2008年5月24日 (土)

Gackt謙信のDVD!!

20080524_1 写真わ先日リリースされた、GacktさんのDVD「天翔ける龍の如く」。昨年のNHK大河ドラマ「風林火山」で上杉謙信役を演じた、GacktさんのドキュメンタリーDVDです。

内容的にはドラマの中から上杉謙信のハイライト・シーンと、Gacktさんのロング・インタビュー、制作スタッフや共演者のインタビュー、撮影風景や裏話的映像で構成されています。正味60分ぐらい。Gacktさんの上杉謙信も昨年のハナシとなって、もうちょっとブームも過ぎ去ってしまった感わあるんだけれども、やっぱともべにとってわ「永遠のヒーロー」。だからこのDVDもとっても興味深く拝見しました。

内容的にウレシかったのわ、ドラマの中から上杉謙信の一番カッコ良い場面だけがハイライトで収録されている点で、これ1本だけでも昨年のともべの熱狂ぶりがまざまざとフラッシュ・バックして来ちゃいました。やっぱこの謙信わカッコいいっす!!(笑)あと、ドラマの中で1シーンたりとも謙信が「人を切る」シーンがなかったのをちょっとフシギに思っていたのデスが、これも謎がとけました。あくまで「意図的な設定」だったのデス。「乱世を治めるために、武田信玄に振るうひと太刀以外は、全て無駄な血」これが今回の謙信の信念。この正義、う~ん、カッコ良すぎっ!!

20080524_2あとGacktさんのロング・インタビューの中で、今回の上杉謙信役にまつわってGacktさんご自身の人生観も語られているんだけれども、ある意味共感し、あるいはミュージシャンとして「ここわ信念が違うなー」なんて、考えさせられる部分も多かったデス。このGacktさん、一見ナルシスティックな外見イメージが先行してしまうんだけれども、実わモノの考え方は相当「骨っぽい」です。

ストイックなライフ・スタイルでも有名なGacktさんなのですが、「他人から見れば随分辛いことと思われているようだけれども、自分はぜんぜん辛くない。自分はそんなに幸運に恵まれているわけでもないし、天才でもない。だから「欲しいもの全部」は手に入れられない。そんな自分が「本当に欲しいものだけ」手に入れようとしたならば、他のものは諦めなきゃいけない。」この人生観。ともべはここまで徹底はできないものの、生き方としては「似ている」と感じてしまうのデス。(ハタから見れば多分にバランス感を欠いた、ともべの生き様を見てくれれば判ると思いますが...(笑))

あと、「その瞬間、瞬間をベストに生きて、その結果「悔いのない人生」だったならば、自分は「笑って死ねる」」といったGacktさんの生死観。ともべも全く同感。いつもその瞬間、瞬間でベストを尽くして、「魂を燃焼させるような」生き方をして、いつか目標に向かって前のめりに倒れこむように命果てるならば、たとえ道半ばであったとしても、ともべの人生は「幸せであった」と思うのです。でもこのあたりはある意味、「ミュージシャン共通の」人生観なのカモ知れませんネ。

さらに「自分は音楽を通じてアジアを1つにまとめたいし、またたとえ自分にそれが成し遂げられなかったとしても、自分の生き様を通じて、若い世代がその後に続いてくれればそれで良いと思う」といったGacktさんの人生観。このあたりはともべとちょっと違うなって感じました。「自分の生き様を通じて、若い世代に繋げていきたい」この点は全く同感。ただし「アジアを1つにまとめたい」みたいな「音楽の力で現実世界を変えたい」といった発想は、ミュージシャンとしてはともべと立場を異にするものだと思いました。(あくまでミュージシャンの立場も人それぞれなので、他の生き方を否定しているわけでは決してございません!!誤解なきよう...)音楽の力で現実世界は何も変らなくとも、「心の中に光を灯せば、少しでも人を幸せにできる」が、ともべの信条。現世とは全く遊離して、精神世界のみで完全にクローズしてしまっているのが、ともべのミュージシャンとしての考え方です。

...てなワケで、今回のGacktさんのDVD、久々にあの「Gackt謙信」に酔いしれただけでなく、ミュージシャンとしてもナカナカ考えさせられる内容でした。当のGacktさんは、今度はブロードウェイ映画への出演が決定したとのこと。(なんでも「サムライ魂」の日本人役とか...)今後のご活躍も、メいっぱい期待したいですネ!!

