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2006年6月24日 (土)

あふりかぞうが好きっ!!

20060624 写真はコミック「がきデカ」の単行本6巻。これずーっと読みたくて書店のコミック・コーナーなんかではマメに探してたんだけれども、ゼンゼン見付からなかった。ところが先日Amazon.comを検索してたらまだ発刊されているのが判って、思わず第1巻~6巻までまとめて注文しちゃいました(笑)。自宅に届いてみたら、ともべ中学生の頃に持っていたのと全く同じ大きさ、装てん。これわ嬉しかった。もうちょー懐かしい。

...で、やっぱ「がきデカ」は、日本のギャグ・コミックの歴史においては正に「革命的」だったと思うのですね。赤塚不二夫の「天才バカボン」あたりが、ギャグ・マンガの「生みの親」だとしたら、そこに大革命を起こしたのが山上たつひこの「がきデカ」です。その後の「シェイプアップ乱」や「マカロニほうれん荘」、さらには相原コージの「コージ苑」に至るまで、すべてのギャグ・マンガは「がきデカ」の打ち立てた偉大なる功績の延長線上にあると断言できるのですね。(...でもともべ最近はコミック雑誌を全く読まないから、最近のマンガわ良く判らんですが。(笑))

で、今回購入して1巻から6巻まで一気に読んじゃったんだケド、やっぱ今の時代でもキョーレツに面白い。もう「腹かかえて」笑えます。とにかく「がきデカ」の最大の意義は、「全く意味のないコトそれ自体に、最大限の重要性と意味がある。」とゆー独特の世界観をギャグ・マンガで構築したことに尽きると思う。3巻、4巻あたりが一番「旬」なんだケド、でも6冊の中でも最後の方になると(「八丈島のきょん!!」あたりが出てくる頃ね)、カナーリ創造力も尽きていて、ちょっと悲惨。だから単行本はたしか十数巻まで出ていたと思ったケド、6巻まで買えば十分だと思った。あと「がきデカ」はメインのギャグ(「おしり」とか「タマ○ン」とか...(笑))以外にも、絵をよーく見てみると、細かいところにヘンな図柄がいっぱい書いてある(笑)。カナーリ「多岐にわたって」笑えるマンガです。

ちなみにともべわ、小学生から中学生にかけて、この「がきデカ」あたりをもう「単行本に穴があくホド(笑)」読み漁って、で、高校生になると今度は「筒井康隆」の短編小説をそれはもう貪るように読んでた。そんな少年~青年時代を送ったら、こーんなオヤヂになっちゃった(笑)。やっぱ「原体験」っておそろしーです。「ともべの破壊された人格(笑)」の源は、実わこんなトコロにあったりするノダ(笑)。

ちなみにともべわ「練馬変態クラブ」の会員でわ、ありません...(笑)。

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コメント

おお、なんとも懐かしい表紙。私も連載開始後、初単行本化の時は走って買いにいきましたよ。ちなみに初期の巻は相当な売り上げで、時間がたつにつれどんどん版数が上がっていきました(それこそ何十何版なんて)。

作者の山上たつひこ氏は、この大ヒットの前に少年マガジンで「光る風」という問題作を連載して少年を絶望のズンドコに陥れたり、「喜劇新思想体系」「たびだて!ひらりん」という作品で乾いた笑いをふりまいたりと、マニア受けする渋い作家というポジションでした。実はものすごい絵のうまい人でもあります。だから「がきデカ」の特大ヒットはそれまでの氏の仕事とは一線を画すもので、特大すぎて後に何にも続かなかったというオチまでついています。

また、今も単行本最新刊が発刊され続ける「こち亀」の作者・秋本治氏は連載開始当初は「山止たつひこ」と名乗っていて、紛らわしいのでやめれといわれて改名したという話もあります。やはりあやかりたかったのでしょうか。

ちなみに「天才バカボン」も日本のギャグマンガ史における重要な作品ですよ。特にひたすら暴走を繰り返す後期のアナーキーさはもはや伝説。ですが「がきデカ」が新しい地平を切り開いたというのもまた事実。それが一体なんだったか?私が思うに、現実のお笑い(コメディアンなど)に近づいたという点ではないか。つまり、マンガに「間」を持ち込んだ最初の作品だったのではないかと。

それでは最後に一言「アーバンライフこまわりくん。海岸通りの糖尿病。」

そういえば「ちびろくラーメン」にはまったのもこのマンガのせいだったなあ。

投稿: 西川GoWest | 2006年6月28日 (水) 21時54分

西川さん、こんちは!!

コメントどーもです!!

このお題はもしかして西川さん喰い付いてくるかと、思ってたです。(笑)

そう、「がきデカ」の単行本は、もう「思い出」を通り越して「伝説」ですよねぇ~。単行本を何回も繰り返し読んでは、学校で友達との会話にフレーズを導入したことか...(笑)。個人的には戦後マンガの最高傑作だと思っとります。

山上たつひこ氏にとっても、本当に「特大ヒット」だったのでしょーね。それだけに「がきデカ」本体でも最後の方はカナーリ悲惨です。その後、後続のギャグ・マンガを数編出しましたが(仏像の出てくるヤツとか...)、もう創造力は枯渇していて、全くヒットしませんでした。で、その後山上氏は小説作家に転向してしまいました。

「こち亀」の作者も、確かに始めは「山止たつひこ」を名乗っていましたね。なつかしーなー。。。
ただ「天才バカボン」は確か「少年マガジン」だったと思いますが、誌面の性質上マニアックすぎて、イマイチついていけなかった記憶があります。
あと、西川さんがご指摘の通り、言われてみれば「がきデカ」のコマの流れには、ある種独特な時間の流れと感じますねぇ。何とゆーか、タイミング的な「間」とでも言うか。。。

それでは、ともべも最後に一言。
「ぼくはライオン。」「ほくはゴリラ。」「ぼくはゾウ。」
「そしてきみはヘビ。」
「4人あわせて花のアニマルズがーー」(ぱんっ!!)
「できるでわないか。」 (どんっ!!)

投稿: ともべ | 2006年7月 1日 (土) 14時51分

遅ればせながら見てしまいました。
懐かしいな~中学2年の時、英語の時間に
What animal do you like best?
とか何とか先生に聞かれたとき、
悪友にそそのかされて
I like african elefant best.
て答えて先生に笑われたんだよな~
その悪友とはお前だよ、友部!!!

投稿: nakada | 2006年8月 4日 (金) 00時04分

仲田さん、こんちですぅ~!!

広島から遠路はるばる(笑)コメントどーもありがとうございますっ!!

そーでした...そーゆー時代がありました。(笑)
中学校の教室で、よく「あふりがぞうが好きっ!!」とか叫んでましたっけねぇ...。
なつかしーなぁー。
広島の当時の仲間、みんな元気ですか??

ちなみに当時のともべわ、決して「悪友」でわありません。
品行方正な、「大変なよい子」です。
まちがっても「変態なよい子」でわありません。(笑)

あぁぁ...広島へ遊びに行きたいよぉ~。

投稿: ともべ | 2006年8月 5日 (土) 16時16分

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