冨田勲のライヴCD!!
写真わ先日購入した、冨田勲大先生のリマスターCD,「マインド・オヴ・ユニバース」と「バック・トゥー・ジ・アース」の2枚です。クレジットを見ると2007年の10月には発売になっていたよーなんだけれど、ゼンゼン知らなくて先週タワー・レコードに行ったときにたまたま見付けました。嬉しかったっス!!(笑)。
そもそも冨田氏のリマスター盤は、「月の光」発売30周年記念リリースとして2004年に紙ジャケ・リマスターでCD発売されていて、そのときの紙ジャケを「惑星ボックス」入りで、ともべも所有しています。(写真②)ただなぜか今回の2枚のライヴ盤だけわリリースの対象から外されていて、ともべの手元にも旧規格プラケの音が古いCDが残ったままでした。ともべ個人的にもカナーリお気に入りな2枚なモンだからとっても残念で、それが今回プラケながらようやくリマスターされてとっても嬉しいのデス。(ホントーわ紙ジャケのリリースのときに、一緒に発売されてくれればもっと良かったんだけれどもネ...(笑))
...で、カンジンのこの2枚、どちらも「トミタ・サウンド・クラウド」なる屋外ライヴでの実況録音盤です。「マインド・オヴ・ユニバース」は1984年のオーストリア、リンツ・ドナウ河周辺でのライヴで、「バック・トゥー・ジ・アース」は、1986年、ニューヨークのバドソン河周辺でのライヴです。2枚とも今回の24ビット・リマスターの効果は確実に現れていて、特にエコー関係の残響感が素晴らしいですネ。
曲的には「マインド~」のほーわ合唱団を交えたベートーベンの第九、「バック~」のほーわドラマティックに展開するガーシュウィンの「ラプソディー・イン・ブルー」が一番の聴き所でしょーか??あと、2枚ともワーグナーのオペラ「トリスタンとイゾルデ」からクライマックスの「愛の死」か収められているのデスが、冨田氏とエニドの関係なーんてあんま考えたコトないんだけれど、冨田氏のあの音色でワーグナーなんか演られると、「あ”??ほっとんどエニドじゃん!!」とかわ思いますねぇ~...(笑)。
今回改めてこの2枚を聴いてみて思ったコトわ、とにかく冨田氏のシンセサイザーの「色彩感」って素晴らしいっ!!最近のシンセ音楽みたいに、デジタル・シンセのプリセット・ライブラリーの中からテキトーに音色を選んで、お手軽に作った音楽とは「全く別次元っ!!」の感があります。そう思うと、シンセがどんどん多機能化していって、逆にこの素晴らしい楽器の無限の可能性を忘れかけそーになっているコトって、ありませんかねぇ??「1から音を作らずに済んでしまう便利さゆえに、1から作るゆえの可能性までも失ってしまった」、なーんて言えなくはないでしょーか??(もち、ともべ自身に対する反省の意味も込めてネ...)だから冨田氏の他の作品群も含めて、特に若いヒト達にはもっともっと聴いて欲しい音楽です。
あと、今回のCDに収録されている冨田氏の屋外ライヴ「サウンド・クラウド」わ、続く1988年に岐阜の長良川で、1989年に横浜の山下公園で、日本国内でも2回開催されています。(実わそれ以外の国内開催も、何回かあったみたいですが...)ともべ、この2回はどっちも生で観ました。特に1988年の長良川は、特に思い出が深いです。
1988年って言うと、ともべわまだ入社2年目の「ほぼ新入社員」。6月頃に雑誌で冨田氏のサウンド・クラウドが日本でも開催されるコトを知り、もー大興奮っ!!(笑)。あのリンツやニューヨークでのライヴの状況はFM放送・音楽雑誌等で日本にも入ってきていたから、どーしても生で観たくて、名古屋の旅行代理店に即電話っ!!「チケットは通信販売ではお取扱いしていないんですけれどもぉ~...」って、何度も断られたトコロを、「そこをどーしてもお願いしますっっっっ!!」って粘りに粘って、最後には「お客様の情熱には負けました...」って、代理店嬢がチケットを1枚、通販で工面してくれました。(若気の至り...(笑))
会社を1日有給休暇を取って、新幹線と在来線を乗り継いで岐阜まで行きました。会場では長良川の両岸に大きなスピーカー(ざっとみても十数基)と、冨田氏の乗る「ピラミッド・カプセル」まであって、もー興奮するコトしきりっ!!夜になって、チャイコフスキーの「大序曲<1812年>」で始まりストラヴィンスキーの「火の鳥」で幕を閉じたサウンド・クラウドは、レーザー光線や花火、噴水なんかの視覚的演出なんかもあいまって、それはそれは素晴らしかった。(ウワサによると、このときのチケットわ最後には1枚10万円のプレミアで取引されていたとか...)ともべの若き日の、良き思い出となっています。
その後、サウンド・クラウドはさらにスケール・アップして1989年には横浜の山下公園でも開催。コッチわ学生時代の友人と観に行きました。確か夏の花火大会との共同開催だったよーに思う。コッチも素晴らしかったながら、ただこのサウンド・クラウド、「音が拡散する」屋外では、どー頑張ったハイ・パワーのPAシステムを使用しても、音のボリューム的に十分には補いきれない、そこがある種のネックなよーな気もしました。(横浜港みたく、規模が大きかっただけによけいにネ...)
...てなワケでハナシを戻して、今回の冨田氏のリマスターCD,他の紙ジャケなんかも含めて、「ともべもちゃーんとベンキョーしなおさなきゃなぁ~...」なーんて思っている今日このごろなのデス(笑)。
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