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2008年3月23日 (日)

「風林火山」のDVDボックス!!

20080323_1 写真わ先日リリースされたNHK大河ドラマ「風林火山」のDVDボックス第2集。ともべ家にもHMVさんからようやく届きました。このDVDボックス、定価だと¥37,800もしちゃうんだけれど、HMVのWebサイトで予約したらキャンペーン割引で¥29,800で買えた。国内盤の新譜DVDなのに約¥8,000も割引になってしまうのだから、時代も変りましたねー...。

実わこの「風林火山」DVDボックス、1月にDVD7枚組みの第1集がリリースされていて、こっちはドラマの前半部分が収録されています。しかしながらともべ、あくまでこのドラマを観る目的わ「Gacktさん演じる上杉謙信」であるので(笑)、前半はボックスを買わずにバラ売りの第4巻のみを購入しました。ちょうどこの巻の「越後の龍」の回で上杉謙信(長尾景虎)が初登場するのデス。...で、それ以降の後半は、DVD6枚組みの当ボックス・セットを購入した次第。この21日の祝日から土日まで、ひたすらDVDお見続けました(笑)。うわー!!Gackt謙信カッコイー!!

20080323_2さらにDVD全体的にわ、上杉謙信が出てくるトコロだけをツマミ喰いで見ちゃったりもするんだけれど(笑)。さすがにラストの3回、第4回川中島の合戦だけは、ノーカットのぶっ続けで見ました。それぐらい見ごたえのある、劇的なドラマのクライマックスです。お話の展開も手に汗握ることながら、長野県で行われたと聞くロケーションの規模もとにかくスゴいっ!!これだけ大軍勢入り乱れての合戦シーンって、最近の時代劇ではなかなか見れないんではないんですかねぇー...。配役・キャストも超豪華だし、昨年のNHKのこのドラマへの入れ込みようが良く判ります。(もちろん、おカネのかかりかたも含めてネ...(笑))

一応ドラマでは内野聖陽演じる山本勘助が主役、市川亀治郎演じる武田信玄が準主役なんだけれども、ともべドラマや映画わあんま観ないので詳しいコトは良く判んないんですが、それでもこの2人の演技はホントーに素晴らしいと思いました。登場人物の「心のヒダ」までがヒシヒシと伝わってくるよーな、名演です。...で、この名役者2人を相手に廻して、役者経験はそれほどでもない(過去に主役が1作ぐらいとか...)Gacktさんが、見事3人目の主役を演じ切っているのだから、やっぱスゴいと思いますねー。彼の演じる「狂気をたたえた美しき武将・謙信」は、ともべの心がカッチリとつかんで離しませんでした。

20080323_3あと、ドラマの中では武田軍と上杉軍が丁度好対照な位置関係なんだけれども、武田が「火」なら上杉は「水」、あるいは「太陽」と「月」、「陸」と「海」。武田信玄の甲冑が「赤」なら、上杉謙信の甲冑は「青」。この両者の対比がドラマをさらに盛り立てていたよーに思います。でもどうやら、この上杉謙信をあえて美麗に仕立てることによって、両者の対比でお互いが際立つよーに設定する演出は、Gacktさんのアイディアだったらしーです。(当ドラマのムック本のインタビューに出ていた...)だからGacktさんは上杉謙信の「麗しさ」には、徹底的にコダわったとのこと。このもくろみ、見事に的を得た結果となったのですから、やっぱGacktさんの感性ってスゴいと思いますねぇー...。いかに内野聖陽や市川亀治郎が名役者とはいえども、あのGackt謙信がいなかったら、ゼッタイにここまで際立たなかったでしょーから...。

...てなワケでこの「風林火山」のDVDボックス、ともべ家でわもー「永久保存版!!」(笑)な一箱なのデス。これから先も、道に迷ったときに、いにしえの武将の勇姿に勇気付けられる...そんな宝物になりそー。

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