったし、ジャーマン・ロックにいたっては今までタンジェリン・ドリーム以外は全く聴かなかったのが、カンだのアモンデュールだのラ・デュッセルドルフだのをいつの間にか聴くようになってる。またそういった「ブリティッシュとは異質なプログレ」を聴くことによって、逆にブリティッシュ・プログレの輪郭が明確に見えてきた感じがする。これってやっぱ進歩なのでせう。

紙ジャケもメーカ的には、一般に評判の良いユニバーサルはあんま好きじゃない。値段が安いのは良いけれど、紙ジャケの造りも薄手で安上がりな気がする。逆に一般マニアには殺人的に評判の悪い(笑)、東芝EMIは個人的には好き。厚紙で造りがしっかりしてるから。でも自前でリマスターやらない(海外のリマスターを流用してる)割には、あの値段はちょっと高いと思うぞ。

ともべの紙ジャケは、これからも増殖し続けていくのでせう(笑)。一生をかけて、自分の音楽の世界がもっともっと広がればハッピーなことだと思う。ただともべの紙ジャケ、窓際に置いてあるせいで直射日光がバシバシ当たる。で、色落ちしたり傷みの激しいものがケッコウあったりする。まあ、投機目的でコレクションしているワケではないし、ジャケットなんて汚れていたほーが愛着がでるってモンだと思っているので、これはこれで良しとしている。

でも実は、色落ちしたジャケットを見ると、一瞬哀しかったりもするんですケドね...(笑)。

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