夏わボサノバっ!!
夏です...とゆーか梅雨です。でもじぇーんじぇん雨、降らないの。これでも梅雨かいっ??みたいなカンジ(笑)。だから世間はもっぱら「真夏」です。あち~よ...。
...で、夏といえば生ビールです。生ビールといえば音楽わやっぱボサノバなともべなのです。で、ボサノバといえば、ともべ的には小野リサとエウミール・デオダート。夏の夜に家で生ビール飲むときには、毎年お世話になる2大アーティストです。これがまた夏場の生ビールには良く合うんだなぁ~...(笑)
まずわ小野リサのほーから。彼女、日本での音楽シーンのデビューは確か1989年の「ポレール・ワイン」のテレビCMが最初だったように思う。ともべテレビでこのCM見てて、「このヒトの歌、とってもいいよなぁ~...」なーんて思ってた。しばらくしてデビューCD「カトピリ」が出て、2枚目の「ナナン」が出たあたりでもう大ファンになった。シーン全体での人気の火の付き方はワリと遅かったように思うケド、「ともべが良いと思ったモノは、たいがい人気が出る」のジンクス通り、あれよあれよと思う間に「大ブレークっ!!」しちゃった。ともべの予感わ、たいがいが当たるノダ(笑)。
その後、彼女はデビュー・アルバム2枚を残してMIDIからBMGビクターに移籍して、良いアルバムを発表し続けた。ともべ的にはMIDI時代からBMGビクターの前半ぐらいまでの作品、つまり「ナナン」、「ミニーナ」、「セレナータ・カリオカ」、「ナモラーダ」あたりが一番のお気に入り。音楽の耳触りの良さや明快さも、この頃が一番良かったように思う。ただBMGビクターの後半頃の時代になってくると、かのジョアン・ドナートとの競作や、はたまた一番の大御所アントニオ・カルロス・ジョピンとの競演まで、ちょっと「本格的ボサノバ」の志向が強すぎて、我々一般リスナーには耳が付いていかなかったよーに思う。マニアックに「本流ボサノバ」しているので、セールス的にもちょっと低迷していた時期だったよう。
それが今度は東芝EMIに移籍して、再び「一般のリスナーに喜んでもらえるボサノバを」って思ったんだろーと思う。また方向転換をして、今度はクリスマス・ソングのボサノバ版やらイタリア民謡をボサノバにアレンジしたアルバムやら、再度リスナー寄りの音楽に徹底して人気を盛り返した。この頃から現在までの小野リサのアルバムって、かなーり「企画モノ」の印象わ濃イイものの、まあ悪くはないと思う。でも個人的には「マニアックでも企画モノでもない」、てらいがなかった時代の素直な小野リサの音楽が、一番好きだったりもするんだケドねー。(笑)
...で、一方のエウミール・デオダート。このヒトわ1972年の「ツァラトゥストラはかく語りき」で、かのリヒャルト・シュトラウスの交響詩を大胆にクロスオーバーにアレンジして、一世を風靡したコトでわつとに有名。でも実は「ツァラトゥストラ~」で世界的に大ブレークする以前にも、ボサノバの分野で優れた作品を数多く残しています。
もともとデオダートはアントニオ・カルロス・ジョピンのアルバムなんかでストリングス・アレンジメント等を担当していたヒトで(かの名盤「ウェーブ」なんか...)、アレンジやプロデュース業の一方で、コンボ形式によるインストのボサノバ・アルバムを発表していた。デオダートは作曲やアレンジの他、自身でオルガンなんかも弾いています。当時のデオダートのハモンド・オルガンの音色セッティングって、「ドローバーのマジックっ!!」なーんてもっぱらの評判だったらしー。
このデオダートのソロ作、とっても軽快なインスト・ボサノバで、素晴らしく良いっ!!ちょうどオルガン中心のコンボ形式の演奏で、ボサノバをとってもイージー・リスニングっぽく演ってるカンジ。「生ビールのお供(笑)」としてわもちろんのこと、夏場のお部屋のBGMとしても超Very Goodっ!!です。以前は写真②のように国内盤CDもずいぶんと出ていたんだけれども、こっちは今では廃盤だと思う。でも輸入盤でこの時期のデオダートの作品はまだまだ入手可能なので、夏場の爽やかなBGMをお探しの向きには、ぜひオススメですよっ!!
