Gackt謙信のDVD!!
写真わ先日リリースされた、GacktさんのDVD「天翔ける龍の如く」。昨年のNHK大河ドラマ「風林火山」で上杉謙信役を演じた、GacktさんのドキュメンタリーDVDです。
内容的にはドラマの中から上杉謙信のハイライト・シーンと、Gacktさんのロング・インタビュー、制作スタッフや共演者のインタビュー、撮影風景や裏話的映像で構成されています。正味60分ぐらい。Gacktさんの上杉謙信も昨年のハナシとなって、もうちょっとブームも過ぎ去ってしまった感わあるんだけれども、やっぱともべにとってわ「永遠のヒーロー」。だからこのDVDもとっても興味深く拝見しました。
内容的にウレシかったのわ、ドラマの中から上杉謙信の一番カッコ良い場面だけがハイライトで収録されている点で、これ1本だけでも昨年のともべの熱狂ぶりがまざまざとフラッシュ・バックして来ちゃいました。やっぱこの謙信わカッコいいっす!!(笑)あと、ドラマの中で1シーンたりとも謙信が「人を切る」シーンがなかったのをちょっとフシギに思っていたのデスが、これも謎がとけました。あくまで「意図的な設定」だったのデス。「乱世を治めるために、武田信玄に振るうひと太刀以外は、全て無駄な血」これが今回の謙信の信念。この正義、う~ん、カッコ良すぎっ!!
あとGacktさんのロング・インタビューの中で、今回の上杉謙信役にまつわってGacktさんご自身の人生観も語られているんだけれども、ある意味共感し、あるいはミュージシャンとして「ここわ信念が違うなー」なんて、考えさせられる部分も多かったデス。このGacktさん、一見ナルシスティックな外見イメージが先行してしまうんだけれども、実わモノの考え方は相当「骨っぽい」です。
ストイックなライフ・スタイルでも有名なGacktさんなのですが、「他人から見れば随分辛いことと思われているようだけれども、自分はぜんぜん辛くない。自分はそんなに幸運に恵まれているわけでもないし、天才でもない。だから「欲しいもの全部」は手に入れられない。そんな自分が「本当に欲しいものだけ」手に入れようとしたならば、他のものは諦めなきゃいけない。」この人生観。ともべはここまで徹底はできないものの、生き方としては「似ている」と感じてしまうのデス。(ハタから見れば多分にバランス感を欠いた、ともべの生き様を見てくれれば判ると思いますが...(笑))
あと、「その瞬間、瞬間をベストに生きて、その結果「悔いのない人生」だったならば、自分は「笑って死ねる」」といったGacktさんの生死観。ともべも全く同感。いつもその瞬間、瞬間でベストを尽くして、「魂を燃焼させるような」生き方をして、いつか目標に向かって前のめりに倒れこむように命果てるならば、たとえ道半ばであったとしても、ともべの人生は「幸せであった」と思うのです。でもこのあたりはある意味、「ミュージシャン共通の」人生観なのカモ知れませんネ。
さらに「自分は音楽を通じてアジアを1つにまとめたいし、またたとえ自分にそれが成し遂げられなかったとしても、自分の生き様を通じて、若い世代がその後に続いてくれればそれで良いと思う」といったGacktさんの人生観。このあたりはともべとちょっと違うなって感じました。「自分の生き様を通じて、若い世代に繋げていきたい」この点は全く同感。ただし「アジアを1つにまとめたい」みたいな「音楽の力で現実世界を変えたい」といった発想は、ミュージシャンとしてはともべと立場を異にするものだと思いました。(あくまでミュージシャンの立場も人それぞれなので、他の生き方を否定しているわけでは決してございません!!誤解なきよう...)音楽の力で現実世界は何も変らなくとも、「心の中に光を灯せば、少しでも人を幸せにできる」が、ともべの信条。現世とは全く遊離して、精神世界のみで完全にクローズしてしまっているのが、ともべのミュージシャンとしての考え方です。
...てなワケで、今回のGacktさんのDVD、久々にあの「Gackt謙信」に酔いしれただけでなく、ミュージシャンとしてもナカナカ考えさせられる内容でした。当のGacktさんは、今度はブロードウェイ映画への出演が決定したとのこと。(なんでも「サムライ魂」の日本人役とか...)今後のご活躍も、メいっぱい期待したいですネ!!
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