最後に、デオダートで珍盤を1枚。写真③は、かのジョアン・ドナートとデオダートの競作盤「ドナート/デオダート」です。でも実際には2人が一緒にスタジオでレコーディング作業をしたワケでわなくて、ジョアン・ドナートが作りかけで散らかしていたテープ類を、後年デオダートが「切ったり、貼ったり、音を重ねたり(笑)」してデッチ上げたシロモノらしーです。でもコレがまた、素晴らしく良いっ!!ランディー・ブレッカーやアイアート・モレイラといった豪華なメンツを招いて、ボサノバをクロスオーバー/フュージョンのタッチで演奏しているんだけれども、とっても爽快なブラジリアン・ミュージックです。特にこのアルバムに収録されている「ユー・キャン・ゴー」は、ともべにとってはもうマスター・ピース的な作品で、今聴いても涙が出てきちゃうぐらいノスタルジックな「超名曲っ!!」なのです。
...と、ゆーワケで、夏の夜わ生ビールとボサノバ、あんまし気持ち良くって、くれぐれも「連夜の生ビールで腹がメタボっ!!(笑)」とかならないよーに、お互い注意しましょーネっ!!(笑)
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コメント
こんばんは!
私もたまにですが、聴きます、小野リサ。
癒されますねー。
今回のオフ会は、私も参加出来ませんでした。
また次を楽しみにしてます。
投稿: qtack | 2007年6月28日 (木) 20時41分
ともちゃん
ごぶさた。デオダート/ドナート懐かしいですね。ともちゃんがジャズ風味の音楽に一番最初にひっかかったアルバムだったよ、確か。これは紙ジャケなのかな。CTIのヒット作などに比べてCD化が遅かった気がしましたが、帯付き再発になるってやっぱり好きな人が多かったんだね。レコーディングのエピソードは初めて知りました。日本版ライナーに書いてあったのかな。ドナートの同じモチーフをマルコス・ヴァーリがプロデュースした「Quem é Quem」はかわいい歌ものに仕上がっていて聴き比べると興味深いです。ご存じだったらごめんね。ではでは。
投稿: かっしー | 2007年7月 1日 (日) 01時41分
みなさん、こんにちわ!!
>>qtackさん
小野リサ、いいっすよねぇ~...
ともべも彼女の歌を聴いているときは、とっても癒されます。疲れてる時なんかもGOODです。
今回のMixiのオフ会は残念ながら参加できませんでしたが、次回はぜひ参加したいと思いますっ!!
また、よろしくお願いしまーす。
>>かっしーさん
どうもですっ!!
ドナート/デオダートの「ユー・キャン・ゴー」は忘れもしない、大学在学中にかっしーさんが「勉強のために...」っていって作ってくれたテープに入っていたのデスよっ!!
他にはパット・メセニー・グループなんかも入っていた...本当に「思い出の1曲」デスね。
ちなみに日本盤CDは紙ジャケでわないです。リリースされたのも8年ぐらい前ですから...。レコーディングのエピソードは、当時のヴァージン・メガストア(つぶれちゃったね)の店頭でこのCDを強烈プッシュしてて、そこのPOP解説で知りました。
「ユー・キャン・ゴー」は、ドナートご自身も一番お気に入りの曲だったらしく、上述の小野リサなんかも取り上げていますネ。
...ところで夏だし、生ビールが美味しい季節だし(笑)、そろそろどこかで一杯やらない??
でわでわ。。。
投稿: ともべ | 2007年7月 1日 (日) 22時13分